織斑一夏はIS学園のセックスシンボルだ   作:桃次郎

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お気に入りがとうとう100件を超え、いよいよ後戻り出来なくなって来ました…

作中の英語は全部Google翻訳です


虹色少年と危ない水着

「ばぶー」

 

「…」

 

ラウラ性教育騒動から一夜明け、ここは学生寮の中にある

ラウラとシャルロットが暮らす部屋。シャルロットは途方に暮れた様子でベッドの上に転がるラウラを見ていた。

 

クラスメイトによって施された性の荒療治はラウラの精神を跡形もなく粉砕し、幼児退行を起こすまでに至っていた。

ドイツ代表就任確実とまで言われたエリートの余りに無残な姿にため息をつくシャルロット。ベッドの上を占拠したラウラは手足をばたつかせ、今も無邪気に笑っている。

 

「ばぶばぶ」

 

「一体どうすれば…」

 

同級生からラウラと同室というだけで半ば押し付けられる形でラウラの世話を任されたシャルロットは困り果てていた。そんな矢先の事だった。

 

「んん…まーま…」

 

「ま、ママ!?」

 

ラウラは身体を翻すとシャルロットの元まで四つん這いになって近寄ってきたのだ、所謂『はいはい』というやつだ。幼児退行したラウラは理性の奥底に眠る本能の赴くまま、自分を庇護してくれる存在を、母親を求めていた。

戸惑うシャルロット、ラウラは甘えるような目付きでシャルロットに抱きついてきた。

 

「まんま…」

 

「ちょ、ちょっと…」

 

顔をシャルロットの発育の良い胸に沈めるラウラ、その姿にかつての勇猛果敢なドイツの代表候補生の面影はない。そこにあるのは、母親を求める赤子の姿だけだった。

 

「まま、まま…」

 

「…」

 

シャルロットは困ったような、それでいて満更でもないような表情でラウラを受け入れた。

胸元のラウラの頭を抱くシャルロット、その姿はまるで美術館に展示されている宗教画に描かれる聖母の様だ。

 

「まーま…」

 

「うん、よしよし…」

 

「ぱいぱい…」

 

「!?」

 

ぱ…!?ぱいぱい!?おっぱい?!

 

驚いたシャルロットは思わずラウラを引き剥がす、ラウラは拒絶されたと思ったのか、今にも泣きそうな顔をしていた。

 

「ま、まま…」

 

シャルロットは思案した、この哀れな鉄の赤子は私がこの場で見捨ててしまえば、きっともう、元に戻ることはないだろう。

 

破壊された精神を再び構築するには、癒しが必要だ。

 

シャルロットの脳裏にチラつくのは、誇り高くもどこか愛らしい、嘗てのラウラ・ボーデヴィッヒの、笑顔。

 

「…ラウラ」

 

「まんま…」

 

「おいで」

 

胸元のリボンを緩め制服のボタンをゆっくりと外すシャルロット、その顔にもはや迷いはない。形の良い、それでいて豊かなシャルロットの胸が、ラウラの前に露わとなった。

 

「ボクが…ママだよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、水着?」

 

その日の朝も、何時ものように教室へと足を踏み入れた一夏を待っていたのは。クラスメイト達からの熱烈な遊び(デート)の誘いだった。

 

曰く、臨海学校で着ていく水着を選んで欲しい。

 

曰く、織斑くんの水着を選びたい。

 

恐らく後者が彼女らの本気だろう。だが一夏は気にせずにクラスメイト達の誘いを受け入れた。

 

それが新たなる悲劇の幕開けとも知らずに…

 

 

 

 

 

 

「ここがレゾナンスかー…」

 

そして週末、クラスメイト達に指定された待ちわせ場所にたどり着いた一夏、IS学園からほど近い場所に位置する超大型ショッピングモール『レゾナンス』はここで買えない物は存在しないとまで言われる程の品揃えを誇る。

 

「一夏ー!」

 

「織斑くーん!」

 

「HAHAHA! Ze came I, et al. Bitch Boy!!」

 

既に箒やセシリア、その他クラスメイトが一夏より先に来ていた。ラウラとシャルロットは別件で来ることは出来なかったようだ。

一夏は無邪気に手を振って彼女たちが待つ場所へと駆けて行く。

 

