インフィニット・ストラトス 世界への反抗   作:鉄血のブリュンヒルデ

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clapping hands

「と、言う事で!一年一組クラス代表は織斑一夏君に決定しました!一繋がりで縁起がいいですね!」

 

「ちょっと待ってください!なんで俺なんですか!なるなら櫂でって寝てるし!」

 

何故だ?何故こうなった?!

 

「竜川は辞退した」

 

「どういうことだよちh…。織斑先生!」

 

俺はつい声が大きくなる。だってそうだろう?俺は昨日、一勝もしていない。戦績は、櫂が二勝。オルコットが一敗一分。そして俺も一敗一分だ。オルコットとは土壇場で発動した一次移行(ファーストシフト)のおかげで接戦までは持ち込み、タイムオーバーで引き分けになった。それでも、一次移行(ファーストシフト)が無かったら普通に負けてた。だから、なるならせめてオルコットじゃないのか?それに、櫂が辞退ってどういうことだよ!

 

「俺のウィザードは、ISの関係者連中にとっちゃイレギュラーな存在だ。滅茶苦茶な能力に、現行のISに喧嘩売るみたいなフォルム。さてさて、IS至上主義の奴らはどう反応するだろうな」

 

「IS至上主義?」

 

「そっか、お前ISの事そんなに知らないんだっけ。IS至上主義ってのは、ISを兵器として扱い、その力は全兵器の中でも最強。つまりISを使える女性こそが最強っていう、まぁ女尊男卑の最上級だよ」

 

櫂は授業をするかの様に言う。その顔、少し呆れた様だった。

 

「ちなみに操縦者程なりやすいぞ。丁度”昨日まで”のこいつみたいに」

 

「昨日まで?」

 

櫂の言葉を待っていたかのようにオルコットは立ち上がった。その指には、昨日櫂がはめた指輪がまだしっかりとはめられていた。

 

「皆さん、先日は本当にすみませんでした!」

 

突然のオルコットの謝罪に、教室内は呆然としていた。

 

「悪いな皆。オルコットが謝りたいって言うからサプライズをセッティングしてみた」

 

櫂は悪戯に笑う。

 

「えー?もう何ー?」

 

「それならそうって言ってよ~…」

 

「変に緊張しちゃったじゃん!」

 

「オルコットさんも、そんな事気にしなくていいよ」

 

「は、はい……ありがとう、ございます…」

 

オルコットの顔は涙に濡れながらも、晴れやかだった。

 

 

…………………………

 

あの決闘から一夜。私を迎えた皆さんは、とても暖かかった。

 

「よかったな。オルコット」

 

この人の笑顔は、どこか大人びていて、けれどどこかこの笑顔が大好きですわ。勿論、その持ち主も。

 

「はい!」

 

私は努めて笑顔で答えました。けれど、恐らく今の私の顔は、涙に濡れていますわ。今度は誤魔化しません。

 

「そろそろ、授業を始めてもいいか?」

 

厳しい声が聞こえる。しかし、その声の持ち主の顔はとても慈愛に溢れていましたわ。

 

「はい!」

 

私はそう答えて涙を拭い、席につく。

 

(お母様、お父様。私は今とても幸せですわ。生きている内に約束は守れませんでしたが、いつか、一緒にお墓に行って紹介しますわ)

 

私は心でそう呟き、そっと、私の思い人を見る。私を救ってくれた、魔法使いさんを。

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