「特務機関カルデアにようこそ」
凛とした女性の声が響く。
声の持ち主である若い女性の名前はオルガマリー。
オルガマリー・アニムスフィア。星見の一族の女性。
認めてもらいたくて、誰かから褒めて欲しいと望む女の子
私なら認めて褒めて可愛がりたいとは思うけど、あの子と私、あまり接点ないからなー
向こうは私のこと好いてくれてるみたいだから、悪い気はしないけど。
「あなたたちは各国から選抜、発見された稀有な才能を持つ人間です。
才能とは霊子ダイブを可能とする適正のこと魔術回路を持ちマスターになる資格を持つ者
あなたたちは今まで前例のない魔術と科学を融合させた最新の魔術師に生まれ変わるのです」
だ、なんて真剣な顔して何処かの宗教勧誘じみたことを当たり前のように述べる
うーむ、もう少し上から目線を抑えればモテると思うんだよね、顔、可愛いんだし、勿体無い。
と、壁に寄りかかって腕を組み、片目を瞑ってオルガマリーの話を黙って聞いていると片目がオルガマリーの視線とパチリと合う
「!アリシア!来てたなら前に来なさいよ、貴方はここにいる新人より上の人間、戦闘部門のトップなんだから。
ほら、ここの新人に顔を見せなさい」
あっ、見つかっちゃいましたね…と隣に立っていたマシュが小さく声をこぼす
少し悲しそうな顔をするマシュの頭を軽くクシャと撫でて一歩、踏み出す
『あら、見つかっちゃった。うまく息を潜めてたつもりだったのに
えー、大勢の前に出るのは苦手なのだけど・・・
初めまして。
今オルガマリー所長の紹介にあずかりました、アリシアと言います。
あなたたちのような期待できる有能な後輩を持つことができて嬉しく思います。
オルガは今あなたたちにとってとても、きついことを言いましたが、これはあなたたちのことを思っての発言です。慢心して、手遅れになることの無いようにするためのね。勘違いして、勝手に辞めてくことのないように。
・・・まぁ、やめると言ってもこのカルデアの外を吹雪く風に負けないと言うのなら、だけどね。』
にっこりあくまでにっこりと微笑むと一番前の列にいたリツカちゃんがこれは脅しだ、と呟いたのを笑って見逃す。
あ、別にオルガマリーを庇ったわけではないのよ?
それに彼女が本当に彼等新人を心配しての発言かどうかは違うと思うわけだし。
ただね、流石にもうすぐ死ぬか、瀕死に陥ってしまう47人の新人が、恨みの心を持ったままなんて、可哀想だからね。
縛るのに余った髪が肩にかかっているのを軽く払いながらまぁ頑張ってねと微笑むとリツカちゃんが眠そうに目をこするのを見た
『(まぁ、一般枠の、しかも何も知らない女の子がシュミレーターをやったんだから、眠くなっちゃうのも仕方ないといえば仕方ないのねー)』
と、言っても。
オルガマリーがそれを許すわけはないのでおそらく彼女はも少しでここを追い出されるかも。
そうなると行く場所は彼女の自室…あ、あそこは確かロマンが隠れ場にしてたわね。
和菓子を持って先に行って待ってましょ。
クスリと笑うと私はオルガマリーに一言入れて管制室を出た。
お菓子は、羊羹でいいかな?
うおー!
モードレッドキテクレー!!
私のとこにいる星5はエルキドゥだけだよー泣