オーバーロード 新参プレイヤーの冒険譚   作:Esche

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(12)会合

 カラリと晴れた青空には雲一つなく、差し込んでくる眩しいほどの朝日に思わずと目を細める。

 朝市には威勢の良い客引きの声が上がり、荷台を満載にした馬車や商会の小間使いたちが忙しなく大通りを行き交っていた。

 今朝の城塞都市〈エ・ランテル〉の街並みを見回してみれば、帝都〈アーウィンタール〉の活況にも劣らないほどだろう。

 そうした雑踏を楽しみながら、ユンゲは同行者のリンダとともに冒険者組合へと歩いていく。

 昨日、受付嬢から伝え聞いたアンデッド討伐戦の会合に参加するためであった。

 冒険者組合が用意できる会議室の都合上、各チームからの参加は二名までという指定を受け、その時間はキーファとマリーに居残りを頼んでいる。

 誰が参加するべきかと頭を悩ませていたユンゲではあったが、あっさりと受け入れてくれた二人に聞けば、何かやりたいことがあったらしい。

 ふと思い返せば、帝都で出会ってから行動をともにしてきた中で、彼女たちには“自分の時間”を持つ余裕がなかったのだろう。

 仮にもチームリーダーとしては反省すること頻りであり、転移前の世界を含めた自身の経験の乏しさを情けなく思うばかりだった。

「……やっぱり、俺には荷が重そうだな」

 傍らを歩いてい?リンダの耳には届かないくらいのぼやきが、通りの喧騒に溶けていく。

 気遣いや気配りのできる人間にならなければと思いつつも、まだまだ道程は遠いのだろう。

 そうした取り止めのない考えを巡らせていると、いつの間にか冒険者組合の前に辿り着いていた。

 小さくかぶりを振ったユンゲは扉に手を伸ばしかけるが――、不意に扉は内側から開かれる。

 

「――っ、すみません」

 慌てて身を引くと、ゆらりと赤毛の女性が転がるように飛び出してきた。

 支えを求めるような覚束ない足取りはどこか亡霊のようであり、視点の定まらない虚ろな眼差しが僅かにこちらを見据えながらも、何の反応も示されないままに横合いを通り抜けていった。

「あれ? 今の赤毛の女性は……」

「お知り合いでしたか?」

「いや、前に見かけたことがあった気がしたんだけど……印象が違い過ぎて自信がないな」

 不思議そうに小首を傾げるリンダの問いに、ユンゲは曖昧な答えしか返せなかった。

 エ・ランテルで冒険者登録を行い、最初に訪れた場末の酒場において、破損したポーションの一件から“漆黒”の二人に食って掛かっていた女冒険者。

 そうした姿には覚えがあるものの、あのときの強気な様子が欠片もなく確証を持てなかったのだ。

 

「あら……ユンゲさんに、リンダさん。おはようございます!」

 去っていく女性の後ろ姿を目で追っていたユンゲが建物内からの呼びかけに振り返れば、いつもの穏やかな笑顔を浮かべて、馴染みの受付嬢がさらさらと手を振ってくれていた。

「おはようございます」と挨拶を返しながら、ユンゲはリンダとともに受付カウンターへと歩み寄る。

「――朝早くからお呼び立てして申し訳ございません。会合にはまだ少し時間がございますが、会議室の方へご案内いたしましょうか?」

 気安い振る舞いと仕事での畏まった姿勢を場面で使い分ける受付嬢は、学ぶべき気配りの良い手本になるだろうか。

 当然ながら会合に参加するために冒険者組合を訪れているので、こちらに断る理由はない。

 そうして、受付嬢の案内で会議室へと向かいなが

ら、ふと先ほどの擦れ違った女性について尋ねてみれば、「この業界では珍しくもないのですが……」と前置きに表情が曇り、重い言葉が続いた。

 依頼の最中に彼女一人だけを残してチームが全滅してしまい、精神を病んだことで冒険者稼業に見切りをつけ、辺境の開拓村へと移住するらしい。

「……そうでしたか。不躾なことを聞いてしまい、申し訳ございません」

「いえ、お気になさらないでください。冒険者の仕事は過酷ですが、絶対に欠かせない大切な役回りです。道半ばで諦めざるを得なかった方たちのためにも、ユンゲさんたちには頑張って頂かないといけませんし……あっ、でも危険なときには絶対に無理をしないでくださいね!」

