IS 最強は最強です   作:ネコ削ぎ

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 パソコンを起動させる。まずそこまで気持ちがいきません。
 そしてプロットもないので場当たり的な感じです。なのでどこかでおかしくなるんですね。
 よろしければ少々お付き合いください。




 闇夜に煌めくは人間の生み出した叡智の結晶。汝の名はライトなり。日没後の活気を維持し、人間社会を色めき立たせる。

 しかし、人間が生み出した最高の叡智は言葉である。

 

「可愛い女の子と一発ヤリたいわ」

 

 最高級ホテルの一室では色気の塊みたいな身体をスーツに押し込めたスコール・ミューゼルは隠すことなく欲望を口にした。食後のデザートを求めるかのような口ぶりは、それが一切冗談のない気持ちであることが窺える。

 ただの性犯罪者ではない。常に相互同意の下での快楽は警察の介入を認めていなかった。快楽に意識を溶け込まして事後承諾に持ち込んだことはあるが。

 亡国機業。IS登場以前から世界中の闇ある場所で蠢いていた組織。世界の各地で起こる紛争やテロといった争いは亡国機業裏で手を引いているとまことしやかに囁かれている。

 テロの一つでも起こればその背後にあるのは亡国機業ではないかと必ず一度は疑われ、その信頼さや有名さには定評のある亡国機業のIS専門実行部隊がスコールの立ち位置だ。それも実行部隊のリーダーを承っている。

 しかし、上からの指示がない日は部隊長としての立場をほぼほぼ忘れて日常を満喫するのがスコールだった。最高級のホテルで最高のサービスと食事を堪能して、どこで売っているのか気になる極上のベッドでまったりと過ごす。テロリストらしからぬ。

 

「アタシじゃ不満なのかよ」

 

 スコールの隣で寝ころんでいたオータムが上半身を起こす。

 

「今の私は満たされないわね。求めているのは可愛い女の子であってオータム貴女じゃないの。ごめんなさい」

「謝る!? なんで謝るんだよ!? 謝るなら言うんじゃねーよ!!」

「私の思う女の子の範囲は7から20まで。それ以上もそれ以下もないのよ。貴女はねぇ……」

「みなまで言え。途中で止められたほうが傷つく」

「可愛い女の子じゃないのよ。範囲外だし可愛くない」

「みなまで言われたらそれはそれで傷つくぜチクショウが!!」

 

 恋人と呼ばれ肉体関係にあるはずのスコールからの容赦ない言葉のナイフを前にしてオータムは怒り狂って憤死しそうになった。

 死んだら死んだで新しい恋人でも探せばいい。今度はもっと若くて躾がいのある女の子がいいだろう。オータムも悪くはないが今は若さと可愛さを堪能したい気分なのだ。

 そういう意味ではIS学園はスコールの欲望を見事に満たしてくれる。まさに天国だ。就職したい。

 IS学園教師。一般教養は当然としてIS関係の知識経験が必要で、更に各国の生徒並びに代表候補生を預かる為に採用基準が高い。経歴も調べ尽くされるので、知識経験はともかく教育者としての意識や低すぎる教育知識、なにより真っ黒な経歴が足をひっぱりIS学園への就職は絶望的と言っても過言ではない。

 

「IS学園。色取り取りの女の子をねえ……ウフフ」

「恐いんだよ。恐すぎんだよ」

「そう。恐いわね。私の楽園を汚そうと企んでいる存在が」

「ソコじゃねえよ。と言うか私の楽園てなんだよ。いつからオマエのになったんだ!?」

「そのうちね」

「ああ、そうかいそうかい。んなことは置いて、例のISを起動させた奴はどうすんだ」

 

 女性にしか扱えないと言われ続けてきたISが、僅かな可能性を見せ始めたことはよほどの無関心でなければ知っている。オータムやスコールの様な後ろ暗い活動をしている者ならば知らない方がどうかしていると言われかねない大きなニュースなのだ。

 ISを起動させた男。世界の今をひっくり返す存在に亡国機業のアクションはあるのか。オータムとしては気になるところだろうか。

 

「放っておけばいいじゃない」

 

 スコールは気にしない。憧れのIS学園という女の園に年ごろの男がいて、ソイツの毒牙にかかってしまう事態を想像して火炙りの刑に処すほどに心乱されてしまったが気にしない。

 

「上は静観を求めているのよ。見定めるのが先と。それと早期に攫っても欲しい情報が得られないわ。せっかくなら専用機を与えられてせっせと集めた稼働データを奪う方が楽。悪い組織の特権ね」

「確かに。そういうのは研究熱心な奴らに任せておけばいいんだな。流石だぜ」

「そうそう。IS学園に潜入する口実にもなるわ。ふふふ。可愛い子たちが私を呼んでいるわ」

「結局そっちかよ」

「そっちよ。悪い?」

「悪いに決まってんだろ。アタシを無視してんじゃねぇ」

「無視はしていないわ。ただ貴女よりも若い子がいいってだけで」

「無視よりも酷い。仲間だし恋人だよな。なんて残酷なんだよ」

 

 粗暴なオータムがショックで崩れ落ちる。ああ、ショックを受けたんだなとスコール。どうせ数分で持ち直すのだ。今はそっとしておけばいい。

 それよりもIS学園だ。おそらく潜入する日が来る。IS専門実行部隊はスコールとオータム、それと最近参入した新人Мの三人しかいない。後方支援の人間を入れれば数はそれなりだが、前線に出るのは三人。専用機を持っているのはスコールとオータムの二人。少なすぎる。

 スコールは並みの国家代表を一蹴できる実力の持ち主だ。IS学園に集まる各国の代表候補性と最新鋭のISなど敵ではないのだがオータムは微妙だ。

 それにIS学園の最も面倒なところはいまだ殻を被った代表候補性ではなく、学園の一部教師たちだ。千冬とか千冬とか千冬とか。

 どうするべきか。とりあえず手頃なISでも強奪しようかしら。

 悩みに悩んだスコールはひとまず知恵を借りるべく電話をかけた。

 

「もしもし、千冬。今時間あるかしら」

 




 お付き合いありがとうございます。
 オリキャラ・千冬・亡国機業と来ましたが、自分でもどうしたいのか。
 
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