今回バイオレンス表現 多めです。
NOside
一夏「アマゾン」
一夏が呟いた瞬間、黒い熱風がアリーナ中に広がる。
鈴「あっつ!!」
その熱風は高温である為、浴びてしまった鈴は熱痛に襲われた。
鈴「いきなり何よ この熱風h…!?」
視線が一夏に戻った瞬間、鈴は言葉を失った。
一夏だったモノは、
そして頭部…腕部…脚部…胸部…背面に浮き出ている白い骨の様な模様。
その容姿を顕要するなら[死神]
鈴「い…一夏が、アマゾン!?」
鈴は現実を受け止めきれず、思考が停止してしまっていた。
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一方 管制室でも
セシリア「何ですの!?一夏さんの あの お姿は!?」
真耶「あれじゃ まるで」
真耶の言葉を遮り、箒が代弁した。
箒「アマゾン…ですか?」
代弁を聞いたセシリアと真耶が箒に詰め寄る。
セシリア「箒さん、知っている事を全てお教え下さい!!何故 一夏さんがアマゾンに!?」
真耶「私からも お願いします篠ノ之さん!?」
しかし、取り乱して質問する2人を千冬が一括した。
千冬「そんな事は後で幾らでも本人から聞け!!!この緊急事態に、呑気すぎるぞお前達!!!」
セシリア「すみません!!!」
真耶「すみません!!!」
その威圧感は、2人を怯ませるには十分 過ぎた。
2人は体を震わせ、その場で硬直してしまった。
それ程までに、千冬の威圧が強すぎたのだ。
だが、一夏の闘いを目の当たりにしていた箒だけが平気だった。
箒(何故 荒れているんだ千冬さんは?確かに注意を反らしたのは頂けなかったが、それにしたって怒り過ぎではないか?)
千冬の態度に不信感を抱く箒だった。
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そしてアリーナでは
鈴「い…一夏、だよね?」
恐る恐る尋ねる鈴。
その声は震えていて、精神状態がかなり不安定になっていた。
すると一夏は鈴に体ごと視線を向けた。
鈴「!?」ビクッ
振り向いた拍子に体が跳ねた。
一夏「鈴」
怯える鈴に、優しい声音で話しかける一夏。
鈴「え?」
戸惑う鈴に、一夏は囁く様に話す。
一夏「俺は俺だ。種族が変わろうが、お前を傷付けた最低 野郎だろうが……俺はお前の幼馴染みだ。それは何が遭っても変わらねえ。俺が守ってやるよ、あの時みたいにな」
言い終えた一夏は、アマゾン達に向かって歩いて行く。
その足運びは、鈴の時の様な無防備な歩きではない。
隙が全くない、臨戦態勢の歩きだった。
鈴side
アタシは最初こそ、目の前の一夏が知らないダレかだと思った。
でも、一夏は相変わらず優しかった。
小学校5年で転校した当初…外国人 転校生って事で頻繁に誂われて、イジメも受ける事が遭った。
でも、そんなアタシを助けてくれたのが一夏だった。
わざと標的を自分に向けさせて、アタシを守ってくれた。
その度にボロボロになってたけど、アタシが駆け寄ると いつも笑顔で「大丈夫か?」っと心配してくれた。
自分の事よりも他人を優先して、自分を顧みずに助けに行く。
そんな事を何度も繰り返されたら、どんな女も惚れるわよ。
鈴「一夏……それは流石をズルすぎるわよ///」
私は思わず思った事を小さく呟いた。
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NOside
鈴を落ち着かせた一夏は、アマゾンを駆逐する為に歩を進める。
一夏「さて………最近フラストレーションが溜まりに溜まって仕方ねえんだ。少し発散に協力してくれよ、雑魚ども」
首を鳴らしながら言う一夏。
その言葉を聞き、蜘蛛アマゾンが走り出す。
蜘蛛アマゾン「お前1匹で何が出来る!!!」
間合いに入りラリアットを放つ蜘蛛アマゾンだったが
一夏「フッ」
一夏は蜘蛛アマゾンを嘲笑いながらサイトステップで簡単に避けた。
蜘蛛アマゾンの胴体は丸く、直径1m弱の幅がある。
その為、必然的に
数々の死線を潜ってきた一夏にとって、蜘蛛アマゾンの攻撃は子供のじゃれ合いに等しかった。
それ故に かれこれ数十発もの攻撃をしている蜘蛛アマゾンだが、一撃として触れもしない。
時々 指で挑発までする程の余裕ぶり。
それを見かねて蜻蛉アマゾンが、加勢する為に跳び上がる。
蜻蛉アマゾン「何やってんだ あのノロマ」
一夏「少しは期待 出来そうだな」
