インフィニット・ストラトス 世界への反抗 作:鉄血のブリュンヒルデ
ただ単にアイデアが無くて……
という訳で第29話をどうぞ!
「二対一ですか?いくら何でもそれは」
「私達を馬鹿にしていますの?」
流石にそれは私達を甘く見すぎですわ。私はそう言おうと織斑先生の顔を見ましたが、その表情に驕り等は無く、ただ確信した様に妖艶に笑っていましたわ。
「安心しろ。山田先生はお前達が組んでも勝てんよ」
「!………へえ。面白いじゃない」
山田先生か。正直強くは見えないけど、教師になっている以上、実力はあるはずだ。鈴は多分魔法使わないだろうし、対等な状況下で…………いや、専用機持ってる分鈴とセシリアが戦況的に有利だ。それは千冬姉も分かってる筈だ。なのにやらせるって事は、何か考えがあるんだ。
「試合、開始!」
千冬姉の掛け声と共に、戦闘は開始された。
…………………………
結果だけ言えば、山田先生の勝利だった。いや、凄かった。鈴とセシリアの連携が上手くいっていれば、勝ててたかもしれない。
「これがIS学園の教員だ。以降は敬意を持って接するように」
いや、でも何が凄いってあの櫂が褒めたんだ。あの人を見下して馬鹿にしている櫂が。
「おい、今テレパシー使ってるから聞こえてるぞ」
「それはセコい」
「いや、お前が作ったんだろ」
それはそうなんだけど……
っと、そんな事を考えていると実習が始まった。専用機持ちが指導するようだ。とにかく、与えられた事をしっかりこなさなきゃ!
「って、櫂は何やってんだよ」
「いや、俺ISじゃねぇじゃん?」
「あー、なるほど」
櫂は表向き専用機持ちだけど、使ってるのはISじゃなくて魔法だ。うちのクラスの人や櫂と繋がりを持っている人は知っているけど、学園では特殊型のISという扱いになっているから、こういう場合は暇になるのだ。
「ならば私と手合わせでもしようじゃないか」
そこに千冬姉が打鉄を纏って話しかけて来た。
「いいのかよ。学校の備品勝手に使って」
「構わんさ。これも訓練の一環だからな」
「へー、まぁ俺は別にいいけどよ」
〈ドライバーオン〉
〈シャバドゥビタッチヘーンシーン!シャバドゥビタッチヘーンシーン!〉
櫂はウィザードライバーを本来の姿に戻して、変身待機状態にした。
「変身」
〈フレイム・プリーズ〉
〈ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!〉
櫂がウィザードライバーにフレイムウィザードリングを翳すと、赤色の魔法陣が現れて櫂の体を通過した。
〈コネクト・プリーズ〉
コネクトを使い、ウィザーソードガンを取り出して構えた。
「お前とこうやって剣を交えるのも、小学生の時以来か」
「昔話はいい。さっさと始めよう」
櫂は左手を地面と並行に上げていつもの決めゼリフを言う。
「さぁ、ショータイムだ」