インフィニット・ストラトス 世界への反抗 作:鉄血のブリュンヒルデ
「さてと、行くか」
「なぁ、どこ行ってんだ?モノレールはこっちだろ?」
あの後、外出届けを提出しに行った後に、私服姿の俺と櫂を見る為に続々と女子が集まったが、何故か見た瞬間にぶっ倒れてた。まぁ、多分殆どの人が櫂を見たんだろうけど。
「お前俺とセシリアの試合見てたよな?」
「え?」
「あの試合の時に、俺バイク出したろ?」
「あぁ、あれか」
確かに櫂はバイクを持っていた。でも、一つだけ気になる事がある。
「お前って、免許持ってんの?」
「逆になんで無いと思うんだよ…」
いや、俺も分かってたんだけどさ。何もそんな阿呆を見みる目で見なくても…。
「冗談だっての。からかって悪いな」
櫂は少しニヤッとしながら俺を見る。
〈コネクト・プリーズ〉
俺が少し落ち込んでる間に、櫂はいつの間にか指輪を交換してあの試合の時の様に魔法陣からバイクを取り出した。
「なぁ、それで移動とか出来ないのか?それって離れた場所と繋げるんだろ?」
「無理だな。それをするには魔力の出力が小さすぎるんだ。そもそも魔法石自体にそれ程魔力が無いしな」
「なるほど、そういう事か」
「おう。そして通ろうとすると魔力に弾かれる」
いや、全然分からない。適当に分かった風に言ってみたけど何言ってるのか全然分からない。
「とりあえず、ほれ」
「おっと」
バイクに跨ってヘルメットを被る櫂が、俺に向かってヘルメットを投げる。
「行くぞ」
「おう」
ヘルメットを被りながら、俺は櫂の後ろに乗った。
ブゥンッ、ブゥンッ、ブゥンッ、ブゥーーーーンッ!
櫂はエンジンを噴かせ、バイクを走り出させた。
…………………………
キィーーッ!
「一夏、着いたぜ」
学園から約50分。商店街の一角にある中々年季の入った建物の前に、櫂はバイクを止めた。俺はヘルメットを取りながらバイクから降りると、櫂もそれに続く様に降りた。
「ここは?」
「ここは”面影堂”だ。本業は骨董品店なんだけど、ここの店主は俺達ウィザーズの協力者でもあるんだ」
「協力者?」
協力者って事は、ここにいる人も魔法使いなんだろうか。
「なぁ櫂。ここの店主も魔法使いなのか?」
「いや、ここの店主は魔法使いじゃねぇよ」
「え?」
魔法使いの協力者なのに、魔法使いじゃ無いのか?
「とりあえず、入れば分かるって」
櫂はそう言いながら店の扉を開いた。
「ウィッスー。誰かいますかー?」
「おぉ、櫂。よく来たな」
櫂の視線の先には、一人の初老の男の人がいた。
「紹介するぜ一夏。この人は”輪島 繁”さん。世界で最初にウィザードリングを作った人だ」
すみません。輪島さんって一人称なんですか?!
分かる方は出来ればお教え下さい!