インフィニット・ストラトス 世界への反抗 作:鉄血のブリュンヒルデ
だからCSMカイザギアを親にねだり、見事に撃沈した私です…
「白い魔法使いは、何かの目的で魔力を欲した。それ故にサバトが起こった」
櫂の言葉に、鈴も晴香もありえないといった様な表情になった。
「待て櫂。そもそもサバトが行われた理由も明らかになっていないじゃないか。それだけじゃ、サバトを起こした犯人が白い魔法使いだと判断するのは無理じゃないか?」
輪島さんが、櫂の意見を否定する。それもそうだ。輪島さんにも恐らく白い魔法使いとの交流があった筈。少しでも信頼しているんだと思う。
「”それだけじゃ”ですよね?」
櫂はまるで推理をするドラマやアニメの探偵の様に敢えて濁らせて言う。
「まず、最初に現れた白い魔法使いは俺の親父だ。だが親父は母さんに殺され、サバトの時には既にこの世にいなかった。
そしてそれからサバトが始まるまでにファントムは世界の何処にも現れた形跡が無い。つまりサバト以前にファントムはそもそも存在していなかった可能性もある」
櫂の言葉に、輪島さんも鈴も晴香も、言葉を詰まらせた。
「でも、白い魔法使いって、櫂の父さんだったんだよな?なんでその力を他の誰かが使ってんだ?」
「力を求める奴らは五万といる。それに、別に確実に親父が死んだとは決めつけられねぇ。アイツの事だ。死を偽装したりするくらいなら余裕だろうしな」
信じられない様な事を次々と言う櫂に、俺達は困惑した。
「それが本当だとして、お前の父さんが生きてたらどうするつもりなんだ?」
俺は、櫂に聞いてみた。答えなんて分かりきっていたが、それでも聞いてみたかった。
「そりゃ、倒すだろ。親父は罪を犯しすぎた」
「自分が、ファントムになってもか?」
「あぁ、そうだ」
櫂は即答した。その表情に、揺らぎなんて少しも無かった。
…………………………
「一夏。少しいいか?」
話が終わり、一先ずそれぞれ割り当てられた部屋で考えようという事になり、俺は自分の部屋で休んでいた。するとそこに、輪島さんが指輪を加工する道具を持って来た。
「あの魔法石、持ってきたか?」
「はい。それと櫂から預かったフレイムとこのエラーを起こしたリングも」
俺はバッグの中から小箱を取り出して中にあった三つを取り出した。
「ありがとう」
「あの、何をするんですか?」
「俺に出来る事は、指輪を作ることだけだ。だから、それが櫂や鈴、そして他の魔法使いの役に立つなら、それを全力でやるだけさ」
輪島さんはヤスリで俺が渡した魔法石を削りながら言った。
「一夏には、こっちを頼みたいんだ」
「これは?」
「櫂の溢れ出すファントムの力を利用した魔法を、考えたんだ。その為に使う魔法さ。君なら作れる筈だ。俺より櫂と一緒に居た、君なら」
「はい!俺、やってみます!」
俺は輪島さんから魔法石を受け取り、作業を始めた。
シャルロットが空気になってる…