インフィニット・ストラトス 世界への反抗   作:鉄血のブリュンヒルデ

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最近、投稿ペースが遅いのは、どうもたちの悪い風邪を引いてしまったようで、中々体調が優れなかったからです。という言い訳。
本っ当にすみません!


In the dark

「ハァ!」

 

「オラァ!」

 

「ヌゥンッ!」

 

二つの力と一つの力が激突する。だが、一つの方が圧倒的過ぎて、押し負ける。

 

「ぐあぁぁ!」

 

「うぐぅ!」

 

やっぱり、ジーニアスを使うしかないのか。けど、まだその時じゃない。

 

「万丈!」

 

「おう!」

 

俺はスパークリングボトルを。万丈はグレートドラゴンを取り出し、それぞれのアイテムを変形させる。

 

カシャンッ!プシューーッ!

 

〈覚醒!〉

 

〈ラビットタンクスパークリング!〉

〈GREAT CROSS-Z DRAGON!〉

 

二人で同時にレバーを回す。するとスナップライドビルダーが展開されて、ベルトからそこに成分が充満して変身用の装甲を作り出す。

 

〈〈Are you ready?〉〉

 

「ビルドアップ!」

 

〈シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイ!イエーイ!〉

〈Wake up CROSS-Z!Get GREAT DRAGON!Yeah!〉

 

俺達はフォームチェンジをした瞬間に、エボルトに飛びかかった。

 

「「ウオォォォォォォ!」」

 

「グッ?!」

 

二人で同時に放った拳は奴の胸部を捉え、そのまま後ずさりさせた。その程度しか、食らわせれてないという事実も浮かぶが。

 

「いいねぇ。面白くなってきたァ!」

 

エボルトはそう言いながら一本のボトルを取り出した。

 

〈ドラゴン!ライダーシステム!エボルマッチ!〉

〈ドラゴン!ドラゴン!エボルドラゴン!〉

 

「フェーズ2」

 

「マジかよ」

 

不味いな。このペースで上げられると、俺達が押し負ける。

 

「戦兎!」

 

「分かってる!」

 

俺はドリルクラッシャーを、万丈はビートクローザーを。俺達はそれぞれ武器を取り出して、エボルトに斬り掛かる。

 

「ハッハッハッ!その程度で俺を倒せると思ったか!」

 

エボルトもビートクローザーを取り出してそれを防ぐと、そのまま回転して俺達を弾き飛ばした。

 

「くっそ!」

 

「やっぱり、エボルトの力は強大だ。俺達だけで、どこまでやれるか」

 

「お前らだけに戦わせるかよ!」

 

もう一度攻撃を仕掛けようとした矢先、背後から声が響いた。

 

〈潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!〉

〈割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オーラァ!〉

 

「「っ?!」」

 

声と共に響いたのは、スクラッシュドライバーのボイスだ。でも、そんな、まさか。

 

「手助けに来てやったぜ。戦兎、龍我!」

 

「加勢に来た」

 

「かずみん………幻さん………」

 

「お前ら!なんで!」

 

二人は新世界に至る前、エボルトとの戦いで死んだ。そして、新世界で普通に暮らしている筈だ。それなのに、どうして。

 

「俺らもよく分かんねぇよ。けど、お前らのピンチに駆けつけなきゃ、仲間って言えねぇだろ?」

 

「俺達は仮面ライダーだ。この世界を守る使命がある……それを抜きにしたとしても、俺達は駆け付ける。大切な仲間だからな」

 

…………あぁ、最っ悪だ。

 

「お前らのせいで、まだまだやれるって、思っちまったじゃねぇか!」

 

俺の顔は、マスクの下でクシャッとなった。

 

 

…………………………

 

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!

