オーバーロード 新参プレイヤーの冒険譚   作:Esche

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久しぶりの別キャラ視点ですが、原作キャラの心理描写は緊張しますね。

今回は、頭文字“M”つながりで、モックナックとアインズ(モモンガ)様にご登場いただきました。
言動等に違和感がなければ良いのですが……。


(Side-M)羨望

 ――骨の竜〈スケリトル・ドラゴン〉だ!

 不意の叫び声を耳にした瞬間、モックナックの身体は駆け出している。

 事前の調査でも確認された魔法への“絶対耐性”を持つ強力な不死者〈アンデッド〉であり、遭遇した場合は指揮役となるミスリル級の冒険者チームを中心として、対処する方針が取り決められている高難度のモンスターであった。

「くそったれ、こんなときにっ!」

 自身の背後からチームの仲間が続いていることを確認しつつ、モックナックは悪態を吐き捨てる。

 ――今回の討伐依頼で足を踏み入れることになったカッツェ平野は、異常事態に見舞われていた。

 薄霧の奥から無限に湧き出してくるほどの膨大な数もさることながら、モンスターであるはずの動死体〈ゾンビ〉や骸骨〈スケルトン〉の群れが、まるで統率された軍隊のように連携して攻められる状況は前例になく、想定すらされていなかったのだ。

 戦いの中で形勢不利を判断したモックナックは、指揮下のチームに向けて『一時撤退』の指示を伝えていたものの、難敵の出現に事情が変わった。

「戦士職を集めたい、頼めるか?」

 モックナックの呼びかけに応じて、「了解した」と小さく頷いてみせた仲間の魔法詠唱者が、踵を返して素早く走り去っていく。

 魔力系の魔法詠唱者では、スケリトル・ドラゴンと対峙しても対抗手段がないのだ。

「……また、ズーラーノーンなのか?」

 脳裡を過ぎる疑問――先日の共同墓地において、未曾有のアンデッド騒動を引き起こした悪の秘密結社が、今回の異常事態にも関わっている可能性は高いように思われた。

 都市上層部の隠蔽もままならず、モックナックが得ている情報では“漆黒”によって討たれたはずの首謀者二名の遺体が、安置所から秘密裏に運び出されてしまったともされている。

 そうして、ふと思い返した“漆黒”という単語に、どうしても胸の内から込み上げる感情があった。

 

 リ・エスティーゼ王国の南東部に位置する国王の直轄地、城塞都市〈エ・ランテル〉。

 戦時の軍事拠点として、また他国との国境に隣接する立地から交易の要衝として、長年に渡る発展を遂げてきた大都市には、商人や冒険者を始めとする多くの人々が集まり賑わっている。

 この街に生まれ育ったモックナックは、そうした様々な人間の生き方に触れながら過ごしてきた。

 ――ある晴れた日の昼下がり、街角で見かけた吟遊詩人〈バード〉が朗々と唄い上げる古の英雄譚に魅せられ、一振りの剣を手に取った。

 憧れを抱いて冒険者を志したのは、もう十年以上も過去の思い出になるのかも知れない。

 先輩冒険者の荷運び〈ポーター〉を始めとして、モックナックは地道に実績を重ねていった。

 様々な困難を経験しながらも、初めて自らの手で小鬼〈ゴブリン〉を打ち倒したときの記憶は、特に感慨深いものがある。

 しかし、自身が英雄の器でないことを自覚するまでに、それほどの時間は必要とならなかった。

 モックナックには圧倒的な身体能力もなければ、類い稀な魔法の才能もなかったのだ。

 それでも、努力を惜しむことなく邁進すると気の合う仲間たちにも恵まれて、チーム“虹”を結成することができた。

 モックナックに何か他人よりも優れた点があったとすれば、それは情報を分析する能力だった。

 自身やチームの力量を見極めつつ、置かれた状況に照らし合わせ、常に適切な選択と行動を取り続けること――その到達点が、エ・ランテル冒険者組合での最高位となるミスリル級の肩書きであった。

 

 一廉の地位に安住したつもりはなかったのだが、どこかで満足感を覚えてしまったのだろうか。

 モックナックと同じくミスリル級の冒険者チームのリーダーとして鳴らしていた男――“クラルグラ”のイグヴァルジ――の、どこか傲慢な自信を漲らせている横顔が思い出された。

 しかしながら、上には上がいるのだ。

 そうした当たり前の事実をはっきりと見せつけられたことは、記憶にも新しい。

 冒険者組合に登録して間もない男女二人組のチーム“漆黒”が、自分たちと同じ地位に並び、瞬く間に遥かな高みへと駆け上っていった出来事だ。

 エ・ランテル共同墓地でのアンデッド騒動の鎮圧に続き、彼らの飛躍の要因となった第三位階の魔法すら行使するという強大な吸血鬼〈ヴァンパイア〉の討伐は、間違いなくアダマンタイト級の英雄として讃えられるべきほどの偉業であった。

