インフィニット・ストラトス 世界への反抗 作:鉄血のブリュンヒルデ
「俺は、お前をぜってぇ許さねぇ!」
「この戦いが終わったら、しっかり謝ってもらうよ!」
「どうしてだ………どうして分かってくれないんだ!」
一夏とシャルロットの言葉に、ボーデヴィッヒが困惑する。
「ボーデヴィッヒ。お前は本当に何もしていないんだな?」
「あぁ、していない。一夏やシャルロットの言っている事も、全く分からないんだ!」
「なら、私はお前を信じる。現場を見た訳では無いが、お前の目は、嘘を言っていない」
私は、本来なら恐らく一夏達につくのが正解なんだろう。だが、今回はどうしてもコイツと組まねばならないと感じたんだ。一人で震えていたコイツに、昔の自分を重ねて見たから、放っておけなかった。
「箒。お前はソイツにつくのか?」
「あぁ、そうだ」
「ラウラは鈴とセシリアを傷付けたんだよ?!」
「かも知れない。でも、コイツは知らないと言っている」
好きな男の言葉も、もはや私には響かない。これは私が決めた事だ。
「皆で寄って集って一人を責める。それはお前が最も嫌うものでは無かったか?一夏」
「そ、それは……」
「私はお前に教えられたそれを貫く。例え、お前達が敵でもな」
私の言葉を聞いたボーデヴィッヒの顔に、光が射した様に感じた。
「ありがとう……」
「気にするな。これは私の自己満足だ」
とにかく、専用機を持たない私はどれだけやれるか分からない。だから、できる限り食らいつく。私に出来るのはそれだけだ。
〈試合、開始!〉
アナウンスと共に、私は最大スピードで突っ込んだ。狙うは一夏。
「させないよ!」
「クッ!」
だがそれをシャルロットに阻まれる。私は一旦シャルロットにターゲットを絞り、なるべく1on1になる様にした。
「箒は何を考えてラウラについてるの?!」
「簡単な話だ!アイツが嘘をついていないと、私の心が言っている!」
「そんなあやふやな!」
「それでも!私は、私を信じる!」
私の剣が、ラファールリヴァイブの装甲を掠める。
「私の正義を信じる!」
捉えた。とうとうシャルロットに防御せざるを得ない程に至った。
「そして!私を信じてくれた、ボーデヴィッヒを信じる!」
そのまま押し切ろうとする。だが、その時。
「箒!」
「っ?!」
横から、一夏が突撃して来た。私はシャルロットと間合いを取りつつ、一夏の突撃を防御しながら離れた。
「お前は見てないからそんな事が言えるんだ!鈴もセシリアも、すっげぇ傷付いてんだぞ!」
「知っている!それでも、私はアイツを信じると決めたんだ!」
私と一夏は距離をとり、互いに剣を構えた。
「お前がそこまで言うなら、俺も全力でお前に挑む!零落白夜!」
一夏が叫ぶと、雪片弐型から青い光が放たれる。
「心火を燃やしてぶっ倒す!」
「私は、私を信じる!命、燃やすぞ!」
私達は、剣を構えながら互いに全速力でぶつかった。