 

「まだつかねぇのか」

 

俺は愚痴を零しながら、遺跡みたいな建物の中をバイクで走っていた。魔力で動いてるからエンストとかはねぇが、こう長く走ってると俺がしんどい。

 

『おーっと、そこで止まれ』

 

「っ!」

 

その時、バイクの走行する直線上に誰かが飛び出して来た。

 

キィィィィィィッ!

 

「お前、危ねぇだろ!………いや、待て。てめぇ何者だ」

 

そこに立っていたのは、あからさまに常人から逸脱した格好をした奴だった。声的に男か。

 

『俺はブラッドスターク。まぁ、ただの通りすがりさ』

 

「で?そのブラッドなんちゃらが俺に何の用だ」

 

『なんちゃらとは酷いな。ちゃんと名乗ったろ?』

 

一々癪に障る話し方をしやがる。しかし、敵か味方か。名前的には敵っぽいが。

 

『そう警戒するなよ。せっかくいい情報とアイテムを持ってきてやったのに』

 

「あ?」

 

『この先にあるのは祭壇だ。そこには一人の少女が拉致されている。あのルパンとかいうライダーになっていた奴の娘だ』

 

娘………秋山 希美か。

 

「どうしてお前がそれを?」

 

『んなもんこの際どうだっていいだろ?それより、ほら』

 

ブラッドスタークは、俺に向かって何かを投げた。

 

「っと」

 

それはリングが二つと、戦兎が持っていたスパークリングボトルと瓜二つのアイテムだ。

 

「なんだよこれ」

 

『見たままさ』

 

「全部ブランクじゃねぇか」

 

そう。二つのリングもボトルにも、何の力も宿っていなかった。

 

『まぁ、必要になれば力も宿るさ』

 

そう言いながら、奴は立ち去ろうとした。

 

「ウゥゥゥゥ…」

 

その時、オレンジ色の異形の頭を持つ奴がワラワラと湧いてきた。

 

『っと。バグスターか』

 

「コイツらまだいやがったのか!」

 

俺が変身の為に構えた時、奴が俺を止めた。

 

『まぁ待て。ここは俺に任せておけ』

 

「なに?まさかお前も仮面ライダーだってのか?」

 

『いいや?俺はそんな大層なもんじゃない』

 

そうだろうな。コイツは本質からアイツらとは違う。だが、足止めしてくれるってんなら甘えるまでだ。

 

「癪に障るし気にはなるが、今は聞かないでやるよ。じゃあな」

 

『んじゃ、チャオー』

 

 

…………………………

 

 

『さてと。やっぱり人助けは性に合わないな』

 

ブラッドスタークは、そう呟きながらスチームブレードを取り出してトランスチームガンに合体させた。

 

〈ライフルモード〉

 

ドキューンッ!ドキューンッ!

 

「ウゥゥゥゥ…」

 

『やっぱり普通の攻撃じゃ聞かねぇか……なら』

 

そう言いながら、今度は桃色のボトルを取り出した。

 

〈フルボトル!スチームアタック!〉

 

ドキュウゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!

 

「ウアァァァァァ…」

 

『チッ。これじゃあ効率が悪いな』

 

ブラッドスタークは、そう言いながら自身の体を蒸気で包んだ。

 

〈マイティーアクションX!〉

 

「変身」

 

その時響いたのは、先程の声とは違い、まだ若い青年の声だった。

 

〈ガシャット!ガッチャーン!レベルアップ!〉

〈マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクションX!〉

 

『そんじゃ、ちゃっちゃと片付けるか』

 

青年の声とも違う、ノイズがかった声で、仮面ライダーゲンムはそう呟いた。




今回コラボさせて頂いたのは
ユーザー名、「花蕾」さんの「INFINITE・STARK」より
石動 惣一、ブラッドスターク!……あ、それと仮面ライダーゲンム!

このコラボを提案していただいた時は思わず「んん?!」と、衝撃を受けましたね。まさかマスターの名前でスターク&ゲンムですよ?
経緯などの確認の為に一度読んでみましたが、なるほどそういうことかと納得しました。
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