本編どうぞ
変化
俺の名前は、織斑一夏
俺は今、誘拐されて拘束されている。
理由は遡る事3時間前。
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俺は憎たらしい姉と双子の兄に無理矢理ドイツに連れて来られた。
理由はこのドイツで行われる、第二回モンドグロッソって言うISの大会にダメ姉が出場してるからだ。
IS、正式名称はインフィニット・ストラトス。
女にしか動かせねえアーマードスーツの事だ。
そのせいで、女尊男卑なんて下らねえ風習が出来ちまった。
その原因に成ったのが、白騎士事件って言う出来事だ。
ある日、各国の軍事基地が一斉にハッキングされた。
そしてその軍事兵器が、一斉に日本に向かって放たれた。
ミサイルは勿論、戦闘機に至るまで全てだ。
しかし、其処に一機のISを纏った女が現れた。
女はたった1人で、放たれた兵器全てを撃墜した。
その後、女は忽然と姿を消した。
これが白騎士事件の全貌だ。
それが引き金と成り、ISの開発が急増。
今ではこんな大会が開かれる始末だ。
そして姉貴は、その第一回の優勝者だ。
それが原因で、俺はかなり白い目で見られた。
織斑千冬の弟だから出来て当たり前。
出来なければ、弟なのにと誹謗中傷や罵声を受けた。
その上クソ兄貴が主犯に成って虐めまで受けた。
俺は姉貴に何度も助けを求めた。
でも姉貴は、俺のSOSを全て無視した。
そして今、俺とクソ兄貴はダメ姉の為の差し入れを買う為に大通りを歩いていた。
すると、いきなりスーツを着たがたいの良い3人の男達に囲まれた。
男の中の1人が口を開く。
スーツの男「織斑春十はどっちだ?」
男が質問をした瞬間だった。
クソ兄貴が俺の肩に手を置いて、とんでもない事を言った。
春十「兄貴は此方です。俺は出来損ないの弟です」
一夏「おい!ぐ!?」
俺が反論しようとした時、腹に鈍い痛みが走った。
意識が朦朧とする中、腕の主を見ると兄貴だった。
一夏「クッソ」
俺はそう呟いて気絶した。
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そして目を覚ますと、俺は拘束されていた。
一夏(あのクソ兄貴め、俺を身代わりにしやがって!!!)
俺は心の中でそう叫んだ。
俺が目を覚ました事に気付いて、誘拐犯が話し掛けて来た。
誘拐犯1「目が覚めたか。どうだ、状況が理解出来るか?」
一夏「大方、姉貴の優勝阻止だろ」
誘拐犯1「その通りだ。やはり有能な姉にして弟有りだな」
誘拐犯が俺の返答に感心した声音でそう言った。
一夏「あのさぁ、監視付きで構わねえからトイレに行かせてくれねえか?さっきから我慢してたんだ。ちなみに前後ろ両方」
誘拐犯1「チッ仕様がねえな。一々縛り治すの面倒なのによう。まぁ、垂れ流されるよかマシか」
こうして、俺は上手い事動けるように成った。
俺はトイレに行く道中、誘拐犯に聞いた。
一夏「この施設は何なんだ?えらく広いけど」
誘拐犯1「俺にも詳しい事は分からねえ。だが表には、ノザマカンパニーと書いてあった」
それを聞いて、俺は鳥肌が立った。
一夏(じ、冗談だろ!?野座間製薬の子会社かよ!!!やべえ!何とか脱出しねえと、命が危ねえ!!)
トイレに到着して、個室に籠って頭を抱えた。
一夏(おいおいマジかよ!あの人喰いの化け物を産み出した奴等の子会社とか洒落に成らねえよ。名前は確か、アマゾンって言ったっけ)
俺は今までに無いくらい考えた。
でも、この場を乗り切る為のアイデアが1つしか思い浮かばなかった。
一夏(俺自身も、アマゾンに成るしかねえ。どうせ捨てられた身だ、化け物に成ってでも生き延びてやる)
決心を固めた俺は、トイレのタンクの蓋を取ってドアの横に待ち伏せをした。
しばらくして、誘拐犯が痺れを切らせて入って来た。
誘拐犯1「おい!何時までkぐ!?」
誘拐犯が入って来た所で、俺は蓋を降り下ろした。
死んだかどうかは分からねえけど、動かなくなった。
俺は誘拐犯から銃を奪って、トイレの前に有った薬品保管庫に入った。
しばらく中を物色していると、透明なケースに厳重に保管されてる物を見付けた。
しかもご丁寧にスポットライトまで着いていた。
1つはカプセル、もう1つはバックルに垂れ目の赤い複眼とグリップが付いたベルトだった。
一夏「もしかして、これが!良し」
バンッ
俺は確信して、鍵を銃で破壊した。
そしてカプセルとベルトを手に取った。
すると通路から、誘拐犯の仲間の声が聞こえて来た。
誘拐犯2「大変だ!!!織斑千冬が決勝に出てやがる!!!」
誘拐犯3「しかも俺達、まんまと嵌められた!!!俺達が捕まえたのは長男じゃなくて次男の方だ!!」
