インフィニット・ストラトス 世界への反抗   作:鉄血のブリュンヒルデ

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特別編 part.10 交差する力

〈フレイム!スラッシュストライク!ヒー・ヒー・ヒー!〉

 

「くらいやがれ!」

 

櫂は炎を纏わせた剣で巨大な怪物を斬る。ダメージは入っているみたいだが、倒すには至らないみたいだ。

 

「戦兎!アイツを倒す方法はねぇの!」

 

万丈が攻撃を躱しながら聞く。データが取れない以上は正確な手段が分からない。恐らくあれが櫂の言っていたファントムなんだろう。まぁ、勿論何も考えていない訳じゃない。

 

「万丈!グレートを使え!エボルトの力を使えば、突破口が見つかるかもしれない!」

 

「オウ!」

 

万丈はクローズドラゴンをドライバーから取り外し、ドラゴンフルボトルを取り出した。それをホルダーにセットするのと同時に、グレートドラゴンエボルボトルをホルダーから外す。そしてクローズドラゴンと入れ替わるようにグレートクローズドラゴンがガシェットモードとなって手元に来る。一つじゃ力を調整出来ないから、もう一つ作っておいたんだ。

 

〈覚醒!GREAT CROSS-Z DRAGON!〉

 

万丈はグレートクローズドラゴンにボトルを装填し、ドライバーにセットした。そしてレバーを回す。

 

〈Are you ready?〉

 

「変身!」

 

〈Wake up CROSS-Z! Get GREAT DRAGON! Yeah!〉

 

万丈の前後にスナップライドビルダーが形成され、そこに成分が充満していく。そしてそれはやがて青いハーフボディとなり、クローズに重なる。そしてその上からGCZドラゴライブレイザー・グレートエヴォリューガーが重なり、クローズはグレートクローズへと進化する。

 

「しゃあ!いくぜ!」

 

万丈は気合を入れて攻撃を仕掛ける。正直、あいつに期待しているのはダメージではなく、エボルトの細胞の”適応”だ。エボルトの細胞を持つアイツなら、あれに対抗する為のボトルを作り出せるかもしれない。

 

「ウオラァ!ハァ!」

 

万丈はそんな事知るかと言わんばかりに(いや、実際知らないんだが)我武者羅に拳を振るう。ビートクローザー使えよ。

 

「オラアァァ!ってな、なんだ?!」

 

その時、一応万丈に常日頃から持たせているエンプティーボトルが輝きだした。

 

「お、おい戦兎!なんだよこれ!」

 

「とにかくそれをこっちに投げろ!」

 

「分かった!オラァ!」

 

万丈は野球の外野手みたいにボトルを投げる。俺はそれをキャッチして、ボトルを見た。尖がり帽子に魔方陣。魔法使いか?なら丁度いい!けど問題はベストマッチだ。以前のエグゼイドみたいに元からペアならいいが、これは一つだ。一応候補はあるが…。

 

〈魔法使い!ダイヤモンド!ベストマッチ!〉

 

おぉ!これは!

 

「久しぶりに、ベストマッチキタァァァ!」

 

俺はテンションが上がりつつも、レバーを回す。

 

〈Are you ready?〉

 

「ビルドアップ!」

 

〈ウィザード!ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!〉

 

スナップライドビルダーが変化した二つのハーフボディが俺を挟み込み、ビルドを別の姿に変える。

 

「お、櫂と同じか」

 

「おい!パクってんじゃねぇよ!」

 

「お前もさっきしてたろ?」

 

とにかく、今はアイツを優先的に片付けよう。

 

「さぁ、実験を始めようか」

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