絶対にありふれてはいけない職業は世界最恐 作:ムリエル・オルタ
これからもこんな感じで書いていけたらいいな。
2018/11/07 修正
2018/11/25 修正・加筆
2018/12/11 修正・加筆
光が収まるとそこは現代の学校の教室ではなく、何処かの神殿のような場所だった。壁には誰かの肖像画が飾ってあり、全体的に豪華な装飾のされている大広間に居た。
それと同時に僕にの頭には星からの指令が下されていた。星曰く「神は本来星に代わり世界を観測する役目を担っていたが。神が職務を放棄。人の定めを歪め星の寿命を縮めている」とのことだった。意味がよく分からない。まぁ、いずれ分かるだろう。
周囲を見れば僕達クラスメイト以外にこの場に最初から居たであろう数十人の人間が居た。服装からして教会関係者だろう。十字架が無いことからキリスト教では無いのだろう。その中でも一際立派な服装をしている人間が集団から一歩前に出て笑顔でこう言った。
「ようこそ、トータスへ勇者様方。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いておりますイシュタル・ランゴバルドと申すもの。以後、よろしくお願いしますぞ」
僕は盛大に吹いてしまった。だが、僕は悪くないと思う。なにせ、イシュタルだ。あの性悪女神イシュタルと同じ名前の爺さんだ。笑わないわけがない。どうにか僕が大笑いするのを我慢し息を整えた後、僕たちはそれなりに大きいテーブルのある大広間に案内された。ここも例に漏れず煌びやかで教会とは名ばかりに思えてくるのは私だけだろうか。
そして全員が席に着いたところでイシュタル(笑)は話し始めた。
要約すれば。
人間と魔族で現在戦争中。
魔族が魔物を従えて人間ピンチ。
だから助けて勇者えもん。
綺麗に三行で終わった。そして全くもってふざけた話である。勝手に連れてきた挙句に戦争に参加しろと来た。恐らくだが戦争に参加しなかったら場合は投獄とかするのだろう。私的には異端認定して指名手配もあり得ると考えている。この場では戦争に参加する以外の選択肢は無い。
元の世界に帰せと喚くクラスメイトに対して教皇は「自分たちで帰すことはできない。エヒト様が貴方達を召喚したのだから」的なことをのたまい担任が怒る。それに和むクラスメイトの脳みそは正直理解しがたい。
そして、天之河何某の演説でクラスメイト(ハジメと僕は除く)は戦争への参加を決意。正直、人型を殺した事も無い甘ちゃんが戦争に出ればPTSDにでもかかるだろう。安易な気持ちで戦争に参加した後に残るのは心の傷だろうか。その場合は人格を無くして血袋にでもしようか。
その後は教皇の魔法により王宮へ向かった。クラスメイトの誰もが浮かれてはしゃいでる中、僕とハジメは二人そろって最後尾をゆったりと歩いて行った。
王宮につけば国王、王妃、王子、王女の自己紹介がありそしてそのあとは政をするにあたって重要役職についている人間の紹介があった。
その後にあった晩餐会は私としては味気なく、獣の血でもいいから飲みたかった。
そして、翌日からはこの世界についての座学が始まった。
その際に配られたのは何の変哲もない銀の板。少しだが神秘を感じるあたりこれは何か仕掛けがあるのだろう。
騎士団長の話によるとこの板はステータスプレートと言い、血を垂らすことでその者の能力値を出すらしい。この世界では身分証の役割も担っており紛失すれば大事になる。
そして僕としてはかなりの問題がある。僕には人間が作った武器は効かない事だ。同じ吸血鬼(この場合は鬼に当たる)を宿している鬼呪装備なら傷つけることが出来るし、僕の持っている剣でも傷をつけることが出来る。しかし、今出すのは少し憚られる。いや、先にやっておく事で後で動揺する事を抑えることが出来るかもしれない。
それならば早速やるとしよう。僕は前髪をかき上げ後ろに下げている髪の一部を黒いリボンで結んだ。そして服装を制服から私の本来の服装である貴族服に変える。横で驚いて固まっているハジメを放置して僕は腰の剣を抜き、指を切り付け板に垂らす。とりあえずこれまでに尖がった耳を持つ者を見ていないので一応隠しておく。
するとそこには見る見るうちに僕のステータスが浮き上がってきた。
~~
フェリド・バートリー 2400000000歳 男 レベル:――――
天職:人理の観測者 星の代行人 人理の選定者 召喚士
筋力:―――――
体力:――――—
耐性:―――――
敏捷:―――――
魔力:―――――
魔耐:―――――
技能:―――――
~~
と表示されたが殆どERRORと書いてあって何の意味もなしていない。一体何なんだろうかこれは。それに年齢はそれくらいになるのだろうか。ギルガメッシュより前から世界を観測している僕の感覚は既にぶっ壊れていたと?
何とも言えない表情をしていると。騎士団長が話しかけてきた。
「ステータスは見れたか?それにその服装は一体…………………?」
あたりを見れば僕をガン見しているクラスメイトの姿があった。若干名僕を見て頬を染めている人物も居る。
僕はそそくさに騎士団長に己のステータスの書かれたプレートを渡す。見せても見せなくてもあまり意味のないものなので特に警戒するつもりもない。
「あぁ、ありがとう。えーっと、ん?年齢が2400000000?ステータスの数字も殆ど無い。挙句に複数の天職もある。本当にお前さんは何者だ?」
渡されたステータスプレートを見て余計に訝しげな目で見てくる騎士団長。それに対し僕はさらっと答える。これはこの世界の神への宣戦布告だ。
「では、ご質問通りお答えしましょう。僕は第七位始祖フェリド・バートリー。星の代行者にして人類の選定者。星の永続を望み星の永続に支障をきたす生物を抹殺する星の粛清者。以後、お見知りおきを」
「つまり、この世界に害をなす存在を殺す存在と?」
「えぇ、それは貴方達人間も入ります。星を汚し犯しつくすのならばその前に塵になって頂くだけです」
「では、敵だと?」
「そんなに焦らないで欲しいですねぇ。僕はあくまでも星に害をなす存在を殺すのであって星に害を与えていない存在には手を出しませんよ」
騎士団長はその場では納得した様に装っているものの、誰がどう見ても訝しんでした。僕はそれをスルーしながら魔法陣を出し、そこからある人物を呼んだ。
「久しぶりだね。フェリド君」
「ひっさしぶりだね~!クローリー君も元気~?」
「お蔭様でね。それで?私を呼んだのは何故だい?」
「いや~、僕の護衛について欲しくてね?ほら、私ってば人気者だから?」
「その前に試合でもする?」
「お~、する?でも待って、少し飲み物飲むから」
クローリー・ユースフォート。元十字軍騎士で現在は貴族第13位の吸血鬼。そして僕の眷属。
そんな彼に僕は待ったをかけ、何処からともなくトマトジュースのパックを取り出し、中身を飲み干す。そして、騎士団長に今から模擬戦をするから離れているように言った後、互いにある程度離れにらみ合う。そして、剣に手をかけ同時にこう言った。
「僕の(私の)血を吸え」
今回はここまで。今日中に書くかはわかりませんがね。
地球は約二十四億年前に生まれたと言われています。フェリドさんもその年齢しようとお思いました。反省はしない。もう原作が裸足で逃げていきそうな勢いですね。
ついでに話の展開も早い。まぁ、息抜きで書き始めたので一話一話は長くなりそうです。