蜘蛛アマゾン「はあ!?…何を言っt」
一夏の呟いた言葉が理解 出来ず、思わず聞き返そうとした蜘蛛アマゾンだったが
一夏「フッ!」
ズブッ
蜘蛛アマゾン「ゴハッ!!!」
聞き返そうと意識が攻撃から反れた一瞬の隙に、一夏の抜手が蜘蛛アマゾンの胸を貫いた。
蜻蛉アマゾン「ッチ」
蝙蝠アマゾン「間抜けめ」
その光景を見た2匹の反応だった。
蜻蛉アマゾンが着地した ところで、無造作に貫いた右手を引き抜いた。
その手には、蜘蛛アマゾンの心臓が握られていた。
一夏「悪いな蜻蛉野郎…少し待ってろ」
蜻蛉アマゾン「何だと?」
一夏は蜻蛉アマゾンの返しを無視し、蜘蛛アマゾンの心臓に齧り付いた。
蜻蛉アマゾン「おいおい、冗談だろ」
蝙蝠アマゾン「形振り構わずか」
一夏の行動に引き気味の蜻蛉アマゾンと、冷静に見極める蝙蝠アマゾン。
一夏の行動を見ていた彼女達は
鈴「い…一夏、いくら何でもソレは……うっぷ」
鈴はあまりのグロテスクな光景に吐き気を模様してしまう。
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管制室でも
真耶「オロロロロロロロロロロ」
セシリア「オロロロロロロロロロロ」
一夏と距離が有った鈴と違い、カメラの自動アップで まともに見てしまった4人の内2人は撃沈。
箒「一夏、タンパク摂取の為とは言え……コレは流石に」
千冬「・・・」
箒と千冬も、吐きこそしなかったが目線を反らし青ざめている。
▼
蜘蛛アマゾンの心臓を完食した一夏は、蜻蛉アマゾンに向き直る。
一夏「待たせたな」
蜻蛉アマゾン「お前だけは殺さねえとな。数々の仲間達が殺されてるからな、アイツにもな」
蜻蛉アマゾンは最後に含んだ事を言った。
一夏「そんな事は どうでも良い。来いよ、蜻蛉野郎」
蜻蛉アマゾン「俺を あんな風船と一緒にするなよ」
一夏「楽しみだ」
臨戦態勢に入った2人は、間合いを図っていた。
だが一夏はステップを踏んでいた。
ボクサーの様な軽快なステップ。
しかし一夏はガードを上げていない。
ガードを上げずにステップを踏んているという不可思議な光景。
蜻蛉アマゾン「嘗めてんじゃねえぞ蜥蜴野郎があああ!!!」
ガードを上げずにステップを踏んている事で、見下されていると激怒する蜻蛉アマゾン。
感情のままに飛び掛かるが、バックステップであっさり回避される。
蜻蛉アマゾン「ッチ、このっ!!!」
着地した瞬間に背面 蹴りを放つも、サイトステップでまたもや回避された。
蜻蛉アマゾン「クッソォ、何で当たらねえんだ!?」
その後も幾度となく繰り出される蜻蛉アマゾンの攻撃を、全てステップだけで避け続ける一夏。
しびれを切らした蜻蛉アマゾンが、中段 長距離方の右ストレートを放った。
たが、それが悪手だった。
またもステップで蜻蛉アマゾンの右サイドに移動した一夏だったが、左拳を顎にクリーンヒットさせた。
蜻蛉アマゾン「ガッ!?」
、
その衝撃で脳が揺れ、全身から力が抜けて意識を失う蜻蛉アマゾン。
前のめりに倒れた蜻蛉アマゾンを仰向けにさせ、背後に回って首に腕を回す一夏。
そして腕を組んで首を締め上げる。
所謂
あまりの苦しさに一夏の腕を掴む蜻蛉アマゾンだが、一夏の腕はびくともしない。
それどころか更に絞める力が増していく。
蜻蛉アマゾン「グッ……ガッ………ウッ………」
次第に抗う力も無くなり、蜻蛉アマゾンは意識を失った。
だが一夏は、尚も締めを解こうとしない。
一夏「終わりだ」
その一言と共に、一気に力を込める一夏。
その瞬間
ボキッ
首の骨が折れる音がアリーナに響いた。
さらに止めと ばかりに、頭を無理矢理 捻り上げて頚椎を破壊。
蜻蛉アマゾンが絶命した事を確認した一夏は、その場に蜻蛉アマゾンを投げ捨て蝙蝠アマゾンに向かっていく。
一夏「さて、メインディッシュだ」
一夏は殺気を剥き出しにして蝙蝠アマゾンを見据える。
蝙蝠アマゾン「強いな、貴様」
一夏「俺を見定める為の当て馬だったんだろ?あの2匹」
一夏は、蝙蝠アマゾンが一向に動こうとしない事を不可思議に思っていた。
だが、蜻蛉アマゾンと闘っていた辺りから気付いた。
蝙蝠アマゾン「随分と思慮が達者だな。あれだけ暴れておきながら、随分と冷静だな」
一夏「くだらねえ雑談は終わりだ。楽しみを邪魔した落とし前、お前の死を持って清算してやる」
最終決戦が…今…始まる。
次は何時 投稿 出来るかなぁ?(;一_一)