 組合長のアインザックに呼ばれはしたものの、その戦場跡を自らの目で確かめたいと考えたのは何故だったのだろうか。

 おそらくは、つまらない嫉妬心と僅かばかりの自己保身――都市最高位の冒険者チーム“虹”のモックナックとして重ねてきた功績が、霞んでしまうことを怖れたのかも知れない。

 そうして、踏み入ったトブの大森林で目撃することになったのは、超常の力で抉り取られた大地と焼け爛れた断崖によって隔てられた絶死の光景。

 その凄まじい神話世界の戦場跡を前にして、モックナックは何を考えていたのだろうか。

 古の英雄譚に謳われるほどの存在を知ったとき、何をするべきだったのだろうか。

 あの日――同じ場所に立ち、同じ景色を目の前にした若者たちは、何を感じていたのだろうか。

 

 振り下ろされた前脚の一撃を辛うじて避け、モックナックは戦槌を横薙ぎに振るう。

 長柄を掴んだ両腕が痛みに軋むほどの全力を込めた剛撃――それでも、巌のようなスケリトル・ドラゴンの巨躯を揺るがせない。

「――くっ、こいつは手強いぞ!」

 仲間に向けて注意喚起の檄を飛ばしつつ、モックナックは額に浮かぶ汗を拭う。

 以前に対峙してきたスケリトル・ドラゴンとは、比較にならないほどの強さを肌で感じていた。

 目前で吼える竜を模したアンデッドは規格外の存在であり、一瞬でも気を抜いたのなら、容易く踏み潰されて戦線離脱を避けられないだろう。

 しかし、生命の危機を感じるほどの事態に直面しながらも、思わずと頬が緩んでしまうのだ。

「……あれが、英雄となる者か」

 感嘆とも呻きともつかない言葉が、無意識にモックナックの口端からこぼれていた。

 巻き上げられる砂埃は、視界を覆い尽くさんばかり――巨木のような前脚を砕かれ、大地を揺るがす衝撃とともに倒れ伏したスケリトル・ドラゴンの巨躯。更に振るわれた竜巻の如き斬撃が、凄まじい轟音を響かせながら骨の骸を両断していた。

 ミスリル級の戦士であるモックナックの動体視力をして、霞のような残像を捉えることしかできない鮮烈な翡翠色の軌跡――どこか頼りなさそうにも見えた半森妖精〈ハーフエルフ〉の青年が、薄霧に覆われたカッツェの戦場を縦横無尽に駆け回り、次々とアンデッドの虚竜を薙ぎ払っていく。

 まさしく幼少の時分に魅せられた英雄譚の一節を具現化した光景を前にすれば、モックナックは内心の興奮を抑え切ることができなかった。

「……脇役に過ぎないとしても、せめて格好良く描いて欲しいものだな」

 無数のアンデッドに包囲される、あまりにも絶望的な戦いへと赴いてしまった後悔はない。

 モックナックの眼前では、後の世に語られるであろう“英雄譚”が紡がれていくのだ。

 長らくと抱え込んでしまっていた“何か”が、ふと少しだけ軽くなる思いがした。

 エ・ランテル冒険者組合における最高位という肩書きを失っても、上位冒険者であるモックナックには求められる役割がある。

 先達者として後輩を導くのは当然の務めであり、人々の暮らしを守るためには脅威となるモンスターを討伐する依頼も欠かせない。

 御伽話として語られるような華々しい活躍ではないが、それらもまた一つの大切な役割だろう。

「――さぁ、踏ん張れっ! 新人にばっかり、良い恰好させてらんねーぞ!」

 カッツェ平野に響き渡るほどの大声を張り上げて仲間を鼓舞し、モックナックは再び戦槌を振り上げながら駆け出した。

 

 *

 

「ふむ……なるほど、“翠の旋風〈みどりのかぜ〉”を名乗ったのか」

『――はい。また、今回の功績により金級〈ゴールド〉への昇格が決定したようです』

 ナザリック地下大墳墓第九階層内の一室、頭の中で響いたナーベラルの澄んだ声に応じて、アインズは正面に据えられた鏡へと視線を向ける。

 直径一メートルほどの鏡の中に映っている像は、死の支配者〈オーバーロード〉として骸骨の身体となった自身の顔ではない。

 遠く離れた場所を映し出す鏡――遠隔視の鏡〈ミラー・オブ・リモート・ビューイング〉は、ユグドラシルにおいて“微妙系”に数えられていたものの、この異世界に転移してからは非常に有益なアイテムとして活用されている。

