インフィニット・ストラトス 世界への反抗   作:鉄血のブリュンヒルデ

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今回評価して下さった十路盤さん、ありがとうございます!

ていうかやっと二十話!これからもよろしくお願いします!


今度こそ

「はぁ!おらぁ!」

 

「ハッ!勢いだけは一級品だな!指輪の魔法使い!」

 

「黙れぇ!」

 

(こいつだけは!俺が倒さなきゃならねぇんだ!誰にも譲るものか!)

 

「次はこれだ!」

 

〈ランド・プリーズ〉

〈ド・ド・ド・ド・ド・ドン・ドゥン・ド・ド・ドン!〉

 

俺はランドスタイルにスタイルチェンジし、力でねじ伏せようとウィザーソードガンを振りかぶる。

 

「甘いんだよ!」

 

「なっ?!」

 

ザンッ!

 

「ガアァ?!」

 

まるで空間ごと切り裂く様な斬撃に、俺は数メートル飛ばされた。そしてそのダメージの影響でフレイムスタイルに強制的に戻された。

 

「ちっ!これでフィナーレだ!」

 

〈ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!〉

〈チョーイイネ!キックストライク!サイコー!〉

 

俺は必殺技を放つ為に右足に属性の力を貯める。そして側転等をして勢いを付けて飛び上がり、必殺技を叩き込んだ。

 

「フィナーレなのはてめぇだ!」

 

「なに?!」

 

だがそれは、いとも簡単に受け止められた。

 

「そらよ!」

 

「うわっ?!」

 

そしてそのまま俺は投げ飛ばされ、壁に叩きつけられた。

 

「弱い弱い!まさかここまで弱いとは、期待外れも甚だしいぜ!」

 

ファントムは俺の首を掴んで持ち上げる。

 

「カッ、ガァ…!」

 

「櫂を、離せぇ!」

 

その時、鈴の放った弾丸がファントムの頭部に命中した。しかし、その攻撃は意味をなさずにただ標的を変えさせただけだった。

 

「ガッ!鈴!逃げろ!」

 

俺はファントムに放り投げられて、地面を這うようにして鈴に叫ぶ。だが、鈴は既にアイツの間合いに入ってしまった。このままじゃ鈴が殺される。

 

「それじゃ、ダメなんだ!あの人と約束したんだよ!絶対鈴を守るって!」

 

俺はなんとか力を振り絞って立ち上がった。

 

『力が欲しいか?』

 

「え?」

 

突然、俺の頭に声が響いた。

 

『力が欲しいか?』

 

「力?どういう事だ!」

 

俺は叫ぶ。どこからともなく響く声に。

 

『そのままの意味さ。気に入らない運命を、ねじ曲げる為の力だ』

 

「それがあれば、鈴を救えるのか?!」

 

『あぁ、救えるさ』

 

もう俺には、迷いは無かった。

 

「欲しい!俺には、その力が!」

 

右手を何も無い空間に伸ばす。すると、握りしめていた手の中に、何かが生まれた。

 

「……………これが、力」

 

俺の手には、フレイムのリングに似た紫色のウィザードリングがあった。俺は左手にはめていたリングを紫色のリングに交換した。

 

「…変身」

 

〈ダーク・プリーズ〉

 

俺の目の前に魔法陣が現れる。変身するリングを使用した筈なのに歌が流れないのを不審に思ったが、もうそんな事どうでも良かった。

そして俺は魔法陣を潜る。そして俺の体を紫色の炎が包み、ウィザードの体に埋め込まれているルビーの様な宝石が、だんだんとアメジストの様な紫色に変色していく。

 

「…………やめろ」

 

「あ?…っ?!てめぇ!それは!」

 

俺はウィザーソードガンを構えながら、ファントムに相対した。

 

「これで、決める」

 

俺の心に、一点の闇が生まれた。

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