前書いてだ奴がなんか消えちゃいました!
あらすじは少し変わってますが、本編は全く変わってません!
すいませんでした!
塔の上。
いつも通りの外の風景にため息をつきながら私をここに誘拐、幽閉し、最後には勝手に夫婦にしやがっ・・・してくれた白い彼を横目で見る。
「アリシア、なんだい其目は」
『いいえ、別にぃ?ただ私の可愛いキャスちゃん捕まえて何してるのかしらって思ってるだけよ』
ねぇ?キャスちゃんと腕を広げるとフォウと鳴きながら胸に飛び込んでくるかわいい子をよしよしと撫でた。
うむ、過去に何があろうと私にとって可愛いは天使だね!
唯一の癒し、辛口だけどそこも愛嬌だよね!
「何ってキャスパリーグを美しいものに触れてこさせようと思ってねって、なんだいアリシアそのさっきとは違った目は」
『何それ楽しそう。ねえ、マーリン。私も下に行ってきていい?』
っていうか許可なんて一々取ってやんないけどっとキャスちゃんを抱きしめたまま塔の外へ体を投げ出す
おそらく千里眼でこれを知っていたであろう彼はやっぱりかという顔をしてはぁと顔に手を当てため息をついていた。そのしぐさだけでも顔だけはいいから絵になるのが腹立つ。
「ケガだけはしないでくれよ、キャスパリーグ、アリシアを頼んだ」
「フォウ!」
って、飛び出して分かったんだけどこの塔は「空中牢獄」と称される地上から浮いた建築物だったんだよね。
忘れててついうっかりキャスちゃん引き連れて落ちてきちゃったけど、まあ私がこうしなくてもマーリンが上から落とす気だったから、えっと、プラマイゼロのはず!!
「フォ、ふぉフォウ!!(やっぱりこいつら似たもの夫婦だな!!)」
『あははははは、やっぱ駄目か、ごめん。』
ふと、頬をキャスちゃんに舐められ目を開けた。
『・・・あぁ。うん。おはようキャスちゃん』
「ファ?」
『ん?心配してくれてるのかい?大丈夫だよ、ここに来るまでの夢を見ていたんだ。恐らくあいつが見せてきたんだろう。勝手に人の夢に入ってくるのはあいつしかいないからね。』
そういうとキャスちゃんは心底いやそうにフッと鳴いた。
・・・うん分かるよその気持ち。私一応あの人の妻らしいけど、分かるよその気持ち。
『んーと、確か今日はマスター候補の子たちが来るんだよね。
キャスちゃん、こんなとこにいていいの?マシュちゃんのところに行かないの?』
ここ、カルデアに来て一番といってもいいほどキャスちゃんはマシュちゃんになついている。一応飼い主みたいなものとして思うところはあるが・・・仲良くする分にはいいと思う。
『今日に限ってマーリンが干渉してきたからね。何かあるのかもしれない。
ほら、行っておいで』
「?フオウ!」
抱きしめていた腕から下におろして撫でるとくいくいっと袖を噛んで引っ張られる。
『なんだい、私も来いって?あんまり人と関わるのは得意じゃないが・・・うん、行こうか』
しゅっっとキャスちゃんに先導されながら扉を開け一歩踏み出す。
『さて、どんな美しいものが待っているのかな?』
彼女はマーリンを嫌うふりをしていますが、所詮同族嫌悪の類です。