可憐なる博徒 レイリ   作:tres

16 / 145
2話 ♯6「3回戦・前」

「ドロー、スタンバイ、メイン」

 

「…」

 

彼女は手札のカードを重ねるようにして持つ。

 

(…あ?まさか気付きやがったか?)

 

しかしすぐに手札のカードを広げた。

 

(何や気付いて無いんか、びびるやんけ)

 

(ちっ、端っこのカード見逃してもうた。まあええわ)

 

 

 

(お前の手札が丸わかりのワイに勝てるわけあらへんからな)

 

「【異次元の女戦士】召喚」

 

(ほお、攻撃表示で召喚してきたか)

 

「カードをセット、ターンエンド」

 

 

彼女手札2枚

モンスター1枚 【異次元の女戦士】攻撃表示

魔法罠セット1枚

 

村田手札3枚、場0枚

 

 

 

「ドロー、スタンバイ、メイン」

 

(さて、まずは軽く削ろか)

 

「【魔導戦士 ブレイカー】召喚」

 

「はい」

 

「ブレイカーの効果発動。その伏せカード破壊や」

 

「はい」彼女のセットカード【リビングデッドの呼び声】破壊

 

(攻撃してくる…?)

 

「【エネミーコントローラー】発動や!ブレイカーをリリースして異次元の女戦士もらうで」

 

「…!」【異次元の女戦士】彼女場→村田場

 

「異次元の女戦士で攻撃や!」

 

「…はい」彼女のLP2000-1500=500

 

「カードセットしてエンドや」【異次元の女戦士】村田場→彼女場

 

 

 

彼女手札2枚

モンスター1枚 【異次元の女戦士】攻撃表示

魔法罠0枚

 

村田手札1枚

モンスター0枚

魔法罠セット1枚

 

 

 

(…痛い、1500は痛い…でも)

 

(まだ始まったばかり…!)

 

「ドロー、スタンバイ、メイン」ドローカード【エネミーコントローラー】

 

(伏せカードが怖い…ここは)

 

「【異次元の女戦士】を守備表示にします」【異次元の女戦士】攻撃表示→守備表示

 

「カードをセット、ターンエンド」

 

 

 

彼女手札2枚

モンスター1枚 【異次元の女戦士】守備表示

魔法罠セット1枚 【エネミーコントローラー】

 

村田手札1枚

モンスター0枚

魔法罠セット1枚

 

 

 

(攻撃も召喚もしてこんか。あの端のカードが気になるが)

 

「ドロー、スタンバイ、メイン」

 

(わずかに茶色のふちが見えるからモンスターなんはわかる)

 

(…まあそれよりも見えてるサイバー・ドラゴンを召喚させんようにせんとな。こっちも今は攻められん)

 

「モンスターセット、ターンエンド」

 

(さあ来るなら来いや)

 

 

 

彼女手札2枚

モンスター1枚 【異次元の女戦士】守備表示

魔法罠セット1枚 【エネミーコントローラー】

 

村田手札1枚

モンスターセット1枚

魔法罠セット1枚

 

 

 

「ドロー、スタンバイ、メイン」ドローカード【魔導戦士 ブレイカー】

 

(ブレイカー、伏せカードを破壊できるけれど…)

 

(問題は裏側守備のモンスター…マシュマロンなら攻撃した瞬間負ける)

 

(…うん?)

 

彼女はふと最初の相手ターンを思い出す。

 

(彼はエネミーコントローラーまで使ってダメージを与えてきた)

 

(単なる先制パンチと考えることもできるけど、それって結構リスキーだよね。モンスターは元の場に戻るのだから)

 

(別の理由があるとするなら…足止め?)

 

(LPが1000以下なら裏側守備のモンスターに攻撃するのは…ためらうよね)

 

(ということは…)

 

彼女はひとしきり考えて決断を下す。

 

「【魔導戦士 ブレイカー】召喚」

 

「おう」

 

(通った、ってことはグレイモヤかな?)

 

「ブレイカーの効果発動。伏せカード破壊します」

 

「ああ」【万能地雷グレイモヤ】破壊

 

「【異次元の女戦士】を攻撃表示にします」【異次元の女戦士】守備表示→攻撃表示

 

(…怖がっちゃだめ、進もう)

 

「バトル、ブレイカーで攻撃します」

 

村田の裏側守備モンスターが表になる。

 

(う…マイン・ゴーレム)【マイン・ゴーレム】裏側守備→守備表示 彼女のLP500-300=200

 

(だけど手はある…!)

 

「【エネミーコントローラー】発動、マイン・ゴーレムを攻撃表示にします」【マイン・ゴーレム】守備表示→攻撃表示

 

「異次元の女戦士でマイン・ゴーレムに攻撃します」村田のLP2000-500=1500

 

「異次元の女戦士の効果発動します」【異次元の女戦士】【マイン・ゴーレム】除外

 

「ターンエンド」

 

 

 

彼女手札2枚

モンスター1枚 【魔導戦士 ブレイカー】攻撃表示

魔法罠0枚

 

村田手札1枚

モンスター0枚

魔法罠0枚

 

 

 

「ほお、まあまあやるようやな。おもろいやん」

 

(ブレイカー引かれたんはダルいな)

 

「ドロー、スタンバイ、メイン」

 

(まあ何とかなるやろ)

 

「モンスターセット、カードセット、ターンエンド」

 

 

 

 

彼女手札2枚

モンスター1枚 【魔導戦士 ブレイカー】攻撃表示

魔法罠0枚

 

村田手札0枚

モンスターセット1枚

魔法罠セット1枚

 

 

 

(また裏側守備…)

 

「ドロー、スタンバイ、メイン」ドローカード【イグザリオン・ユニバース】

 

(イグザリオン・ユニバース…攻めたいけれどLP200じゃ厳しい)

 

(デッキはこれであと3枚、まだ引いてないのは…)

 

彼女はデッキを見つめる。

 

(…そっか、そうだというのなら…)

 

「ブレイカーを守備表示にします」【魔導戦士 ブレイカー】攻撃表示→守備表示

 

「モンスターセット、ターンエンド」

 

(それに、賭ける…!)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。