 瀟洒な額縁に飾られ、活況な酒場の風景を描いた一枚の絵画のような鏡面を良く見れば、映し出された上機嫌な酔客や忙しなく動き回っている給仕たちの姿が、静止画でないことを教えてくれる。

 持ち上げた手を鏡に向けてゆっくりと右に動かしてみれば、鏡の中の光景もアインズの操作する動きに合わせてスライドされていき、取り分けて騒がしい酒場の一画へと向けられた。

 テーブルの上に所狭しと並べられた数々の料理を前にして、満面の笑みを浮かべながら酒杯を打ち合わせている四人組の冒険者チーム。

「……金級程度に収まる実力ではないな」

 

 事前に行われた冒険者組合での会合において、思いがけない事態に遭遇したことで計画の一部を変更したが、先のカッツェ平野でのアンデッドの討伐戦は、本来であれば“漆黒”の最高位冒険者として名声を盤石とするための一つの策であった。

 他の現地冒険者たちの実力を少しばかり見誤ってしまい、調子に乗って準備し過ぎていたアンデッドの群れが溢れ、カッツェ平野からエ・ランテル方面へと流れ込んだのは偶然ながらも、結果的に『アンデッド師団の討伐』として偉業の一つに数えられるようになったので、問題はなかった。

 そうであれば、今回の作戦は概ねで成功だったと判断できるはずだ。

 そして、そのアンデッドとの戦いにおいて“漆黒”に次ぐ評判を得た冒険者が、アインズの見つめる鏡の向こうで瞬く間に大皿の料理を平らげていく。

 緑を基調とした聖遺物級にも匹敵すると思われる装備に、この世界では一流の魔法詠唱者として称される基準になる第三位階魔法まで使いこなすという稀有なハーフエルフの青年剣士。

 もっとも、使用可能な魔法は冒険者登録をしたときの自己申告に過ぎない。

 本来は第八位階魔法を扱えるナーベラルが、第三位階魔法の使い手である“ナーベ”として登録しているように、過少申告している可能性もあるだろう。

 情報通りにエルフの血を引いているのならば、その年齢も外見からは判断できない。

(まだまだ分からないことばかりだけど……)

 やはり現地の基準からは逸脱した強さに、神話や英雄譚として謳われていた“プレイヤー”と推察される異質な影が脳裡を散らついて離れない。

(そして、シャルティアを洗脳した何者かの存在)

 この冒険者が先日の悪夢のような出来事に関係しているのか、現状では判断する材料がない。

 それでも、かけがえのない仲間たちが残してくれた“忘れ形見”であるNPCをアインズが自らの手で殺さなくてはいけなかったのだ。

 アンデッドの特性による精神抑制が働いてくれなければ、どうなっていたのかも分からない。

 激情のままに周囲へと当たり散らす真似は流石に自重するつもりではあるが、ふと思い返したときは未だに冷静ではいられず、辛うじて抑制が働かない程度の沸々とした怒りを覚えてしまうほどだ。

『……あの、アインズ様?』

「ん? すまない、少し考え込んでいたようだ」

 僅かな怯えを孕んだナーベラルの声音に、アインズは脱線しかけていた意識を集中する。

 先ほどから〈メッセージ/伝言〉を繋いだままにしていたので、相手に怒りの感情が伝わってしまったのかも知れない。

『――っ、お考えを中断させてしまい、誠に申し訳ございません』

「良い、謝罪は不要だ。……どうした?」

『はい、先のハーフエルフとは別件なのですが、冒険者組合より“漆黒”を指名する依頼が入っております。依頼主はリ・エスティーゼ王国の貴族であり、儀式のために次期領主の護衛を、とのことです』

「なるほど、了解した。こちらでの仕事が終わり次第、私もエ・ランテルに戻るとしよう」

 居住まいを正すようにナーベラルが『畏まりました』と律儀な言葉を返したところで、〈伝言〉による通信は途切れた。

 ――転移前の世界の会社員が電話越しにしていたように、向こう側で頭を下げていたりするのだろうか、などと無意味な疑問が浮かぶ。

 エ・ランテルに滞在しているナーベラルには、八肢刀の暗殺蟲〈エイトエッジ・アサシン〉を護衛としてつけており、万一の事態には撤退を優先するように厳命しているが、油断は大敵だろう。

 これ以上の犠牲には堪えられそうもないので、早めに合流したい――が、チラリと視線を下に向ければ、執務机には責任者であるアインズの決裁を待つ書類が山積みになっている。

 内容は事前にアルベドが精査をしているので、右から左へと流しても問題は起きないだろう。

 ――以前、そう考えたアインズが次々に承認の判を押していったところ、処理能力の速さに驚愕したアルベドから、またも誤解による過大評価を受ける羽目になってしまったので、今では適度な時間をかけて決裁を行うようにしていた。

 こちらの意図とは異なり、際限なく上昇していくNPCからの尊敬とも、崇拝ともつかない忠誠心の篤さに、アインズはないはずの胃が痛むような幻覚を抱えるのだった。

 

 やや現実逃避にも似た気持ちから、アインズは再び遠隔視の鏡へと意識を向ける。

 この宴席は“翠の旋風”が昇格したことの祝いの場ということなのか、給仕の娘が次々と追加の料理や酒の注文を運んでいく様子が目に映る。

(そうだとしても、何の対策も施していないのは、どういうことなんだ? 警戒心が薄いのか……或いは、何か別の狙いがあるのか?)

