とある野望の凶刃(凍結)   作:翔馬

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お待たせしました。
久々の更新です。良かったら見ていって下さい。
今回は短くまとめたので、見やすいと思います。(^_^)



決闘(3)

 

 

 

「おのれ !! 」

 

痛む鼻を抑えながら、健児はまるで親の仇でも、見るような憎しみのこもった眼で学を睨み付ける。

 

「痛かったぞ、膝げり」

 

鼻を抑えたまま睨み、学に近寄ってくる。

 

「そうかい。でもなぁ」

 

近寄ってくる、長田を警戒しながら、

学は言い返す。

 

「佐天はもっと、痛かったんだぜ !!」

 

頭から血を流してうずくまってた、佐天の様子を脳裏に浮かべ、学は吼える。

 

 

「ぬかせぇ」

 

ほざけとばかりに、嘲(あざけ)り声を

上げ、長田は鼻を抑えていた手を離した。

 

「くたばれっ」

 

抑えていた手を外し、拳を握りしめ長田は叫び声をあげながら、学に飛びかかる。

 

 

2

 

「どうしようなの」

 

 

突然始まってしまった、喧嘩を見て、

春上は困惑していた。

学に頼まれ、救急車を手配しおえた

春上だったが、その間に状況は一変していた。

困った春上は周りを、キョロキョロ見るも、そそくさと早足で去るもの、面白半分で携帯で、写真を取るもの。

呆然とただその様子をみているものと

どれも頼りにならないものたちばかりしかいない。

 

それでも諦めず辺りを、見まわす春上の視界に、大きな花を頭から生やしている、ように見える少女の後ろ姿が目にはいる。

 

「初春さん!」

 

春上は友人の元に急ぎ駆け寄った。

 

 

「危ねぇなぁ」

 

 

飛びかかってきた長田の拳を、真後ろに

跳んで、かんいっぱつで躱(かわ)せた学は

しゃがみこんだ状態でいる、健児を

見据えると、すぐさま走る。

 

健児が立ち上がる前に、攻撃するのが狙いだ。

 

速い、学はしゃがんでいる、健児をすぐさま射程にとらえると、左足を軸足に、右足を振り子のように振って、

勢いをつけ健児の頭めがけて、サッカーボールキックを放つ。

 

 

(ん? )

 

蹴りを放ってる、瞬間学は健児の様子を見て妙な違和感を感じた。

 

自分の頭を完璧に捉えていると言うのに、避けるどころか、

腕でガードすらしようとはしていないのだ。

それどころか、迫る学の蹴りを見てる、健児の顔には余裕すら見える。

まるで脅威(きょうい)など感じていないように。

 

 

(こいつ、いったい)

 

学は嫌な悪寒を感じていたが、今さら

蹴りを止める事も、出来ない。

 

(何企んでるか、知らないが関係ねぇ)

 

(このまま決める)

 

学は一瞬迷ったが、理由もわからず

攻撃を止める事は、出来なかった。

 

 

健児が動いたのは、学の蹴りが顔に

後数センチぐらいまで近づいた時だ。

このまま何もしなければ、しゃがむ健児の顎に、蹴りはクリーンヒットしていた事だろう。

でもそうはならなかった。

 

「喝ぁぁぁーつ !!」

 

蹴りが当たる直前、健児が気合い声を上げる。

 

 

「なっ !?」

 

思わず耳を塞ぎたくなるような、大声が辺りに、響くと同時に学の体を突然衝撃が襲う。

 

「ぐっ」

 

蹴りを放ったため、片足が地面から離れてる、学はその衝撃に耐えられず、

吹っ飛ばされてしまう。

 

(いったい何が ?)

 

何が起こったのか、わからず学は

数メートル飛ばされた後、地面に落下する。

 

(畜生)

 

学は、地面に落下していくなか、せめてダメージを減らそうと、受け身をとるため、体を丸めて、衝撃に備えるしか出来なかった。

 

 

「危ないの」

 

「藤田さん!!」

 

地面に激突する瞬間、少女の声が聞こえたような気がしたが、直後に地面に体を叩きつけられた、学にはそれが誰が言ったのか、把握する事は出来なかった。

 




最後まで読んで頂きありがとうございました。
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