インフィニット・ストラトス 世界への反抗 作:鉄血のブリュンヒルデ
〈ディフェンド・プリーズ〉
「その程度!」
バリィーーン!
「ウオ?!」
ディフェンドの魔法を砕いた千冬は、俺に斬り掛かる。ていうかコイツどうなってんだよ。
「これでもくらいな!」
俺はウィザーソードガンをガンモードにして魔法を帯びた弾丸を放った。初見じゃねぇとはいえ、これはそう簡単に避けられねぇだろ。
「確か、追尾式の弾丸だったな。なるほど、それなら避けられないとふんだか。だがな!」
って、アイツ剣構えたぞ?アレ?まさか?
「斬ってしまえばもう効力も無いだろ!」
「やっぱり斬りやがった!お前相変わらず人間辞めてんな!」
「かもしれんな!」
「否定しろや!」
俺はイライラしつつも今度はソードモードにして斬り掛かる。
「近接格闘でなら、勝てると思ったか?」
「無理だろうな。アンタに剣術でまともに勝った事は一度も無い」
そう。俺は小学生の時からコイツに剣術勝負で勝ったことが無い。まともには、な?
「要するに、勝てばよかろうなのだ!」
〈ライト・プリーズ〉
「グッ!」
俺の右手のライトリングから強い光が放たれる。そして俺は持っていたウィザーソードガンのハンドオーサーを展開して握手待機(俺命名)させた。
〈キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!〉
〈フレイム!スラッシュストライク!ヒー・ヒー・ヒー!〉
「これでフィナーレだ!」
ガキンッ!
炎を纏わせた刃で千冬を斬り裂こうと振るうが、それは防がれた。
「チッ、ISのハイパーセンサーを逆に利用してやってやろうと思ったんだが」
「お前が真っ向から戦うなんて最初から思っていないさ」
そりゃまぁ、何度もやり合ってるからな。
「じゃあこういうのはどうだ!」
〈ウォーター・プリーズ〉
〈スイー・スイー・スイー・スイー!〉
〈リキッド・プリーズ〉
俺はリキッドで体を液状化して、千冬の攻撃を躱す。
「下らん!」
「ゲッ?!マジかよ!」
俺液状化してんだぞ?!今掠ったぞ?!ってのは冗談。多分コイツ、リキッドの弱点察しやがった。
「いくら液状化しているとはいえ、その液体はお前の体を構成するものだ。ならばその状態でも攻撃を食らうのは避けたい筈だ」
「まぁ、普通当たらないから問題は無いんだがな。アンタ程になると余裕で当てに来るから怖ぇんだよ」
「フンッ。こんなの少し鍛えれば出来る」
「出来るかンなもん」
軽口叩ける程の余裕はある。これを確認するのがいつもの戦いの最中の俺の軽口だ。
「さてと。面白くなってきた」
正直、負けそうには変わりねぇんだが。
〈シャバドゥビタッチヘーンシーン!〉
〈ランド・プリーズ〉
〈ド・ド・ド・ド・ド・ドン・ドゥン・ド・ド・ドン!〉
俺は素早くランドスタイルに変わると、一つの指輪を取り出した。
〈ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!〉
〈チョーイイネ!キックストライク!サイコー!〉
俺は飛び上がり、地のエレメントを纏ってアイツ目掛けて必殺技のストライクウィザードを叩き込む。
「ハァ!」
「チッ!」
防がれたが、これも予測通り。俺はもう一つのリングを取り出して右指にはめた。
〈ドリル・プリーズ〉
「食らいやがれ!」
「グッ!」
俺はドリルの力を使い、その場で凄いスピードで回転する。流石にこれは堪えたのか、コイツは少し苦しそうな声を出した。
バキッ!
その時、攻撃を防いでいた刀が折れた。これで!
「甘い!」
「んなっ?!」
コイツ普通に俺の事掴みやがった!って、うお?!
「ハァ!」
ダンッ!
「いった?!お前投げんなよ!」
「ゼリャア!」
「ウェイ?!リンクかお前は!」
千冬の攻撃は止むことは無い。俺はどうにか逆転の糸口を探そうと俺はリングのホルダーを見た。
(あ、これ一夏が作った奴か。一か八か、やってやらぁ!)
俺はドラゴンが火を吹いている様なリングを右手に填める。そしてハンドオーサーを操作して魔法発動状態にした。
〈ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!〉
〈エラー〉
「え?」
「隙あり!」
「グァ?!」
こうして俺は、謎のリングのエラーのせいで、間抜けな負け方をしたのだった。