ようこそ木須岳通り商店街へ   作:デオク・レ・ダークホース

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ようこそ木須岳通り商店街へ 番外編

チイタくんと喋りながら、緊張がほぐれて雰囲気が出てきたと感じるとお互い近寄ってキスを始めるのがいつものパターンだ

 

二人用の狭くて足のないフラットタイプのクッションソファーにもたれて座る俺の両足を跨いで膝立になったらキスは深くなっていく

 

手以外こちらは触れないので彼には負担をかけてしまう

チイタくんは背もたれに片手をついて俺に覆い被さっているような格好になった

お尻をついてもらってもいいのに筋力があるようで、器用に俺の膝や太股に当たらないよう腰を浮かしたままでいる

唯一触れる片手を好きにさせてもらい、指の股を擦り合わせ絡めながらくちゅくちゅと唾液を飲ませてもらう

つりあがった目をぎゅっと閉じ、シワを寄せた眉間が妙にいやらしくて、こっちは目を閉じてる暇はない

その様子をじっと見学しながら、長い舌から絡め取った唾液を音をたてて味わっていると、チイタくんがつつつ…と 俺の腕を撫でた

 

「ん、それ…いいの?」

 

いままで彼からこんな風に触れられたことはない

驚いてキスの合間に聞く

彼の普段の唇は薄くてつんと尖っているが、一瞬離れて見た彼の唇は、薄暗い部屋のなかでもわかるほど赤くぽてっと腫れ上がってしまっていた

吸いすぎただろうか

かわいそうだが、日常の普通の男の子として生活しているときに痛んで俺とのキスを思い出せばいい

 

「触られるの、いや…?」

 

鼻を擦り合わせながら肘から肩までをすーっと撫で上げられて、そんな可愛いことを聞き返されてしまった

 

「そうじゃないけど、規則…が」

 

この間もずっとキスは続けている

俺の鼻が高くて邪魔なのか左右に顔を傾け、もどかしいくらい短いキスを言葉の間に何度も何度も繰り返しながらチイタくんが距離を詰めてくる

いつもは触れ合うことのない、彼の引き締まった膝が俺の太股をぎゅうっと挟んだ

驚いて少し角度をつけて立ててしまった膝に、頑なに触れなかった尻を乗せられた

細身だが下半身は程よく肉がついていて、ケツ周りは女のようにでかい

細い上半身との違いで更に肉感が増している

 

こんな子に膝の上に座ってキスされながら迫られている現実

 

チカチカとめまいがする

咄嗟に細い腰をわし掴んで撫で回して腰とケツの高低差を楽しみたくなったが、その衝動を拳を握り締めて抑えた

 

我慢、我慢だ御幸一也、俺は試されているに違いない!

 

正直なところ完全に前は膨らんでるし、それは彼もわかっているだろう

 

今までも俺が不自然に隠すのを知らないふりして触れずにいてくれた

だがこれ以上近寄られるとチイタくんに押し付けてしまう

いや押し付けられるものなら是非そうしたい

 

というか俺が膝の角度を無意識に上げていっているのでズルズルと近寄ってきている

 

だがダメだ

 

ペタンと膝を下ろして少し彼との距離が離れる

 

多少それにムッとした雰囲気は伝わってきたが、それでもキスはとまらない

 

鋼の精神で理性を保っていると、握った拳にチイタくんの手が触れた

意図をもっていやらしく誘おうとしているようだが、慣れていないのが丸わかりの手つきだ

血が止まるほど握りしめて隙間のない俺の指の間をなぞっていた彼の指が、追い出されたことに抗議する猫のようにカリカリと爪を立てる

 

手入れされていて痛くはないが、それはとても心と股間にくるからやめなさい、と俺も手の力を緩めず抗議する

 

俺はまだ出禁になるわけにはいかないんだ

 

んちゅ…と可愛い音をたてて唇が離れる

 

「おれ、ないかな…魅力」

 

スリィ…と胸板を撫でながら

首筋に顔を埋めて、吐息にのせてそんなことを言う

 

バカヤロウっ!!! 今すぐ全身舐め回したいに決まってる!!!

そこら辺を走ってる車ならすぐに買えるくらいの金を使ってキスだけしにわざわざ来てるんだぞ?!!

 

なんて言えるわけない

金払ってんだぞ、なんて相手を不快にさせるだけでなく自分も悲しくなるような無粋なことは言いたくなかった

 

「ルール、守らないとね…俺まだチイタくんと一緒にいたいよ」

 

いま、この地球上でいちばん紳士なのは俺だ

 

好きな子にこんなことされて、股間もイキらせといて触らない男が俺のほかにいるか?