 気丈に振る舞いながらも、どこか震えるような声音に後悔の色は隠し切れない。

 冒険者への依頼を仲介するという受付嬢としての職業柄、責任を感じてしまうのかも知れない。

「――ええ、肝に銘じます。まだまだ世界を見て回りたいですし、美味い料理や最高の酒もたらふく味わいたいですからね」

 少しばかり冗談めかせた口調で告げ、ユンゲは小さく肩を竦めてみせた。

「ふふっ、よろしくお願いしますね。――さて、会議室はこちらになります。始まるまで暫くお待ちいただけますか。お飲み物も用意しておりますので、中で控えている者にお声がけください」

 

 

 優雅な一礼をもって踵を返した受付嬢を見送り、ユンゲはリンダと軽く目配せをしてから会議室へと踏み込んだ。

 ピリッと張り詰めたような空気は、決して気のせいではなかっただろう。

 どれくらいの冒険者が参加するのかは分からないが、それほど狭くはない会議室の中で、座席の半数は既に埋まっている様子だった。

 如何にも腕自慢といった感じの筋骨隆々な戦士や理知的な豊かな髭を蓄えた魔法詠唱者、猫のようにしなやかな痩身の男は軽戦士か斥候だろうか。

 冒険者組合で何度か見かけた顔もあったが、積極的な交流をしていないので、名前も分からない同業者たちの視線はどことなく冷たい感じがする。

 こちらの首元を一瞥し、銀級〈シルバー〉の冒険者プレートを見て取れば、あからさまに不満を浮かべてみせる者の姿もいた。

 この場に集められた顔触れの中に、こちらを監視していた相手が含まれている可能性もあるのか。

 警戒を怠ることはできないものの、現状で何かを仕掛けてくるとも考えにくいだろう。

「――あちらの席にしましょうか?」

「ああ、そうだな」

 居心地の悪さを感じているのかも知れないが、気にしない素振りで勧めてくれたリンダに倣い、ユンゲは会議室端の座席に腰を下ろす。

 何の気なしに視線を巡らせてみれば、鉄級〈アイアン〉から金級〈ゴールド〉、白金級〈プラチナ〉と幅広いランクの冒険者が集められているらしい。

「前の方に座られている方は、ミスリルですね」

 リンダの言葉に目を向けると、髪を短く刈り上げた細面の男が、何人かの冒険者に囲まれながら談笑している姿が見える。

 トブの大森林で出会ったモックナックの率いている“虹”がミスリル級のチームであったはずが、あのときには見かけていない顔だ。

「――結構な戦力を集めているのかな?」

「そのようですね。カッツェ平野のアンデッド討伐は、本来は啀み合っているリ・エスティーゼ王国とバハルス帝国が協力で行っているほどなので、国家の一大事業となるのでしょう」

「人間同士で争ってたら、アンデッドにやられました……じゃあ、余りにも情けないもんな――っと、あれはモックナックさんか」

 会議室の入り口に現れた大柄な男――くすんだ金髪をオールバックに固めたモックナックが、他の冒険者たちからの挨拶を受けながら前方の座席へと歩いていく姿が目に止まる。

(一応、挨拶しとくべきか? でも、このアウェーな雰囲気の中で声かけるのも悪いか……)

 ユンゲが逡巡していると、相手の方が先に気付いてしまったらしい。

 