「ごめんごめん遅れちまった」

 

「いや、私たちも今来た所だ」

 

「Today is also cute Why I want to eat a Bitch Boy!!」

 

「もーセシリアいい加減にしてよー」

 

箒を筆頭とした彼女たちと合流した一夏、爽やかな笑顔がその場にいる者達を、そして遠目から彼女たちを見ていた他の客をも魅了していく。天性の魅力は学校外でも健在だった。

 

そして度重なる一夏のフェロモン攻撃を受け続け、遂に日本語能力を喪失してしまったセシリア、彼女が最後に日本語を話したのは何時だっただろうか。

この場に英語を解する者が居ないのをいいことに、品性の欠片も見当たらない程の薄汚い下卑たスラングを口にしていた。

 

一夏は彼女たちに手を引かれるまま、水着売り場へと向かっていった。

 

 

 

広い店内を歩くこと約20分、水着売り場へとたどり着いた一夏。店内でも奥まったエリアにその店は位置していた。

 

「こ、これは…」

 

そしてそこで彼が見たものは、虹色の看板が目印の、良く言えば個性的、悪く言えば、悪趣味な店だった。

 

『RAINBOW B♂Y』

 

それがその店の名前だった。

 

異様な店構えに圧倒されている一夏をよそに問答無用で彼の手を引き店の中に入って行くクラスメイトたち。

一夏の第六感が危険信号を鳴らしていた。ここに入ってはいけないと、とんでもない事になるぞと。

 

「ちょ…ちょっと俺、ココ、やだ…!」

 

抵抗する一夏だが、彼女たちは女子とは思えない程の力で一夏を店の中へと引っ張りこんでいく。

彼女たちの目は獣欲に染まっていた、蟻地獄へ堕ちた働きアリの様に、一夏は店の中へと入っていってしまった。

 

 

 

「…」

 

店構えの異様さに違わぬ店内の様相に一夏は圧倒されていた。確かにこの店は水着を売ってはいるようだ、品揃えは随分と偏っているようだが。

店に置いてある水着は全て男性用だった、問題はその水着のデザインだ。店に飾られているマネキンに着させられてる水着は全て極彩色が目に痛いローレグの物で、後ろをよく見てみると、そのマネキンの尻はほとんど隠れてはいなかった。

まるでラブホテルのような照明とサイケデリックなBGMのコラボレーションがそれらを照らし、妖しく彩る。

とにかく目が痛くなる光景だった。既にクラスメイトたちは店内に散り、売り物を物色している。

 

「これなんかどう?」

 

「ブーメランパンツしか置いてなくない?」

 

「それが良いんじゃん!」

 

聴いていて頭が痛くなる会話だ、一夏は何とかここから逃げようとするも。一夏の背後には箒がぴったりと張り付き、逃げ道を塞いでいた。

 

「一夏どうした?折角みんながお前の水着を選んでくれているんだぞ」

 

「ほ、箒…たすけ…」

 

「一夏、お前にはコレが似合うと思うぞ?」

 

箒の手には店の商品が握られていた、パッケージには日の丸が描かれている。

 

「日本男児には褌が一番だろう」

 

黒々と濁った目で力説する箒、熱を帯びた視線にも関わらず目だけがまるで光を遮断したような純黒なのが店の照明と相まって怖かった。

 

「織斑くーん!試着してみようよ!」

 

 

 

what?試着?今、試着と言ったのかコイツら?俺に?あの変態丸出しの水着を着ろと?

 

一夏の防衛本能が、警鐘を鳴らしていた、逃げろ一夏。お前の身を守れるのはお前だけだ、この空間において正気なのはもはやお前しかいない。

 

 

 

一夏は脱兎の如くその場から逃走した。

 

 

 

 

「あ、待て!!」

 

「織斑くーん!」

 

「待って織斑くーん!」

 

「ヒョウ柄もあるからー!!」

 

追う女子達。無論手には、ブーメランパンツ。

 

 

 

 




モッピー知ってるよ。作者がこのままラウラとシャルロットをフェードアウトさせて、登場人物を減らして負担を軽減しようとしているってこと。

モッピー知ってるよ。セシリアが日本語じゃなくて英語を喋っているのは、作者が文字数を稼ぐためにやっているってこと。
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