俺はそれを聞いて、不思議と悲しみは無かった。
有ったのは、[やっぱりか]って言う感じだった。
でも、バレたから確実にこのままじゃ殺される。
俺は急いでカプセルの蓋を開けて中身を飲んだ。
するとすぐに、身体に激痛が走った。
一夏「ぐ!っく、身体が痛え。これが変化って奴か!」
苦しみながらも、俺はベルトを腰に巻いた。
その時、俺はふとカプセルとベルトが置かれていた台を見た。
其処には紙が置かれていた。
その紙を見ると、ベルトの使い方が書いて有った。
(いつの間にか痛みは消えていた)
俺は読み終わった後、説明書通りにしようとした。
すると、後ろから声がした。
誘拐犯2「動くな。そのまま後ろを向け」
言われた通りに向くと、誘拐犯達が俺を囲んでいた。
誘拐犯1「舐めた真似しやがって!!!」
俺が殴った誘拐犯が殴り掛かって来た。
でも、俺はそれを右手で受け止めた。
誘拐犯1「な!?貴様!!」
激怒する誘拐犯に、俺は言った。
一夏「悪りぃけど、俺はもう人間じゃねえ」
誘拐犯2「は?何言ってんだこのガキ?」
誘拐犯3「頭がイカれたか?」
誘拐犯の2人がバカにするような目でそう言った。
一夏「なら見せてやるよ。俺の力を」
俺はそう言って、左のグリップを前倒しに捻った。
ベルト〔ジ・リ・オン〕
ベルトの音声が鳴った所で、俺は呟いた。
一夏「アマゾン」
すると、俺を中心に熱風が発生して誘拐犯達を吹っ飛ばした。
誘拐犯1、2、3「うわあぁぁぁぁあああああ!!!」
熱風が止んだ時、誘拐犯達は俺の姿を見てかなり驚いていた。
誘拐犯1 side
誘拐犯1「な、何だアイツの姿は!?」
誘拐犯2「それに、アマゾンって何か聞き覚えが有るぞ」
誘拐犯3「今はそんな事より、あのガキを殺す事に集中しろ!」
誘拐犯1(コイツは殺すとか言ってるけど、今のアイツを殺せるのか?それにしても、あの姿は何だ?顔はまるで蜥蜴じゃねえか。よく見たら、前腕に鋭い返しが着いてやがる)
誘拐犯3「撃て!」
バンッ
バンッ
コイツの掛け声に、今銃を持ってる2人がガキ目掛けて撃った。
でも、その弾丸をガキはデコピンで弾いちまった。
誘拐犯3「あ、有り得ねえ!!だ、弾丸をデコピンで!!」
誘拐犯2「思い出した!!!」
ッと、いきなり大声を上げた。
誘拐犯1「どうしたんだ、いきなり?そんな大声出しやがって」
誘拐犯2「お前ら、忘れたのか!?日本に蔓延ってる人喰いの化け物の事を!?」
俺が聞くと、コイツはまた大声でそう言った。
誘拐犯1、3「ま、まさか!?」
それを聞いて俺ともう1人は、思い出して背筋が凍った。
その時、ガキが話し掛けて来た。
一夏「どうした、俺を殺すんじゃなかったのか?」
その問い掛けに、俺は反論した。
誘拐犯1「じ、冗談じゃねえ!!人喰いの化け物の相手なんて御免だ!!」
俺の叫びを聞いたガキは、冷徹な事を言った。
一夏「何だ、気付いたのか。・・・なら、遊びはもう終わりだな。アンタ等は今から俺の食事だ」
ガキがそう言った瞬間、一気にダッシュして来た。
一夏「おらよっと」
誘拐犯2「がはっ!!!」
気付いた時には、俺の右隣に居た仲間が殺られた。
見ると、腕を貫通して内臓に達していた。
誘拐犯1、3「は、速い!!」
そしてガキは腕を引き抜くと、心臓が握られていた。
その直後、ガキは有り得ねえ行動に出た。
一夏「あん」
掴み取った心臓を喰いやがった!!!
誘拐犯3「うっぷ!」
それを見て、いきなり四つん這いに成って嘔吐した。
無理もねえ、こんなグロテスクなモン見せられて何も思わねえ方が可笑しいぜ。
現に俺も気持ち悪りぃ。
すると、ガキは徐に右のグリップに手を掛けた。
そして勢い良く引き抜くと、長さ1m位は有る槍に成った。
それを逆手に持ち変えて投げて来た。
ベルト〔バイオレント・ブレイク〕
シュンッ
グサッ
誘拐犯3「ぐあぁぁぁあああああ!!!」
槍は四つん這いに成ってた仲間の背中を貫き、コンクリの床にまで突き刺さった。
誘拐犯3「は、はっ」
どうやら肺を破られたみたいだな。
呼吸が満足に出来てねえ。
一夏「悪りぃけどクソ兄貴の身代わりにされたムカつき、アンタで八つ当たりさせて貰うぜ。と言っても、1発で終わるけどなぁ」
そう言って、左のグリップを前倒しに捻った。
ベルト〔バイオレント・ストライク〕
ベルトの音声が鳴ったと同時に、ガキが走って来た。
でも俺は、恐怖の余り動けなかった。
俺が最後に見たのは、ガキの飛び後ろ蹴りが迫る所だった。
いかがでしたでしょうか?
まえがきでも言いましたが、無性に書きたく成ったので書きました。
更新ペースは遅めに成ります。
次回もお楽しみに