2人の赤龍帝 〜真なる赤龍の魂を持しもの〜   作:大熊猫シャンシャン

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ライザー編後

誠次side

 

アザゼルに人工神器を貰ってから二週間が過ぎた

 

(この二週間色々な事があったな…シェムハザさんには各勢力のことを教えて貰ったり、アザゼルには神器について色々と教えて貰ったり、ヴァーリと戦ったり…)

 

「なあ…ドライグ」

 

『なんだ?相棒』

 

「本当に禁手化なんてできるのか?」

 

『分からん アザゼルが言うには、至るかどうかは今のところわからないらしい やるしかない』

俺は今、禁手化できるよう絶賛修行中である

 

「そうだよな!このままじゃヴァーリには勝てないし、絶対になって見せるぜ!」

 

『その意気だ相棒! 神器は想いの強さに反応する人工神器も一緒だとアザゼルが言っていた』

 

「ドライグ、さっきから答えが曖昧な気がするんだけど…」

 

『し…仕方ないだろ! 人工神器なんて俺にもよく分からないのだから』

 

「おーい 誠次ー!」

ドライグとそんなやりとりをして居ると俺を呼ぶ声が聞こえてきた

 

「どうしたんだヴァーリ?」

(今日も可愛いな)

 

「アザゼルが会議室に来いってさ」

 

「何かあったのか?」

 

「分からない 来たら話すって言ってたから」

 

「そうか…とりあえず行くか」

 

『おい待て相棒』

 

「なんだよドライグ?」

 

『流石にその格好はまずいだろ』

 

「確かに」

俺の今の格好は汗だくのジャージ姿だ

 

「ヴァーリ アザゼルにシャワー浴びて着替えたらすぐ行くって伝えといてくれ」

 

「わかった 伝えとくね」

ガチャ

 

「すまん待たせたな」

俺が部屋に入ると全員の視線が向けられた

 

「遅かったな まあ良い 早く座れ」

そうコカビエルが言ってきた

 

「分かった」

今部屋にいるのはアザゼル コカビエル 俺 ヴァリー シャムハザだ 他の幹部たちは任務で不在である

 

「それでどうしたんだアザゼル? 急に呼び出して」

 

「お前たちフェニックスとグレモリーの婚約の話は知っているだろ?」

 

「ああ 知っている」

 

「俺も知っている」

 

「私も」

 

「実はなその婚約が破棄された」

 

「で? それがどうした? 悪魔にとっては一大事かもしれんが俺たちには関係のないことだろ?」

 

「それがな婚約が破棄になった理由が誠次の元兄がフェニックスを倒したからなんだ」

 

「なんだと⁉︎」

コカビエルは驚きの声をあげた

 

「どういうこと?」

俺には意味がわからなかった

 

「フェニックスと言えば72柱の悪魔だ そいつが形だけとは言え赤龍帝の元一般人に負けたんだ ドライグのサポートがあればいけるかもしれないが…」

コカビエルが教えてくれた

 

「どうなんだ? ドライグ?」

 

『確かに俺が居ればいける可能性はある しかし俺は居ないどうやって勝ったんだ?』

 

「そこんところはシェムハザが調べてくれた」

 

「はい この馬鹿に変わり忙しいのに調べてきました」

(うわぁ シェムハザさん怒ってる)

 

「倒した方法ですが調べた結果、左腕を代償にして10秒間だけ強制的に禁手化できるようにしたようです」

 

『なんだと⁉︎』

急にドライグが大声をあげた

 

「どうしたんだよ ドライグ」

 

『ああ…すまん 取り乱した 本来俺が認めて代償と見合った力を差し出すのだが…一体どうやったのか疑問に思ってな………まさか⁉︎ 嫌、そんなことが…』

 

「なんだ? 何か分かったのか?」

 

『まだ可能性の話だが、恐らく俺の代わりに認めたのは歴代の赤龍帝達だろう」

 

「歴代の赤龍帝って確か赤龍帝の籠手の中にいる残留思念のことだよな?」

 

『ああ 例外2人を除き全員意識はない 多分 想いの強さが一定以上に至ると自動で代償と引き換えに力を手に入れれるようになっているのだろう

例外2人も多分出てこないだろうしな』

 

「そういうことか だが、それだけで倒せるものなのか?」

アザゼルが納得したが新たに疑問ができたようでドライグに聞いてきた

 

『恐らく無理だろう 元々のスペックがあれではな

恐らく他にも手があったのだろう』

 

「ドライグの言う通りです あと一歩というところでタイムリミットが来てしまったみたいで強制解除された模様です」

 

「それじゃあどうやって?」

 

「資料によりますと十字架と聖水を使ったようですね」

 

「聖水と十字架だと? 触れただけでもやばいだろ」

 

「はい 本来なら悪魔にとってはとても危険なものです しかし彼の左手は龍の腕です だからでしょう」

 

「龍の腕なら聖なる力も意味をなさないか…だが悪魔がどうやって手に入れたんだ?」

 

「リアス・グレモリーに新しい眷属ができたのはご存知と思います」

 

「ああ 元聖女のことだろ?」

 

「そうです その彼女から"奪い取った”ようです」

 

「奪い取っただと?」

 

「はい彼女は元を辿れば死んでいるところを悪魔に無理矢理転生させれたような者 彼女は悪魔も治すくらい優しいようなので受け入れたようですが信仰が捨てられず、しまっていたようです そして彼女は兵藤一誠、リアス・グレモリー、姫島朱乃のことは苦手だった模様で隠して居たようですが、兵藤一誠のアッチ系の物が置いてある近くだったようですぐにバレてしまっていたようです」

 

「あれ? じゃあなんで聖水なんかがあるんだ?」

 

「どういうことだ? 誠次?」

 

「いや、だって自分が住んでいる所にそんな危険なものがあるなんて知ったら普通処分するだろ」

 

「確かに そこんところはどうなんだ?」

 

「これは推測ですが、黙っていたのでしょう もし置いてあれば脅しに使えるとか考えていたのでしょう 少し調べただけで悪知恵が働くことはわかりましたし」

 

「なるほどな」




すみません 変なところで終わってしまいました

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