2人の赤龍帝 〜真なる赤龍の魂を持しもの〜 作:大熊猫シャンシャン
一人称side
「よしとなれば早速行くぞ」
そう言いながらアザゼルは立ち上がった
「どこに行くんですか?」
「とりあえずついて来い そういえば体調の方は大丈夫か?」
「はい 大丈夫です」
「なら行くぞ 俺は寄るところがあるから…ヴァーリ闘技場まで案内頼めるか?」
「うんいいよ」
「という訳でヴァーリに案内してもらってくれ
詳しい事は向こうで話す」
そう言ってアザゼルは部屋を出て行った
「それじゃあ付いてきて」
•
•
•
闘技場に付いたがまんまコロシアムだった
「アザゼル遅いね」
「そ…そうだな」
(ヤベー2人っきりって緊張する)
「どうしたの?」
そう言ってヴァーリが首を傾げた
(ぐふぁ 可愛すぎる…前もこんな事あった気がする)
「おーい すまん待たせて 探し物が中々見つからなくてな」
そう言い訳しながらアザゼルが現れた
「もう遅いよ! だからいつもきちんと整理整頓してって言ってるでしょ」
そしてヴァーリに怒られた
「それは… ゴホン とりあえず誠次これからお前は此処に済む訳だがお前に渡さなければいけないものがある」
ヴァーリに怒られたことを誤魔化して丸い手のひらサイズの球を取り出した
「なんですか?それ?」
「これは人工神器だ」
「人工神器?」
「まずこれの前に神器について説明しなくちゃな」
「神器って言うのは特定の人間に宿る、規格外の能力のことだ 聖書の神が人間に与えたもので歴史上の偉大な人物の多くが所有者とされている
神器は人間か人間の血を引く混血に先天的に宿るもんだ ただし所有者から奪って後天的に手に入れることも可能だ 人間じゃなくなっても無くなることはないがな ここまでは良いか?」
「まあ いくつか気になる言葉があったけど」
「なんだ?言ってみろ」
「人間の血を引く混血とか人間じゃ無くなるとか」
「ああ…まあその辺はまた後日教えるってことで神器については理解したか?」
「そっちはなんとなく理解した」
「よし じゃあ続けるぞ 殆どは人間社会でのみ機能するものだが、中には神をも脅かす能力のものも存在し、それらは神滅具(ロンギヌス)と呼ばれている 他にも同じ神器でも形状や能力に多少の違いがあるものもあるそれは亜種と呼ばれるもの神滅具には入っていないが神滅具級のものもある
此処からは神滅具の説明だが、神滅具は
黄昏の聖槍 トゥルー・ロンギヌス
幽世の聖杯 セフィロト・グラール
赤龍帝の籠手 ブーステッド・ギア
白龍皇の光翼 ディバイン・ディバイディング
獅子王の戦斧 レグルス・ネメア
蒼き革新の箱庭 イノベート・クリア
永遠の氷姫 アブソリュート・ディマイズ
絶霧 ディメンション・ロスト
紫炎祭主の磔台 インシネレート・アンセム
煌天雷獄 ゼニス・テンペスト
魔獣創造 アナイアレイション・メーカー
黒刃の狗神 ケイニス・リュカオン
究極の羯磨 テロス・カルマ
と言う13種の神器のことだ」
「理解出来てるか?」
「大丈夫」
「よし そして神滅具の一つ白龍皇の光翼をヴァーリが持っている」
「もしかして俺を助けてくれた時の鎧?」
「うーん 間違ってはいないんだけど」
「見せた方が早いね」
Divide!
「グハァ」
アザゼルに触れた瞬間、音声と共ににヴァーリの背中に翼が生えた
(綺麗だな 隣でアザゼルが悶えているけど、どうでも良いと思えるほど綺麗だ)
「って! アザゼルどうしたんだ⁉︎ 大丈夫か⁉︎」
「なんとか無事だ…いきなり何しやがるヴァーリ!」
「だって実際に見せた方が説明しやすいじゃん」
「それはそうだがやる前に一言ぐらいかけてくれても」
「そんなことより早く説明しないと時間なくなっちゃうよ」
「クソォ 覚えてろよヴァーリ 今俺が苦しんでたのは力を半分にされたからだ」
「半分?」
「そうだ 白龍皇の光翼の力は10秒ごとにDivideの音声とともに触れた者の力を半分にして吸収することが出来るんだ そしてこの神器にはアルビオン・グウィバーと言う龍の魂が入っている」
『貴様が今代の赤いのの宿主の弟か』
ヴァーリの背中から声が聞こえてきた正確には翼だが
「うわぁ びっくりした 誰の声? てか今代の赤いのって何?」
「この声は神器に宿っているアルビオンのものだ 今代の赤いのっていうのはだな…」
アザゼルがなんだかとても言いにくそうに話し始めた
「実はお前の兄なんだが神滅具の一つ赤龍帝の籠手の所有者なんだ」
「⁉︎ 嘘だろあんな奴に神をも殺せる力が宿っているのか?」