インフィニット・ストラトス 世界への反抗   作:鉄血のブリュンヒルデ

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特別編 part.6 The story of build

「293、294!」

 

ギシッ、ギシッ

 

トレーニング器具が、部屋の至る所にある。それはさながらジムの様であるが、壁やホワイトボードに書いてある数式や、床に散らばる無数の機械がそれを否定する。

 

「295、296!」

 

ギシッ、ギシッ

 

その部屋の中で、部屋の上部に走るパイプの様な物が軋む音。そのパイプを掴んで懸垂を繰り返す男がその音を生み出しているようだ。

 

「おい、万丈」

 

その時、奥の方から若い男の声が響いた。男の名は万丈 龍我。その身は、本物の龍を連想させる程に引き締まっていた。

 

「なんだよ、戦兎っ!って、あれ?今何回だっけ?」

 

「相っ変わらず馬鹿だな」

 

「なんだと?!って、うおっ?!」

 

戦兎と呼ばれた男の声に反論しようとした龍我は、その際に手を滑らせて地面に落ちた。

 

「何やってんだよ」

 

戦兎は呆れたように言いながら龍我に歩み寄った。

 

「うるせぇ!お前が急に話しかけて来たせいで筋トレ中途半端で終わっちまったじゃねぇか!」

 

どうやら落ちた事より筋トレを中断させられた事に腹が立った様だ。

 

「それで?急にどうしたんだよ」

 

龍我は少し落ち着き、一先ず戦兎の要件を優先させた。

 

「お前、エニグマの事覚えてるか?」

 

「当たり前だろ。あの、エグゼイドとかいうライダーの世界と融合しそうになった奴」

 

「相変わらず適当だな。まぁいいか。ていうか結局融合したんだけどな。とりあえず、あれと同じ現象がまた起こりつつあるんだよ」

 

戦兎は呆れながら説明を続けた。その言葉を聞いて龍我は目を見開いた。

 

「はぁ?!マジかよ!やべぇじゃねぇか!」

 

龍我は戦兎の肩を掴みながら言った。

 

「あぁ、やばい。けど幸いな事に向こうの世界にもライダーがいるらしい」

 

「なんだよ、それなら何とかなりそうだな」

 

「でも、それだけじゃ終わらなそうなんだ」

 

戦兎は面倒そうに言う。

 

「どういう事だよ。またあんな奴らが出てくるってのか?」

 

「その可能性は高いだろうな。ライダーが居るって事は、向こうにも戦いがある。だから俺達も準備しとかなきゃな」

 

「そうは言っても、もうジーニアスねぇじゃねぇか」

 

「あのな?俺がそんな事に気付かないわけないだろ?」

 

戦兎はそう言いながら腰の辺りから一つのアイテムを取り出した。

 

「え?!ジーニアス!何であるんだよ!あん時に消滅したじゃねぇか!」

 

「パンドラボックスは五枚のパネルに白のパネルを嵌め込んで使った。その時に俺がジーニアスに使っていたパネルは消滅しなかったんだ。そして俺達というイレギュラーと共にこの世界に来た。さらに俺はこのパネルとビルドドライバーのデータを使って失われたボトルの複製に成功したんだよ!どうだ?スゴいだろ?最高だろ?天っ才だろ!?」

 

戦兎は怒涛の勢いで説明する。それを聞いていた龍我の我慢に限界が来たようだ。

 

「あぁもううるせぇ!要はまた戦えるって事だろうが!一言に纏めろ!」

 

「一言で語れないのが天才なんだよ。とにかく、お前のマグマナックルも修復中だから、準備しとけよ」

 

「おう!」

 

少し揉めつつも、これからの事を決めた二人。この時二人は想像もしていなかった。本来交わる事の無い魔法と科学が、希望と絶望を創り出すことを。




この話で恐らく察しどころか、完全にわかったと思いますが、今回MOVIE大戦形式にしようと思います!
まぁ、ビルドの出番は極端に少ないですが笑
ちなみに、今回のビルドとのコラボは、以前活動報告のアンケートに答えて頂いたartisanさんの案です!
artisanさん、本当にありがとうございます!

それと皆さんにアンケートです!一夏のドライバーをオリジナルの物にするとすればどんなカラーが良いですか?下にアンケート用の活動報告のURLを貼っておきますので、良ければお答えください!

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=197468&uid=195590
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