 

しかし、その紳士に魔の手が迫る

 

「おれ、もうこんな…」

 

チイタくんがぐいっと腰を擦り付けてきた

 

どんな壁よりも高く遠いと思っていた距離が、ゼロになる

 

その瞬間、思わず声が漏れる程ビリビリと背筋にかけて快感が走った

服越しなのに、だ

 

俺のジーパンの縫い目で段差のできた箇所に擦り付けるのが気持ちいいんだろう、触れ合ったそこを食い入るように凝視してゆっくりぎこちなく腰を擦り付けてくる

彼の私服の生地の薄いパンツの中で小さくてピッチリしている下着に固定されたそこが、かたくなって縫い目に引っ掛かるたびにこりこりになっている感触が伝わってきた

たまらない

俺のセレクトした普通の男の子が履いてるわけない普通じゃない下着の中身がどう気持ちよくなっちゃってるのか想像できて、キンと耳鳴りがする

興奮しすぎだ

 

そんな固まってしまった俺にしびれを切らしたのか、ふぅ、と熱い息を吐きながら彼が全身をぴったり密着させてきた

 

「ルールとか、もうおれ…考えらんねぇくらい…ばかになってる、のに…」

 

そう言ってガチガチな俺の腕を誘導して腰に回させると

 

シてくれねぇの…?と囁かれた

 

腹の底からかーっと熱くなって無意識に全力で抱き締め、写真でしか見たことのない弾力のある尻を揉みしだいていた

 

やった、触ってやったぞ、ついに!

 

頭が沸騰して力の加減もできないまま後ろから手を回して尻から前にかけて全体的にぐにゅぐにゅと揉むと、その俺の手に「ここもさわって」とチイタくんが自分のイイところが当たるように、くんっと腰を反らして教えてくれる

 

もう堪らなくなって、グオォオと間抜けな雄叫びを上げながらそのままソファーへ押し倒す

小さく短く、でも時折すごく甘えたような声で喘ぐチイタくんの声を聞き逃さないように酸欠になりながら全身を撫で回していると、俺のベルトを一生懸命外そうとしてくれている彼の手が目に入って、それだけでイくかと思った

 

おれも触りたい…と、唾液の分泌が止まらない俺とのびしょびしょのキスの合間にチイタくんが言っていた気がするが、とにかく今は俺に愛させてくれっ!

 

全力疾走でもここまでにはならないという位にはぁはぁと息を切らし、とうとうチイタくんのズボンに手をかけた

しかし一気には脱がさず、少しずつ撫でおろしながら下へずらしては隙間なく丁寧に唇で触れ、相手と自分も焦らす

 

あんなに余裕なく襲い掛かっていたのに服も脱がさず、ここにきて更に時間をかけている

 

この年になって自分の新しい変態性と向き合うことになるとは思わなかったが、そんな風に知らなかった俺を見つけてくれるチイタくんは素晴らしい

最高だ

 

体毛は予想通り薄い

ちゅっ、ちゅっ、と吸い付きながらあえて中心からは目をそらし指先まで愛し尽くした

 

神聖な儀式を終え、チイタくんの私服のパンツをシワにならないようにテーブルの下に簡単に畳んで置いた

 

息を吸っていったん心を落ち着ける

彼を見下ろすと、股間を隠すように体をよじり、生意気そうにつり上がった目尻を濡らしながら俺を見ていた

最高に好みだ

もしかして俺のために生まれてきてくれた?なんて外で声をかけたら一発で捕まりそうだな

 

そんな馬鹿みたいなことを考えてニヤつきながら彼に膝立で近寄ると、普段は隠れて日に焼けていない色白の肌に映えるそれが飛び込んできた

 

ああ、やっぱりちゃんと履いてきてくれたんだね!

 

あえて見ないようにしていたので、今度はまじまじと観察する

これは俺が一番最初にプレゼントしたお気に入りのやつだ

実はサイズ違いで自分にも同じものを買ったが、勃起すると程よく締め付けてきてピッチリしてるのにそれほど痛くないし、染みると色が変わるのが分かりやすい素材なので見ていて楽しめるとレビューまで書いた俺のお墨付きだ

 

一番面積があって変な穴も空いてなくてアブノーマルそうだから…と履いてきてくれたのかもしれないが、履き心地も良く実用的で履いたままのプレイに適して伸びるが伸びすぎない生地の一番えっちなパンツを選んできてくれたなんて、好みも一緒だ

きっと俺たちは相性がいいんだね

 

放置されて拗ねたのか、そこには濡れたチイタくんのアタマの先端だけが顔を出していて、舐めてほしいと泣いているように見えた

自分と同じものが一揃いしているのに嫌悪感なんて全くなく、口のなかに唾液がどばっと溢れた

以前「おれこんな風なのに、こういうパンツはいてるの恥ずかしい…」と言っていたが、見られて嬉しそうにしているそこを凝視しているとパッと手で隠される

その本気で抵抗しようとしていない恥じらっただけの手をわざと乱暴に掴んで押さえ付け、閉じようとする太股に顔面を埋めて若くて弾力のある肉感を顔面の肌と舌で楽しんだ

力ずくで股を開かせてなりふり構わずしゃぶりつく

ちんこには触れず、タマを口に含んで唾液をパンツに染み込ませてはじゅるじゅると吸ってチイタくんを味わう

 

これがお前の味だな!覚えたぞ!俺は知ってるんだからな!!

