織斑一夏はIS学園のセックスシンボルだ   作:桃次郎

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感想欄にて「水着回なのに女の子に色気がない」という感想を頂きました………




女に色気なんか必要ねぇんだよ!!



くい込む視線

一夏はおぼつかない足取りでパラソルの下から粘着性な水温をたてながら這い出てきた。オイル濡れになった躰は天から降り注ぐ太陽の光を反射し、血行の良い肌色と相まって何とも言えないいかがわしさを漂わせる。

その様子を自分達の仕事に満足したような表情を浮かべる生徒達、ひと仕事を終えた達成感があるが忘れてはいけない。これはまだ日焼け止めを塗っただけなのだ、遊ぶ為の前段階に過ぎない。彼女達の臨海学校はまだ始まったばかりなのだ。

 

「織斑くーん!あそぼー!」

 

「あ、あぁ…」

 

ビーチボールを片手に先程の淫猥さからは想像もつかない無邪気な笑顔で一夏を遊びに誘う生徒達と、そのギャップに戸惑い怯える一夏。

海ではしゃぐ姿は健全な女子高生そのものだ。尤も、先程の一夏へ行った所業は健全とは言い難いものだったが。

 

「ビーチバレーやろっか!」

 

一夏のクラスメイトの一人である谷本癒子が一夏をビーチバレーに誘う、それを阻止しようとデカパイ忍者が話を遮る。

 

「一夏!スイカ割りも良いぞ!」

 

「ちょっと邪魔しないでよデカパイ忍者ー」

 

「誰がデカパイ忍者だ!」

 

「うるさい乳割るぞデカパイ忍者」

 

喧嘩に発展しそうな雰囲気を察した一夏は二人の間に割って入り、仲裁をする。

 

「じゃ…じゃあ最初にビーチバレーしようぜ!その後デザート代わりにスイカ割って食べようぜ、良いかな二人とも?」

 

癒子は歓喜の雄叫びを上げ、デカパイ忍者は渋々といった表情で引き下がった。デカパイ忍者の脳内の冷静な部分がこの場でごねるよりも後で一夏と遊べる時間が増えると判断した結果だった。もう既にデカパイ忍者は目隠しをした一夏の躰を好き放題に弄ぶ妄想でトリップしている。

そんな変態デカパイ忍者を癒子は捨て置き、一夏と友人達を引き連れてビーチの中に存在するある所に向かった。

 

「へー…なんか本格的だなぁ」

 

癒子たちに連れられやって来た一夏が目にしたものは高々と張られたバレーネットと審判席だった。中々本格的な設備に驚く一夏、その様子に癒子は得意気だ。

 

「どう?凄いでしょ、実は一個上の先輩にここのビーチの事を色々教わっててさ…」

 

癒子の説明によると、ここの旅館はIS学園の各運動部の合宿にも使われているのだそうだ。癒子が所属しているバレー部も例外ではなく。毎年夏休みになるとこの旅館で強化合宿を行うらしい、砂浜での運動が足腰を鍛えるのだそうだ。

 

「つまり谷本さん達はこの臨海学校が終わってももう1回ここに来られるわけか」

 

「うん!練習キツイけど楽しいって先輩言ってたもん」

 

「へぇー良いなぁ」

 

一夏は知らない、癒子が臨海学校へ出発する前日、癒子の先輩が今年の1年生の臨海学校に一夏が参加するのをどれほど羨ましがったか。

 

「どぼじであ”ん”だどお”り”む”ら”ぐん”がお”な”じぐら”ずな”の”お”!?」

 

涙と鼻水に塗れた汚い顔を癒子にぐりぐりと近づけ癒子の制服を汚した事を、一夏は知らない。

 

呑気なことを言いながらコートまで案内される一夏、ふと振り返ると何やら大勢の生徒達が一夏たちに付いてきていることに気がついた。

 

「お、なんだ?みんなもビーチバレーやるのか?」

 

どうやら参加する気はないらしい、一夏がバレーをする姿が見たいようだ、要は野次馬だ。

 

「フレー!フレー!おーりーむーら!」

 

チアリーディング部の生徒が列を作り即興で一夏を応援するコールを叫ぶ。他の生徒も例のI.M.Fコールを叫び、一夏を応援していた。

 

「大人気だねぇ織斑くん」

 

「あはは…」

 

眉を八の字に曲げ困り顔の一夏、そんな表情が彼女達の庇護欲を擽る、何をしても女にモテる男である。黒のローレグブーメランパンツでそれをやるのだからもう彼女達は堪らない、びっしょびしょだ。何人かの生徒はそれを誤魔化そうと海へと飛び込んだ。

この性欲丸出しの猿共がこの国の未来を担うエリートの卵だと言うのだから、この国の将来は一体どうなってしまうのか。

 

「さあ織斑くん始めようか!7月のサマーデビルの力を見せてあげる!」

 

誰がつけたか知らないがネーミングセンスの欠片も見当たらない異名だった。

 

 

 

 

 

世の中には二種類のスポーツがある、個人競技と団体競技だ。

 

そして団体競技の中でも二人でしか出来ないスポーツ…それがビーチバレー!

 

広い砂のコートにたった二人だけ、だから私たちは…

 

かけがえのない一人を選ぶ!

 

 

 

「癒子さっきから何ひとりでブツブツ言ってんの?」

 

「あ、ごめん、ちょっと考え事してて…」

 

二人一組に別れた癒子と一夏はコート上にて対峙していた、癒子は友人と、一夏は清香と。審判にはマスター布仏が付いた。危なげに審判席に登る本音、果たして大丈夫なんだろうか。

既にギャラリーがコートを取り囲み、声援を送る。

 

「一夏!一夏!一夏!一夏!」

 

「I.M.F! I.M.F! I.M.F!」

 

コート外の熱気は最高潮だ、そして審判席に座る本音が試合開始のホイッスルを吹いた。

 

(行くぞ相川さん!)

 

一夏は前屈みになり、背中に手を回し、後方にいる清香にサインを送る。速攻を決める算段だ。

しかし一夏は失念していた、今自分がどんな格好をしているかをだ。

 

(ブホォ!?)

 

一夏の尻にローションやその他のオイルをたっぷり含んだローレグブーメランパンツがくい込み、染み付いたそれらが生地の上へと押し出され、染み出し、砂浜へと滴った。

 

(織斑くんのお尻が…!)

 

濡れる一夏の尻が清香の視界を独占する、もう試合どころじゃない。誰だこの歩く猥褻物にあんなもの塗ったのは。あ、私らか。

 

一夏に目を奪われるているのは清香だけではなかった、コートで対峙する7月のサマーデビルこと癒子もまた、一夏の躰に魅了されていた。張られたネット越しにある一夏の裸体に癒子の妄想は加速していた。

 

(織斑くんの、このカラダで、私のアタックがブロックされたら………!)

 

ネット越しとはいえ、あの一夏の躰が。自分の目の前に拡がるのかと思うともう癒子は試合どころではなかった。

 

(あぁ…ダメ!織斑くんのカラダが、私の前に、前に!!)

 

「えっと…みんなバレーしないのか?」

 

ホイッスルが鳴ってはや5分、一向に動こうとしない敵味方に一夏の困惑した声が虚しく響いた。

 




ビーチバレーの試合風景なんか書けるわけねえだろ!!

はるかなレシーブ良いよね
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