「やぁ、ユンゲ君。君たちも参加するのかね?」

「はい、組合長からお話をいただきましたので。ご無沙汰しております、モックナックさん」

 咄嗟に立ち上がり、やや焦りつつも会釈を返す。

「そう畏まらずとも構わないよ。まだ会合まで時間もあるだろうから気楽にしてくれ。今日はあの可愛いらしいお嬢さんは一緒じゃないのかね?」

「彼女には宿で待ってもらっています。あぁ、こちらはチーム仲間のリンダです」

「ふむ、よろしく頼むよ。“虹”のリーダーを務めているモックナックだ」

「お初にお目にかかります。こちらこそよろしくお願いいたしますね、モックナック殿」

 柔らかな物腰で軽い挨拶を交わし、リンダとモックナックが笑みを浮かべ合った。

「ところで、今回の会合が急に開かれることになった理由は知っているかな?」

「いえ、存じませんが……」

「情報収集は大切だよ。常に情報網を広く張っておくことを心掛けるようにすると良い」

「そのようですね。ご助言、感謝します」

「まぁ、年配者の小言だね。軽く聞き流してくれて問題ないよ」

 驕ることなく朗らかな笑みをくれるモックナックは、本当に人柄が良いのだろう。

「モックナックさんは何かご存知なのですか?」

「そうだね、とりあえずは組合長が来てからの話なんだが、今回のアンデッド討伐は例年よりも厳しいものになりそうだということだよ。事前の調査に赴いた冒険者に寄れば、かなりの数のアンデッドが確認されているらしい」

 この世界では低位のアンデッドが集まることで、より強力なアンデッドが生まれやすくなるという性質を踏まえれば、渋面となったモックナックの気持ちも否応なく理解できる。

 ユンゲだけであれば低位のアンデッドに不覚を取ることもないだろうが、リンダたちの実力を思うと不安を拭い切れない面があった。

(……それに、あの吸血鬼みたいなとんでもない強さっぽいのもいるしな)

「……無理はしないように、か」

 先ほどの受付嬢に言われた言葉の重みが、改めてユンゲの心の内に働きかけてくる。

 何とはなしにリンダへと視線を移したところで、その背後の扉から冒険者組合の長であるプルトン・アインザックが姿を見せた。

「――ともかく、君たちには期待してるよ。お互いに健闘しよう!」

 アインザックが現れたのならば、雑談もここまでということだろう。

 モックナックがそう言葉を締め括り、快活な笑い声とともに前の座席に歩いていく。

 談笑していた他の冒険者たちも、それぞれの席に着いていく。

 好々爺然とした以前の印象とも異なり、威厳に溢れた様子で向かいの席に腰かけたアインザックは、参集した冒険者たちの顔触れを眺めてからおもむろに口を開いた。

「……まだ、全員が集まっていないようだ。申し訳ないが、もう暫く待ってもらえるかね」

 アインザックの意外な言葉を受け、ざわつきかけた冒険者たちが何かに気付いたように声を抑えるのが分かった。

 会合の場では議長がやって来るのは最後というのが相場のはずなので、少し違和感がある。

 誰もが息を潜めたように待つこと数分、ユンゲの抱いた疑問の答え――、

 

「お待たせしてしまい、誠に申し訳ございません」

 

 絢爛華麗な漆黒の鎧に身を包んだ戦士と名匠の手によって生み出された彫像のような黒髪の美姫は、板についた謝罪の言葉とともに会議室へと現れた。

 

 *

 

「――では、以上でアンデッド討伐に関する協議を終える。かなりの困難が予想されるので、各チームで準備を万端に整えて参集してくれ」

 アインザックの力強い宣言により会合が終わるや否や、エ・ランテルで唯一のアダマンタイト級冒険者チームである“漆黒”と挨拶をしたがる冒険者が殺到した。

 会議室を縦横に使って列をなす冒険者を前に、モモンは嫌な顔一つ見せることなく――面頬付きの兜をかぶったままなので表情を窺うことなどできないのだが――快く握手に応じている。