覚えておけよ!!!ここの味を年上の男に知られてしまったってことを!!

授業中に思い出せ!俺はメディアに出てるときだっていつでも思い出すからなっ!!!

 

そんなことをめちゃくちゃに叫んでいたが、興奮のあまり俺は言葉を忘れていて、その想いは心の中にとどまった

 

怖がらせているのがわかっているのに抑えきれない

写真を見ながら、いつか絶対このえろいパンツの上からチイタくんが彼女にもしたことないことを、したいなんて思いも付かなかったことをしてやる

そう考えていた乱暴な思考が爆発して「きたない」「やめて」と叫ぶチイタくんの言うことが聞いてあげられない

 

パンツの上から指を押し込みアナルの周りをぐりぐりとマッサージする

いつか、いつかここにお邪魔したいと挨拶もかねて中指で

 

同時にそことふっくらしたタマの間を舐めまくる

 

チイタくんが女の子ならあったはずの器官を想像して、女の子にするように何もないなだらかなそこを舌で可愛がると、俺の意図することが伝わったのかすごく抵抗した

だがそれも最初だけだ

彼が自分のこの恥ずかしい状況に感じだしたのが手に取るようにわかる

アナルを刺激するパンツの上からのもどかしい感覚と、そこに引っ張られたせいで食い込んで出来たパンツの溝に舌を差し込まれて割れ目があるかのように扱われてしまう羞恥

 

パンツを巻き込みながら指を繰り返し浅く抜き差しし、それに合わせて舌を上下に下品な音をたてながら高速で動かした

あ、あ、あ、と鼻にかかる声を漏らしながら髪に指を通されて、思い切り引っ張られるかと思ったが、ぴくぴくと跳ねるだけで逆に股間に押し付けられた

 

認めたなっ!きもちいいんだなっ?!

こんなところがいいってもうわかっちゃったんだね?!

 

これも声にはなってないが、そう叫びながらヒートアップした俺は頭も振りながらじゅぽじゅぽとタマから穴までしゃぶりまくった

AVでそんな男優を見るたび仕事でもシたくねーなと引いていたが、参考になった

腕なんか野球に支障が出そうなくらい痺れているがもうとまれない

 

それを続けていると、一瞬激しく抵抗したあとにびくびくと仰け反り二、三度震えてから力の抜けた膝がカエルのように大きく開いたままになってしまった

 

独特のにおいがして、顔を上げる

パンツの色が変わっているばかりか、アタマの先が外に出ていたせいで腹の上に飛び散っている

仰け反った反動で顎の下にも少し散っていた

 

ちんこに触っていないのにイッた

全身くったりとなってしまったチイタくんが可愛くておさまりのつかない俺はもう辛抱たまらんと、脱がせるためにパンツに手をかけた

 

そのとき

 

ピンポーン、ピンポーン…

 

鳴るはずのないインターホンが響く

机の上に置いているチイタくんの携帯も鳴り出した

 

ヤバイ

 

興奮していたのが嘘のように全身から血の気が引いて、もう終わりだと目の前が真っ暗になった

 

どういうシステムかわからないが、サービス以上のことをしていることがバレたんだ

茫然と膝立ちになって店員か店長の居るであろう入り口を眺めていると突然ぐいっと引っ張られ前のめりになる

 

「おれ…」

 

チイタくんがぎゅう、と抱きついてきた

彼の出した精液がにちょっと音を立てて服に張り付くが、気にならない

 

嵌められたんじゃないかと一瞬でも思っていた俺は、怖い思いさせてごめんねと謝り、最後に思い出をくれてありがとうと小さな体を包み込む

 

耳元でぐずぐずと泣いていたチイタくんが、怖かったけど嫌じゃなかったと言ってくれて、それだけで充分だった

 

電話が鳴り止んで、鍵を持って来たのかカチャカチャという音が入り口から聞こえてくる

 

最初はチイタくんから誘われたが、きっと彼はこんなことまでされるなんて思っていなかったんだろう

恨む気持ちは全くない

お別れだなぁ…と思っていると、ぐいぐいと俺を押し倒そうとしてくる

 

「ど、どうしたの?」

 

と聞くと

 

つり上がった目尻に涙を溜めながら…

 

「いっしょに出禁…っ、なりたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

「よしっっっ!!!

 

なろーーーーーっっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見慣れた天上。

 

見慣れたベッド。

 

見慣れた部屋。

 

「うそ、だろ…」

 

こんな夢落ちってある?

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