 指定したポイントを映し出すことができれば、ユグドラシルで横行したPKやPKKへの対策としても効果を発揮できたはずの遠隔視の鏡が“微妙系”とされていた原因は明らかだ。

 低位の対情報系魔法程度で簡単に隠蔽され、更には攻性防壁による反撃を受けやすいとなれば、使い勝手が悪いと評価されるのも当然だった。

 しかし、裏を返せばプレイヤーの多くは、そうした探知対策を常に取っていたということになる。

 人間種のハーフエルフであれば、アインズのような異形種ほどには、執拗なPKを狙われることもなかったのだろうが、程度の差であっても警戒が過ぎるということはないはずなのだ。

(わざわざアルベドを介して、ニグレドに監視の準備をさせたんだけどなぁ……)

 ナザリックにおけるNPCの中でも、情報収集などの調査系能力に特化した職業構成のニグレドであれば、相当な上位のプレイヤーが相手であっても情報戦で後れを取ることはないと判断しての指示は、良くも悪くも杞憂になってしまった。

 そうした事実が、却ってアインズの思考を混乱させる要因となっていた。

(本当にプレイヤーなら、探知対策を怠るなんてことがあり得るのか? でも、あのポーションはユグドラシル産のアイテムで間違いないはず……)

 カッツェ平野におけるスケリトル・ドラゴン――対象の実力を確かめるためにアインズが自らの手で召喚し、少しばかりの強化魔法も施した――との連戦の最中、このハーフエルフが取り出してみせたのは、“青色”ではなく“赤色”のポーションだった。

 自身の苦い記憶とともにあるが、この世界における赤色のポーション“神の血”とも呼ばれ、現地の技術では製造できないことが分かっている。

(……森妖精〈エルフ〉には、その製法が伝わっている可能性もあるのか?)

 エルフの住まう土地は、南方のスレイン法国よりも更に遠方に広がる森林地帯とされているが、現状では調査の手も及んでいない。

 連れている三人のエルフたちにしても、それぞれが衆目を惹く容姿をしてはいるものの、やはり特筆するほどの実力を持っている様子が確認できないために、一層と判断を悩ませてしまう。

 仮にも現地のエルフであるとすれば、チームの弱点になりそうな相手と組むことに、どのような意図やメリットがあるというのだろうか。

(……いや、このまま考えていても仕方がない。無理な接触は避けつつ、監視を続けるか)

 問題を先送りにしたアインズは、執務机に積まれた書類を手に取り、思案深げに視線を巡らせる。

 内容を吟味している訳でもないので、この行為に意味はないのだが、アインズ当番のメイドが室内に控えている状況では、絶対の支配者に相応しい振る舞いを崩すこともできない。

(――しかし、コイツはどれだけ食べるんだ?)

 溜め息を押し込めながらも、チラリと鏡を横目で窺えば、宴席のテーブルには更なる追加の料理が運ばれてくるところだった。

 その驚くほどの食事量は見ているだけでも、こちらが胸焼けしそうな有様なのだが――、

(……この世界の料理は美味しいのかな。ナーベラルに訊いたら、ナザリックでの食事とは比べものにならない、って話ではあったけど……折角の機会だし、少しくらいは食べてみたいよなぁ)

 睡眠や休憩が不要となったり、精神抑制に助けられた場面も一度や二度ではないものの、やはり血肉を持たないアンデッドの身体になってしまった弊害として“失ったもの”も大きい。

(…………ん? いや、そういうことなのか?)

 不意に脳裡を過ぎった一つの考えに、アインズは鏡が映し出した酒場の光景に見入っていく。

 口いっぱいに料理を詰め込みながら、可愛らしいエルフの女性たちと楽しそうに過ごしている監視対象――ユンゲ・ブレッターの姿を見つめるアインズの空虚な胸の内には、言い知れないほどの暗い感情が芽生え始めるのだった。

 

 




アインズ様「羨ま……けしからんっ!」

ユンゲたちのチーム名は“翠の旋風”となりました。
六大神(四大神)信仰に絡めつつ、適度に中二病っぽい感じなので個人的には気に入っています。

なんとか年内に投稿できました。
皆さま、良いお年をお迎えください。
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