 一方で、モモンの背後に控えるナーベは冒険者の列に一切構うことなく、視線は一点――モモンの横顔の辺りに固定されている。

 取り付く島もないとはこのことだが、そこに嫌味な感じはなくそうすることが自然であるような印象すら受ける。

 挨拶を終えた冒険者たちは一様に目を輝かせて、にやけ顔がこぼれて止まない様子だ。

 憧れのスポーツ選手と対面するようなイメージなのかも知れないが、恥も外聞もないように相好を崩している様は、少しばかり依頼者などには見せられない表情に思えてしまう。

「しかし、どうするかな……」

 ユンゲとしては、モモンが追っているという吸血鬼の片割れや魔法の位階といった情報を聞いてみたいところだったが、この状況で長々と話し込んでしまうのは流石に迷惑だろう。

 驚くほどに紳士的なモモンの対応を見ていると無下にされることもないように思えたが、今のユンゲはシルバー級の冒険者に過ぎないことを鑑みれば、この場は挨拶くらいに留めてアンデッド討伐で顔を売ってからが望ましいのかも知れない。

 待機列がかなりの長さになっていることもあり、この後から最後尾に並んだのではキーファとマリーを長らく待たせうことも気掛かりだった。

「一旦、宿に戻って二人と合流しようか……」とリンダを振り返って口にしたとき、不意に強烈な視線を感じてユンゲの背がぴくりと跳ねる。

 

 再び視線をモモンの方へと戻せば、黒曜石のような輝きを放つ切れ長の瞳に迎えられた。

 珠のように白く張りのある肌も、後ろ手にまとめた艶やかな黒髪が歩みに合わせて軽やかに揺れる様も、古美術商に並ぶ著名な絵画の題材になっていそうな光景だ。

 神に見初められた天の使いのような“美姫”ナーベが、居並ぶ冒険者たちの視線を一顧だにすることもなく、コツコツと長靴の音を響かせながらこちらに向かってくる。

 圧倒的な美しさを目の前にすると、何故かひれ伏してしまいたくなるような怖気に襲われ、意思とは無関係にユンゲの喉が唾を呑み込む。

「質問に答えなさい。下等生物〈あぶ〉、その装備はどこで手に入れた?」

「――っ、え?」

 美人は声まで美人なんですね、などと阿呆な返答をする余裕もない。

 唐突な質問の意図がつかめずにユンゲは、思わずと素っ頓狂な声を上げてしまった。

「――っち、もう一度訊く。それほどの装備をどこで手に入れたの?」

 軽い舌打ちとともにナーベの顔がずいっとユンゲの間近まで迫り、再び質問が投げかけられる。

「ん、あぁ……これは知人から譲り受けたものですよ。このマントは自前ですけどね」

 無地のマントをばさりと払いつつ、ユンゲは軽く肩を竦めてみせた。

 同僚からもらったユンゲの装備は聖遺物級のはずなので、この世界の基準に照らすのであれば、シルバー級の冒険者には過ぎた代物だろう。

 これまで特に指摘されたこともなかったが、そうした目利きがあっさりとできる当たり、アダマンタイト級の肩書きは伊達ではないのだろう。

「その知人とやらはどこ?」

 何とも不躾な詰問の仕方ではあったが、不快な印象は受けない。

 この女性には、不思議とこうした高慢な物言いの方が似合っているような気さえしてくるのだから、美人は得ということなのだろう。

「さぁ、どこにいるんでしょうね」

 ナーベに好感を持ちつつあるユンゲだったが、続く質問に答えることはできない。

 普通に考えれば現実の世界で変わらない暮らしをしているのだろうが、真面目に返答したところで頭のおかしい奴としか思われないだろう。

 ユンゲがこの世界にいる、という現状こそが既に意味不明な出来事なのだ。

(――というか、本当に何で俺はこの世界にいるんだろうな。ユグドラシルのサービス終了のタイミングまでサーバーに参加してたくらいしか、考えられないけど……あれ?)

