インフィニット・ストラトス 世界への反抗 作:鉄血のブリュンヒルデ
「おかしいよな?俺今アイツに任せて進んだばかりだよな?」
櫂はそう言いながら、苛立たしげにウィザーソードガンを構える。
「なんで全然減ってねぇんだよ!あの野郎、絶対途中で帰ったろ!」
叫びながらも、櫂は周りに群れる怪人を斬り伏せる。
「ウアァァァァァァァ…」
櫂の周りには、オレンジ色の頭の怪人が群がっていた。その一匹一匹の戦闘力は限りなく低いが、その数が、徐々に櫂を追い詰める。
「変身するか?いや、まだ体力も魔力も万全じゃねぇ。変身すれば無駄に体力を消耗するだけだ」
櫂は呟きながらも、減ることのない怪人を斬り続ける。
その時だった。
「ハァ!」
ドカァァァァァンッ!
「あ?またか?」
櫂の目の前に、何かが落ちて来た。
それは地面を抉り、怪人を消し飛ばし、辺り一帯を砂煙で包んだ。
やがて煙が晴れると、そこには一つの人影があった。
「大丈夫か?」
「…………お前、エグゼイドか?」
櫂は、先ほど見知ったばかりの仲間と同じ姿をしたそれに、そう問いかけた。
「いや、違う。僕は影浦 陰斗。仮面ライダーゲンムだ」
櫂の前に立つ仮面ライダーゲンム、陰斗は、ゆらりと怪人達へと振り向く。
「先に行きたいんだろ?だったらここは任せろ」
「このタイプの会話、もう何度目か覚えてねぇな」
陰斗の言葉に櫂は、面倒そうに呟いた。
「え?何か言った?」
その呟きは陰斗にも聞こえたらしく、不思議そうな声を出した。
「あぁ、なんでもねぇよ。とりあえず頼む」
櫂は適当に返すと、マシンウィンガーのアクセルを入れる。
「任せなよ」
そう呟き、陰斗はゆっくりと振り返る。
「さてと………一応任されたし、ここから先へは行かせない」
〈STAGE SELECT!〉
…………………………
僕がベルトの左側にあるホルダーのスイッチを押すと、僕を中心にその場に居たバグスターを全く別の場所へと移す。
「ここなら、心置き無く戦える」
そう言いながら、武装選択のパネルを出現させる。
〈ガシャコンスパロー!〉
そして取り出したガシャコンスパローを二つに割り、鎌モードへと変える。
そして向かってくるバグスターに向かって駆け出す。
「ハァ!ハッ!」
バグスターを斬りながら考えを巡らせる。
この数の敵がこっちの世界にも流れ込んでくれば、少なからず被害は出る。それを防ぐ為には、ここでコイツらを一層するしか無いけど、見た所バグスター達は無限に湧き出ている様だ。ゲームエリアに移しても増えるという事は、この中に親玉がいる可能性が高い。
「ウアァァァァァ…ッ!」
襲いかかるバグスターを斬り伏せながら、敵の出て来る方向を見る。
ゴオォォォォォッ!
そこには、黒い霧の様なものと共に、バグスターを吐き出す宙に浮く宝石の様なものがあった。
「なるほど。あれが原因か」
僕は腰を低く構え、そしてその低い姿勢のままバグスター達を斬り、時に躱しながら宝石へと走る。
「ウアァァァァァッ!」
走りながら、バグルドライバーのAボタンとBボタンを同時に押す。
〈キメワザ〉
「雑魚は一気に、片付ける!」
〈デンジャラス・クリティカルデッド!〉
必殺技が発動すると、僕の周りをゲンムゾンビゲーマーと同じ姿をしたエネルギー体が現れ、バグスター達に抱き着き爆発していく。
「さてと、最後だ」
〈ガッシューン〉
〈ガシャット!〉
バグルドライバーからガシャットを引き抜き、ガシャコンスパローに挿し込む。そして未だ生み出され続けるバグスターを飛び越えて躱し、そのまま空中でキメワザを放つ。
〈デンジャラス・クリティカルフィニッシュ!〉
僕の放った矢が、宝石を粉々に砕いた。
〈ゲームクリア!〉
その音声が鳴ると、展開していたゲームエリアが消失する。
「………あっ、そろそろ戻らないと、向こうが不味いかも!」
僕は焦りながら、遺跡の様な場所から自分の世界に飛び降りた。
今回コラボさせて頂いたのは
ユーザー名「kage7120」さんの「ISの世界でライダーバトル」より
影浦 陰斗。仮面ライダーゲンムレベルX!
今回はストーリーの都合上、変身できるライダーの中からこちらを選ばせて頂きました。