魔眼を持つ僕と赤龍帝の兄   作:白鬼

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今回は、前回の閑話・・・・・昔を思い出しましたのイシュタム視点です。
お楽しみください。


閑話・・・・・頼まれごとされたな~

 ったく、なんなんだよ兵藤のやつ。俺に頼み事なんて。ったく珍しいな。っと、俺の名前は、イシュタム。悪魔だ。兵藤幽樹は俺の親友だ。今まで幽樹と呼んだことは、ないがな。

 その兵藤から頼みごとをされた。ったく何で人間界にまた来なきゃいけないんだ?いつもは、あいつが俺のほうに来るのに。主に酒をたかりに・・・・・。まっ、たまには俺の方から行くのもいいよな?普通の人間にしかみえないからな。

 

 「おい兵藤。来てやったぞ」

 

 俺は、とりあえず来てやってみたが、なんか面倒なことになりそうな気がする。まっ、気にせず話すか。

 

 「おお、イシュタム。よく来てくれたね。すまないね、わざわざ。いつもは、僕の方から行った方がいいんだけどね。今日だけは、来てもらったのさ。まっ、いつまでも玄関で立っていないで中に入りなよ」

 

 「了解。じゃっ、お邪魔するぜ、兵藤」

 

 普通にどうぞって言われたな。なんか、絶対に何かがあるな。家に招待するなんてな。まるで「この家でしかできないこと」をしようとしてるみたいだ。

 まっ、考えるだけ無駄だな。そのうちわかるだろ。

 

 ~悪魔と人間夫婦移動中~

 

 「さっ、話なんだが」

 

 「なんだよ」

 

 なんか、いやな予感がする。当たらないといいがな。

 

 「僕と妻の紫苑を殺してくれないか?」

 

 ハッ?こいつ今なんて言った?

 

 「すまん、俺の聞き間違いかもしれないからもう1度言ってくれないか?」

 

 頼む、聞き間違いで合ってくれ。

 

 「もう1度言うからよく聞いていてくれ。これは、イシュタム、君にしか頼めないことなんだ。僕、兵藤幽樹と妻の兵藤紫苑を殺してくれないか?」

 

 ハッ、俺の聞き間違いじゃなかったらしい。はあ、何でよりによって俺なんだ?こいつほかにも選択肢なかったのか?アザゼルとかミカエルとかサーゼクスとかさあ。

 ついでに言っておくが、こいつら全員とも親友だ。

 

 「で?なんで俺なんだ?」

 

 「そりゃあ、キミなら大丈夫かな?と思ったからさ。サーゼクスは魔王だし、ミカエルは天使の長だし、アザゼルに頼むと識と一誠に瞬殺されるからね。彼は、一番弱いしさ」

 

 ハハハ、確かにそれは言えている。アザゼルなら俺でも瞬殺できるからな。

 

 「それにキミなら僕と互角かそれ以上だし、それに、キミ暇でしょ」

 

 まあ、昔からこいつとは何回も戦っているからな。今のところ99勝99敗だからな。まっ、最後の戦いができないのが少し残念だが、まあいいか。

 でも、理由は聞くがな。

 

 「で、どうして殺してくれなんて言うんだ?」

 

 「まあ、理由は簡単なことなんだけどね。ほら僕って眼を持っているじゃないか?しかも殺戮衝動も持っているしさ。この眼のせいでいろんなものを壊してきた。この殺戮衝動でいろんなものを殺してきた。でも、今までは君たちと戦うことでそれを抑えてきた。でも、最近はキミと戦ったりしてないし、子供たちの監視などで発散できていないんだ。だから毎日子供たちが寝た後に一人でこっそりと次元の狭間に行ってグレートレッドと戦うことで発散していたんだけど、最近はそれが物足りなくなったんだ。そして、僕の中に何かが生まれてきたんだ。なんだと思う?闇だよ、闇。その闇が僕を取り込もうと、最近新たな人格として出てきそうになっているんだ。しかも、子供たちが寝静まった夜にだよ。この人格は、識と一誠を殺すために出てきているようなんだ。まさに殺戮衝動の塊みたいだね。だからね、僕は、これを抑えるのに必死なんだよ。朝は、この子の父親として守るために。夜は、殺戮衝動を抑えるために。でも、もうそろそろ限界が近いんだ。だから頼む。僕を楽にしてくれないか?」

 

 こいつがこんなにも抱え込んでいるとは、知らなかった。でも、何で紫苑まで殺してくれっていうんだ?

 

 「で、何で紫苑まで殺してほしいなんて言うんだ?」

 

 「それは、私が幽樹の殺戮衝動を具現化させてしまったのよ。ところで、私の力って知ってる?『他人にとって邪魔なものを排除する』能力。今回は、その力が暴走してしまったの。そのせいで幽樹の中にある殺戮衝動を心の中で人格として具現化してしまったの。だから私は、それ以来この能力を応用して幽樹の中にある殺戮衝動という邪魔な人格を排除しようと頑張っていたの。最初の方は、消えそうになっていたんだけど、最近は効かなくなってきたの。それで幽樹の死にたいということを聞いてね。私も死のうかなと思ったのさ。これで、邪魔な神器も消えていいでしょ」

 

 そんなことがあったのか。

 

 「2人とも、本当にいいのか?」

 

 「「ああ/ええ」」

 

 「覚悟はいいか?」

 

 「「もちろん」」

 

 2人とも覚悟はできているようだ。それじゃあ俺も覚悟をするか。・・・・・よし。

 

 「それじゃあ、2人とも・・・・いや、幽樹、紫苑さよなら」

 

 「「さよならイシュタム。識たちのことは頼んだよ」」

 

 ザシュッ、グチャ。

 

 俺は涙を流しながら2人を刺した。頼んだよと言われてもねぇ~。

 

 「「ただいま」」

 

 識と一誠が帰ってきた。しょうがない幽樹はまだ生きているように調整もしたし、汚れ役をかいますか?遺言の通りに。




 どうでしたか?
 次こそは、戦闘校舎のフェニックスに入ります。
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