2人の赤龍帝 〜真なる赤龍の魂を持しもの〜   作:大熊猫シャンシャン

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誠次の行く末

誠次side

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

バサァ

 

「ハァハァハァ」

 

「なんだ夢か」

 

そうだよなあんなの夢以外にありえるわけないよな

 

「あれ?…ここはどこだ?」

 

今気づいたがここは俺の部屋じゃない!

 

「ここどこだよ!」

 

誘拐か? だが俺を誘拐してもなんの意味もないし

 

「起きたみたいだね?」

 

俺が考え込んでいると声が聞こえてきた声のした方を見てみると

 

「!?」

 

美少女がいた

 

「体の方は大丈夫?」

 

「あの…えっと…その…大丈夫…だよ?」

 

「なんで疑問形?」

 

「ああ…大丈夫」

 

やべー 緊張する

 

「よかった」

 

そうだこの子にここがどこか聞けばいいんだ

 

「あの聞いてもいいかな?」

 

「なに?」

 

「此処はどこ? 君の名前は?」

 

「まだ名乗ってなかったね私の名前はヴァーリ・ルシファー君の名前は?」

 

「兵藤 誠次」

 

「誠次くんねそれで此処はグリゴリっていう組織の本拠地だよ」

 

「グリゴリ?」

グリゴリなんて聞いたことないな

 

「グリゴリ正式名称神の子を見張るもの」

 

「神の子を見張るもの?何かの宗教団体か?」

 

「宗教団体かぁ…まぁ近いと言えば近いね」

 

マジで宗教団体なのか⁉︎

 

「グリゴリは堕天使の組織なんだよ」

 

堕天使⁉︎ 堕天使ってあの黒い羽が生えてる天使の⁉︎ 実在してるのか?

嫌もしかしたら堕天使が好きなただの美少女かもしれない

 

「その様子だと信じてないね」

 

「まあそりゃあいきなり堕天使なんて言われて信じる方がおかしいだろ」

 

「まあそうだよね」

 

「もしかして天使や悪魔もいたりして」

 

「うん、いるよ」

 

「マジ?」

 

「マジ」

 

嫌まだ本物を見たわけではないしこの娘の妄想だということもありえるわけで

 

「というか昨日、悪魔に襲われてたじゃん」

 

昨日? もしかしてあの化け物かのことか?

 

「え…あれって夢じゃあ…」

 

「現実だよ」

 

マジかぁぁぁぁ

そう言えばはぐれ悪魔とか言ってたような気がする

 

「感謝してよね 私が助けなかったら今頃あの悪魔のお腹の中なんだから」

 

「助けた?君が?」

 

ヴァ「そうだよ」

 

でも助けてくれたのはあの龍のような鎧をつけた人だよな まさかこの娘が?

 

「もしかして君はあの龍の鎧の人か?」

 

「うんそうだよ私だよ」

 

「マジかよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

 

「元気そうだね 怪我もないし一様様子見で一日安静にして 明日にはお家に送ってあげる」

 

家? そう言えばあの出来事が現実なら俺が家から追い出されたのも現実…

 

「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」

 

「どうしたの!」

 

「嘘だ嘘だ嘘だうそだうそだう…そだう…そ…」

 

バタン

 

「大丈夫!!!」

 

三人称side

 

此処は誠次が眠っている病室

 

「その坊主の容体はどうだ?」

 

「さっきは混乱してたようだけど今は安定してるよ」

 

「そうか、だが何故混乱したんだ?」

 

「家に送ってあげるって言ったら嘘だ嘘だってうわごとのように

言い出したんだよ」

 

「そうか…これは調べる必要がありそうだ」

 

「私からもお願いするよアザゼル」

 

「ほう…お前からそんな言葉が出てくるとはな」

 

「なんだかほっとけなんだよね」

 

「そんじゃあ俺はちょっと調べてくるから坊主のこと頼んだぞ」

 

「はーい」

 

「さてとヴァーリにも頼まれたしな本気で調べますか」

「これは…」

 

アザゼルは手元にある資料を見て驚愕した

 

「ただの一般人なら記憶を消して終わりだがこいつはな」

 

何故なら誠次が

 

「なんでよりにもよって、赤龍帝の弟なんだよ」

 

赤龍帝の弟だからだ

 

「赤龍帝と言えば最近、グリモリーの嬢ちゃんの眷属になった奴じゃねえか」

 

(しかもはぐれに襲われた経緯を見たら)

 

「グリモリーの嬢ちゃんが赤龍帝の部屋と間違えて裸で侵入、そこから赤龍帝が勘違いして殴り両親にも信じてもらえず家を追い出されたか…」

混乱したって事も納得がいくな

 

「こりゃあ結構な問題だな」

 

(赤龍帝の弟ってことは間接的に悪魔勢力に所属していることになるが、今は絶縁の様な状態だからどの勢力にも所属していない。 見方によって違ってくるからな。 うちに置いていたら三大勢力で問題になってしまう可能性もあるしな。最悪戦争に成りかねない。)

 

「アー! クソ! シェムハザー!!助けてくれー!」

 

「どうしたんですかアザゼル⁉︎ 今度は一体何をやらかしたんですか⁉︎」

 

「実はな………………てな事があってな 今どうしたものかと悩んでるところなんだ 助けてくれ」

 

「はぁー また面倒ごとを持ち込んで」

 

「な⁉︎ 今回は俺じゃなくてヴァーリが悪いだろ!」

 

「いいえ! 貴方は一応ヴァーリの保護者でしょ! 監督不行届ですよ」

 

「そんなぁ」

 

「とりあえず誠次くんはうちで預かりましょう」

 

「大丈夫なのか?」

 

「居るのがバレたとしても絶縁状態なら大丈夫ですよ それに誠次くんにはなんの力もないのでしょう?」

 

「ああ 神器の反応は無かった」

 

「悪魔たちが何の力もない人間を保護すると思いますか?」

 

そう悪魔は欲望に忠実、つまり使えない人間を保護するはずがない

 

「確かにそうだな よし! うちで預かろう」

 

「それでは受け入れの準備をしておきますね」

 

「おう頼んだぞ」

 




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