久々の更新です。良かったら見ていって下さい。
今回は短くまとめたので、見やすいと思います。(^_^)
1
「おのれ !! 」
痛む鼻を抑えながら、健児はまるで親の仇でも、見るような憎しみのこもった眼で学を睨み付ける。
「痛かったぞ、膝げり」
鼻を抑えたまま睨み、学に近寄ってくる。
「そうかい。でもなぁ」
近寄ってくる、長田を警戒しながら、
学は言い返す。
「佐天はもっと、痛かったんだぜ !!」
頭から血を流してうずくまってた、佐天の様子を脳裏に浮かべ、学は吼える。
「ぬかせぇ」
ほざけとばかりに、嘲(あざけ)り声を
上げ、長田は鼻を抑えていた手を離した。
「くたばれっ」
抑えていた手を外し、拳を握りしめ長田は叫び声をあげながら、学に飛びかかる。
2
「どうしようなの」
突然始まってしまった、喧嘩を見て、
春上は困惑していた。
学に頼まれ、救急車を手配しおえた
春上だったが、その間に状況は一変していた。
困った春上は周りを、キョロキョロ見るも、そそくさと早足で去るもの、面白半分で携帯で、写真を取るもの。
呆然とただその様子をみているものと
どれも頼りにならないものたちばかりしかいない。
それでも諦めず辺りを、見まわす春上の視界に、大きな花を頭から生やしている、ように見える少女の後ろ姿が目にはいる。
「初春さん!」
春上は友人の元に急ぎ駆け寄った。
3
「危ねぇなぁ」
飛びかかってきた長田の拳を、真後ろに
跳んで、かんいっぱつで躱(かわ)せた学は
しゃがみこんだ状態でいる、健児を
見据えると、すぐさま走る。
健児が立ち上がる前に、攻撃するのが狙いだ。
速い、学はしゃがんでいる、健児をすぐさま射程にとらえると、左足を軸足に、右足を振り子のように振って、
勢いをつけ健児の頭めがけて、サッカーボールキックを放つ。
5
(ん? )
蹴りを放ってる、瞬間学は健児の様子を見て妙な違和感を感じた。
自分の頭を完璧に捉えていると言うのに、避けるどころか、
腕でガードすらしようとはしていないのだ。
それどころか、迫る学の蹴りを見てる、健児の顔には余裕すら見える。
まるで脅威(きょうい)など感じていないように。
(こいつ、いったい)
学は嫌な悪寒を感じていたが、今さら
蹴りを止める事も、出来ない。
(何企んでるか、知らないが関係ねぇ)
(このまま決める)
学は一瞬迷ったが、理由もわからず
攻撃を止める事は、出来なかった。
健児が動いたのは、学の蹴りが顔に
後数センチぐらいまで近づいた時だ。
このまま何もしなければ、しゃがむ健児の顎に、蹴りはクリーンヒットしていた事だろう。
でもそうはならなかった。
「喝ぁぁぁーつ !!」
蹴りが当たる直前、健児が気合い声を上げる。
「なっ !?」
思わず耳を塞ぎたくなるような、大声が辺りに、響くと同時に学の体を突然衝撃が襲う。
「ぐっ」
蹴りを放ったため、片足が地面から離れてる、学はその衝撃に耐えられず、
吹っ飛ばされてしまう。
(いったい何が ?)
何が起こったのか、わからず学は
数メートル飛ばされた後、地面に落下する。
(畜生)
学は、地面に落下していくなか、せめてダメージを減らそうと、受け身をとるため、体を丸めて、衝撃に備えるしか出来なかった。
「危ないの」
「藤田さん!!」
地面に激突する瞬間、少女の声が聞こえたような気がしたが、直後に地面に体を叩きつけられた、学にはそれが誰が言ったのか、把握する事は出来なかった。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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