絶対にありふれてはいけない職業は世界最恐   作:ムリエル・オルタ

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ほかの小説の息抜きがてら書くので他の小説より不定期です。挙句に設定はガバガバ。
それでもOK!って方は読んでください。そんなの無理!って方はブラウザバックを推奨します。

主人公一人称修正2018/05/05
一部修正2019/02/07


プロローグ

「聞いてくれ、ハジメ。ついに家の父が死んだ」

「へぇ~…………………えぇ!?」

 

ある日、学校でそんな会話があった。周りの僕の近くに居た人間は驚いたような顔をするが基本僕はスルーを選択する。理由?面倒だから。

僕が話しかけたのは南雲ハジメ。僕の唯一の友人である。うん。別にボッチでは無い(ココ重要)

 

「そして聞いてくれ、ハジメ。父の最後の言葉何だったと思う?『ちくわ大明神』だぞ?正気を疑った。まぁ、その後息を引き取ったのだが」

「ブフォッ」

 

ハジメは吹き出した。だってそうだろう。まさかの死ぬ最後の言葉が『ちくわ大明神』だ。むしろ笑わずに居た僕がおかしいのだろう。たぶんそうだ(適当)

そんな雑談(にしてはチョイスが酷いが)をしながらバックから一冊の本を取り出しハジメに渡す。

 

「それと、以前借りた本だ。確かに面白かった。皆で楽しませて貰った。ありがとう」

「え?………………………………………………あぁ!他の家族の人と楽しめたんだね!それは良かった。勧めた僕も鼻が高いよ」

 

かなり間が開いた後、ハジメは笑みを浮かべながら僕が渡した本を受け取り鞄にしまう。彼女(・・)としてもこんな場所にこんな格好居るのは不本意だろう。

 

ここで説明だが先程僕が『彼女』と表したのは僕の目の前で次の本を紹介している南雲ハジメである。彼女は僕がコレまで視てきた人間の中でも不幸の類に入る人間だ。まず、性別が女なのにも関わらず名前はハジメ(本人は気に入っているから別に良いが)だと言うこと。次に、何故か戸籍では男になっていること。どうすれば男になるのか僕も分らない。DNA鑑定はしたのかね?まぁ、本人曰く親が間違って男の方に丸を付けてしまったのが原因らしい。何故訂正しようと思わなかった。コレガワカラナイ。

 

そしてそのままズルズルと時は過ぎ、気付けば高校一年生。コレは酷い。かく言う僕は血の匂いで気が付いた。男と女では少しだが匂いが違うのだ。僕達はそれを機敏に察することが出来るのだ。

そんな事を考えている間に僕達の近くにこの学校で人気の高い白崎香織が近づいてきた。

 

「バートリー君、南雲君、お昼ご飯食べた?」

「あぁ、先程済ましたよ。ハジメはどうだ?」

「あ、僕も今さっき済ませたよ。天之河君達と食べたらどうかな?」

 

そう言いながら銀の袋を取り出した。それ、ウェダーinゼ●ーだな。僕はトマトジュース(意味深)だ。人間の食事は僕にとって余り意味の無いものだからな。

 

「えっ!?お昼それだけなの?駄目だよ、ちゃんと食べないと!今回作り過ぎちゃったし、私のお弁当分けてあげるね?」

 

100%善意なので断り辛い。横のハジメを見ると此方も「勘弁してくれ」と小声で言っていた。分かる。その気持ち凄く分かる。そもそも、僕の現在の(・・・)設定(・・)では少し病弱な外国人なんだが………。

 

ついでに、ここで僕自身の自己紹介と行こう。僕の今世の名はフェリド・バートリー。しがない転生者(・・・)だ。まぁ、ネットでよく見る神様転生なんて生ぬるい物では無く、お星様転生だ。さて、お星様転生とは何か。簡単な話だ。この星の意思。世界の意思による輪廻転生の逆行。還る筈の魂を押しとどめその魂を加工して星の存命のための歯車の一つとする。それがお星様転生。

 

まぁ、かく言う僕は別の世界から来たような物だ。この世界を確認したが魔術があるわけでも無く、かつて魔術が神代が栄えたわけでも無い。そもそも、僕の記憶ではそれらは全てフィクション。小説の一設定に過ぎなかった。そんな世界から魂で連れてこられた僕は星に直々に聞かれたのさ「星の永続の歯車になれ(直訳)」と。

 