「私を莫迦にしているの?」

 一瞬、ユンゲの思考に浮かびかけた疑念が、ナーベの絶対零度の言葉によって霧散してしまう。

「あぁ、失礼。ブラブラといい加減な奴なので、私も今どこにいるかは知らないんですよ。――まぁ、お互いに生き延びていれば、どこかで出会うこともあるでしょうか」

 いい加減な奴には間違いないので、完全な嘘でもないと心の内で言い訳を重ねつつ、同僚には申し訳ないが濡れ衣を被ってもらおう。

 ナーベからユンゲに向けられる視線に含まれた侮蔑や不快の色が、一層と濃くなっている気さえするのだが、こればかりは諦めるしかないだろう。

 しかし、美人に見つめられるというのは男として喜ばしいことのはずなのだが、凍てつくような眼差しの睨みに晒されている状況は、正直なところ勘弁してほしい。

 以前にも酒場で酔漢たちに向けていたときにも覚えた、捕食者に迫られているような感覚にユンゲの背筋を嫌な汗が伝っていく。

 

 救いを求めてユンゲが目線を彷徨わせれば、次々と握手に応じていたモモンと兜の細いスリット越しに目があった気がした。

 ユンゲの窮状を一瞬で把握したのか、「済まないね、少し待ってもらえるかな」と順番を待つ冒険者たちに詫びをしながらこちらに向かってくる。

「ナーベ、無理な質問であまり彼を困らせるんじゃないぞ」

「はっ、申し訳ございません」

 モモンの一言で張り詰めていた空気が弛緩し、背筋を寒からしめていた怖気もすっかり消えた。

 こちらに一切構うこともなくモモンに向けて頭を下げるナーベの姿を見遣れば、謝罪するのなら俺に向けてじゃないのか、などと思いを抱きつつもユンゲは口に出すことはしない。

「――やぁ、連れが失礼をしたね。気を悪くしないでもらえると有り難い」

 モモンはこちらを気遣うような仕草で、ナーベに何事かを言いたげな素振りを見せるが、その必要はないとユンゲは先に手で制しておく。

「いえ、問題ありません。この装備が私には過ぎたものであることは自覚しておりますので……」

「いやいや、なかなかに素晴らしいお力をお持ちのようだ。同じ依頼を受けた者同士、良い成果を得られるように、お互いが最善を尽くしましょう」

「最高位の冒険者の方からそのようなお言葉をいただけるとは光栄です。非才の身ですが、微力を尽くさせていただきます」

 短い遣り取りだが、モモンは評判通りの優れた人物であることを窺い知れた。

 同時に何となくモモンが苦労人であるような気配に、漠然と上手くやれそうな気がしてくる。

「失礼、遅くなってしまったが貴方の名前を伺っても良いかな?」

「ユンゲ・ブレッターと申します。以後よろしくお願いいたしますね、モモンさん」

 

 




-アンデッド師団の討伐について-
原作では“漆黒”の偉業として一言で片付けられているため、内容は独自解釈になっています。

・アインズ様は移動手段として転移魔法が使用できるので、カッツェ平野をわざわざ通る理由がなく、突発的な遭遇戦ではなさそう。
・この時点におけるモモンの役割は、情報収集と冒険者の報酬を得ることにあり、依頼を受けて討伐戦に赴いたと考えるのが妥当か。
・師団(数千体以上)と称されるアンデッドの大群を相手に、冒険者組合が“漆黒”だけを派遣する判断は、リスクを考慮すると難しいのでは?
 →モモンが他の冒険者を断る可能性はあるかも。

 ……といった観点から、王都でのヤルダバオト戦のように複数の冒険者が雇われており、その中核を担ったチームが“漆黒”なのだろうと解釈していますので、ご留意ください。
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