とある野望の凶刃(凍結)   作:翔馬

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決闘(5)

 

 

(何が起こった ?)

 

拳の痛みに耐えながら、学は考える。

 

(やつの能力はいったい何だ ?)

頭の中で学は思う。

 

(空力?、風力?、テレキネシス?

いやこれらとは違う)

 

いくつか能力を思いついたが、それらとは違うと推測する。

 

(情報が足りないな)

とりあえず、能力がわかるまでは、うかつに攻められないと、思った学はバックステップで、離れると、その場でフットワークを刻み、様子を見る事にする。

 

「どうしたぁ怖じ気づいたかぁー!!」

 

ここが勝機と悟った、健児が全力疾走で学に迫り、かさにかかって攻めたてる。

走ってくる、勢いを利用してからの、

飛び膝蹴り。

 

(さっきのお返しかよ)

 

飛びかかってくる、健児を視界にいれながら、斜め左後ろに、ジャンプしてこれを避ける学。

 

「外したか」

 

飛び膝蹴りが、不発に終わった健児は地面に着地する。

着地した健児が僅かにバランスを崩し、左側によたつくのを学は、悔しそうな顔で見送る。

 

「ちくしょう。絶好の攻撃チャンスなんだが」

 

(下手に攻撃したら、さっきの二の舞だからな)

 

ジンジンと、痛む拳を握りしめながら、学は再び自分に肉迫してくる、健児を睨みつけたのだった。

 

 

 

 

「はぁ、はぁ」

 

「息が苦しいの」

 

学が劣勢に立たされている頃。

 

初春と春上は、学校目指して走っていた。

 

風紀委員とは、いえ情報戦のエキスパートである初春と、運動とは無縁の春上の2人組は、息を荒げ、体を左右にふらふらさせながら、校門目指して走っていた。

 

一刻も早く学校に着いて、先生を呼んでこないと、2人の頭にあるのはそれだけだ。

 

が、悲しいかな。

2人とも元々、そんなに運動をしないので体力がない。

 

「はぁはぁ……息が」

 

「苦しいの」

 

準備運動もしないで、いきなり全力疾走した2人は遂に力尽きて立ち止まる。

 

「もう……駄目なの」

 

「私もです」

 

両膝に手をつきながら、呼吸を荒げる

初春と、胸に手を抑えながら、呼吸を整えようとしてる春上。

 

「でも、早く先生に伝えないと」

 

初春は100メートル程向こうに見える、戦ってる学を見ながら、切羽詰まった様子で言うのだった。

 

 

 

「大変だねぇ」

 

走り疲れて、休んでいる初春達を遠目に見た、山先は視線を初春達から、戦ってる学たちに戻す。

 

「学生同士の喧嘩で、健児の奴に能力を使わせるとは……さすが蒼天飛翔館だな」

 

感心な目つきで、山先は学を見る。

パンチ、キックと激しいラッシュをしてくる健児の攻撃を必死に避けながら、小石をぶつけたりしてるが、健児が、飛んできた石を能力を使って防ぐ。

無駄なあがきでしかないそんな、一見防戦一方のように見えるその戦いを山先は興味深いとばかりに、注視する。

 

(まだ、目が死んでないな) 

 

並の相手なら、とっくに健児のラッシュにやられてKOしてるはずだ。

現に健児は強いのだ。

能力を使わなくても、並みの警備員なら、素手で倒してしまえるほどなのだ。

その健児に攻められまくっているというのに、学の顔には怯えはなく、むしろその表情は至って平常で、瞳は調べモノでもしているかのように、冷静な光を宿している。

 

(何かを狙ってるな)

 

「気をつけろよ……健児。

油断したら足元救われるぞ」

 

 

回し蹴りを放った、親友を見ながら健児は、一秒も見逃せないとばかりに、

鋭い眼で2人の戦いを眺めた。

 




うーん戦闘シーンって難しいなぁ。
説明増やしすぎたら、スピード感なくなるし、
説明少なすぎたら、読者わかりにくいし。
奇特な方いらっしゃったら、アドバイスよろしくお願いします。
(^-^)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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