IS 最強は最強です   作:ネコ削ぎ

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 お久しぶりです。この小説は完全に勢いでやっていますので、駄目な時は全然駄目でパソコンを起動させることなく終わってしまいます。
 別に構想を練っているわけでもないので、日にちが開いたところでクオリティーが上がることもありませんが、よければご覧ください。




 IS学園は余すとこなく女子校である。世界各国からISを学ぶ為集まってくるのだが、どういう訳がレベルの高い女子しかいない女子校である。ISは面で勝負しているわけじゃないのだが。

 女子校の中でも取り分け特殊な部類に入るIS学園故に、男子校はおろか共学にも存在しない独特な匂いに満ちている。世間一般的にいうフローラルな香りとかではなく、抽象的で説明し難い匂いだ。

 教師歴7年を迎えてもまだまだ殻付きの域を出ないと豪語してやまない水泉(みずいずみ)青湖(あおこ)はIS学園で数少ない異性である。女子校独特な匂いに顔をしかめながらも一日一日をそこそこ教師として生きている。

 女尊男卑の風潮。ISが世間に拡散したことで起きた弊害は男性の立場を大きく貶め生き辛い世の中を形成していった。青湖も女尊男卑の風に吹かれてはいるが、そこで屈するほどの繊細さはない。繊細ならばIS学園で教鞭など振るえるわけもない。

 歯向かう女子生徒には内申点にダイレクトアタック。幸い他の教師からの信頼が高い。そして、青湖も教師だからと理不尽な評価を下すことはない。相手が手を出してくるのなら別だが。

 よって青湖の教師生活は平和の一言に尽きる。命の危機に晒されることもなく、理不尽な暴力に屈することもない。

 

「このクラスもまたミーハーだわな。チャイム鳴ってんだけど」

 

 クラスの半数がいまだに着席していない。帰巣本能がぶっ壊れているのではないかと青湖はため息を吐き出す。学校に帰ってくるなんて地獄以外何者でもないかもしれないが、教師からしてみれば手間かけさせない生徒の方が助かるので、帰巣本能を導入してほしいものだ。

 生徒の自主性と成長の為に時間ギリギリまで見守ってやるべきか、それとも面倒なのでとっとと連れ戻すべきか。他の教師の迷惑になりかねないので生徒の自主性など考えてる暇はないかもしれない。そもそも高校生活一年目のヒヨコに教師が求める様な自主性なんてあるわけがない。クラス代表に選ばれた更識簪が我関せずと投影型ディスプレイで作業しているのが証拠だ。

 

「貴女達は授業準備して待っていてくださいね。すぐに戻ってきますから」

 

 初日からスムーズにいかない。去年よりも酷かった。

 原因は世界で初めて見つかったISを動かせる男子にある。女子校に放り込まれた唯一の男子だある織斑一夏。世界最強と謳われる織斑千冬の弟、かなりのイケメンであることから異性の目を引き付けて止まないのだ。その結果が予冷が鳴っても戻らない生徒。小学生じゃないんだから夢中になって時間忘れるなよ、と思うほど。

 廊下に出れば女子の群れ。青湖の行く手を阻むかのように布陣している。そのどれもが教師の出現した程度では動じないどころか気が付かない集中ぶり。これが千冬ならば顔を真っ青にして蜘蛛の子を散らすようにいなくなるのだが、悲しいかな青湖は千冬と違ってネームバリューなど持っていないし、女尊男卑の影響で男性教諭など相手になるまいと舐められている節がある。

 集団は四組だけでなく二組も三組もいた。そして各担任及び副担任が必至に呼びかけているが誰も聞いちゃいなかった。苦労は共通なのだ。

 

「もうすぐ授業開始です。皆さん教室に戻ってください」

「二組ぃ!! シバくぞ!!」

「ええと、そろそろ時間なので続きはまた今度で。また今度で」

「三組の皆さん。も、戻ってこないと起こりますよ。起こりますよ」

「何が起きるんですか新田(にった)先生?」

 

 二組の担任は口と手が同時に出ることで有名なイストリャ・イストリア。

 副担任は暴力が見えないと豪語する暴力盲のワシャ・クシャ。

 三組の担任は名前の時点でやたら甘いと評判の新田かんろ。

 副担任は甘い食べ物が嫌いなイフルール・ロ。

 そして四組副担任の水泉青湖。

 教師五人が必至になって生徒達を解散させようとするが、今年の一年生は頑固な汚れの様にその場から離れようとしないのだから、青湖は内申点へのダイレクトアタックを念頭に入れ始める。まはや止められまい。

 イストリャは手近な二組生徒を捕まえると力の限り教室に投げ入れている。二組の教室からは悲鳴が聞こえてくるのはきっと暴力盲のワシャであっても聞こえるはずだ。とりあえず青湖には聞こえている。自分の担当生徒ではないから知らないが。

 

「早く教室に戻ってください。今頃故郷のお父さんお母さんが鳴いていると思いますよ」

 

 イストリャと違いかんろの方はその場で声をかけるだけで全く成果が上がらない。そもそも誰に向けて何の話しているのかも分からない。とりあえず青湖は下ネタに聞こえた。

 正直実力行使すれば早い。この場においてはイストリャの行動が最も確実だった。仕方がないと青湖も実力行使に乗り出そうとする。

 だが、そんなことをする必要はなくなった。

 

「ほう。もうチャイムが鳴るのだがな」

 

 織斑千冬がやってきたのだから。

 と最終兵器みたいな雰囲気ではあるのだが、千冬はイストリャと違って口と手を同時に出すわけでも、口より先に手が出るタイプでもない。三回はチャンスをくれる案外寛容な教師だ。千冬の顔も三度まで。それがIS学園でのルールの一つ。有効期間は半年間だ。

 圧倒的な存在感で生徒達を帰巣させていく千冬などよりも、青湖は一組副担任の山田真耶を熱心に見つめる。

 

「すみませんね、山田先生。織斑先生にも申し訳ありませんでしたと伝えてください」

 

 後輩の山田真耶を徹底的の甘やかしたいな、と思いながら。




 ほぼオリキャラしかでていません。それも全然話が進んでいません。でも、個人的にはこんな感じでいいかなと思ってしまいます。
 彼らが目立つ時があるのでしょうか。
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