そんな話をいきなりされて僕も何を血迷ったのか。まぁ、あの時の僕は限りなく狂人に近い思考回路をしていたと思うよ。僕は星に「今から言った事が出来るなら始まりから終わりまで星の観測でも人理の選定でもやる」と言ってしまった。我ながらかなり命知らずな事を言ったと思っている。いや、そんな気楽な感じでは済まされないのだが。その時は適当にふっかければ良いだろう。なんて考えていた。死んだ後に見る夢か走馬燈ついでに見ている妄想位の認識だったのが原因だったのだろう。

 

内容は「終わりのセラフの吸血鬼第七始祖フェリド・バートリーの能力、容姿。鬼呪装備全種(認め済み)。英霊憑依(意識はあるし自分の意思で動かせる。つまり、デミ・サーヴァントに近い。それかプリヤのインストール)英霊召喚(全鯖。それが私の夢だった。実際、全部召喚できる)」だ。正直ふっかけでえげつない能力を頼んだものだと思う。なにせ、自分がこんな事になるなんて微塵も考えなかったのだ。時を戻して殴りに行きたい。

 

どうせ出来ないだろうなんて高を括っているとお星様はやりやがったわけで。僕は晴れて星の代行者。人理の選定者となったわけだ。代行者は何をするのかというと主に星の存続に関わる出来事が起きればそれを破壊しに行く。星に害をなす存在が居れば滅ぼしに行くだけだ(ピクト人がコレに該当。アレは人類と呼んじゃいけない)。僕はこうして転生したわけだが。ただ観察しているだけでは面白くないので人間の中に紛れることにした。この体は血を吸血することで命を繋いでいるため、人間の世の中に居る方が何かと都合が良いのもある。

 

「――――――――――――――ド、―――――――――――――――リド、フェリド!?聞いてる!?」

「んん??すまない。聞いていなかった。それで、なにかな?」

「いやね?どうにかして白崎さんのお誘いを断る手立てを考えて欲しくて……………」

 

どうやら過去の回想で周りの話を聞いていなかったらしい。ハジメに何回も呼ばれていた。

それにしても白崎をどうやって引かせるか……………ね。かなり難しいことを仰るものだ。

僕がどうしたものかと頭を悩ませていると悩みの原因白崎の後ろから三人組が歩いてきた。この学校の王子様とお姫様それに従う騎士みたいだ等としょうもない感想が頭の中で上がる。

 

「貴方達も大変ね。それと、おはよう」

「あぁ、おはよう。そう思うならどうにかしてくれても良いんだけど」

「あ、あはははは………」

 

疲れ切った僕の返事にハジメは苦笑いしていた。そして僕達に話しかけてきたのは天之河何某の取り巻きが一人八重樫雫。剣道女子で実家も剣道の道場を開いているとかなんとか。髪はポニーテール。キリっとした顔立ちで男女共に受けが良い。

天之河何某。名前は苗字だけは辛うじて覚えた。正義感が強いがその分思い込みが激しい。一度そうだと断ずればそれを押し通す。それがいくら間違っていようとね。そして、押し通せるほど力があるから面倒でもある。挙句に性善説を信じて疑わない。

最後に騎士(モブA)。名前は知らない。興味もない。見るからに熱血漢。ハジメや僕とは絶対に交わらないタイプの人間。正直、近くに居るだけで体感温度が3度以上あがりそうだ。あっち行け。

 

教室に入ってきた三人の個人評価を下していると何やら茶番が始まった。内容は天之河何某が「香織の料理を寝ぼけながら食べるのは僕が許さないよ」と言い。白崎が「なんで許可がいるの?」とド正論を言う事によってその場が一瞬にして笑点さながらの笑い(失笑含む)になってしまった。特に八重樫、笑いすぎだ。

そんな日常の一風景を見ながら人理の未来を見る。

 

「あと、1000年もしないうちにこのまま滅びるか……………………。それが星にとって星が永続するのに必要だとしても少しは血袋が欲しいものだね」

「フェリド?何か言った?」

「いや、相変わらずあの3人組は愉快だな、とね」

「あ、あはははははは」

 

苦笑いするハジメからふと足元に視線をやるとそこには幾何学模様、つまり魔法陣が出現していた。

これが星の意思か。星はこれを確認しているのか。等と頭によぎった瞬間。あたりは光で満ち僕の視界を覆った。

それと同時に星からこの世界の人理は滅亡することが決定されたと伝えられ、各星のアルテミット・ワンが地球に集結することが決定された。この星に敬礼。

 

この出来事は白昼堂々生徒並びにそのクラスの担任教師が一斉に失踪する大事件となった。各情報機関は連日この事件を報道。専門家による検証や警察などの機関による懸命な捜索もあったが誰一人として見つけることが出来なかった。これは、過去最大の集団失踪とされたらしい。

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