アマゾン・ストラトス   作:I S S E I

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5000文字 超えちゃいました。

今回ガチギレ一夏くんです。


決着……と思ったら

NOside

 

一夏の闘いを見ていた彼女達は。

 

箒「一夏も一夏で荒れているな。あの日から、イライラが募っているのは分かっていたんだがなぁ。コレは予想 以上だ」

 

千冬「アイツが荒れてるのは……私のせいだ」

 

箒が一夏に驚いている中、千冬が口を開いた。

 

箒「どういう事ですか?」

 

千冬「実は、アマゾンの侵入は今回だけではない」

 

箒の問い掛けに、千冬は説明した。

 

外回り中に、アマゾンに遭遇した事。

 

殺されそうになった時、一夏に救われた事。

 

目の当たりにした一夏の闘い。

 

一夏の裏所業を聞いた事で起こった口論。

 

(白騎士事件の内容は隠して説明)

 

箒「そういう事だったんですね」

 

千冬「あぁ、今 考えれば お門違いだった。知らず知らずとはいえ、春十の行いに加担していた私が説教など出来ん。世界最強が聞いて呆れる」

 

後悔と共に自分を蔑む千冬。

 

箒「一度、一夏と話したらどうですか?立ち会いには私が入ります。私の言う事なら、一夏も聞くと思いますから」

 

千冬「すまないが頼む」

 

箒の提案に、会釈 程度とはいえ千冬が頭を下げた。

 

箒(あの千冬さんが頭を下げた!?コレは、何が何でも一夏と話をさせないとな)

 

千冬の態度に、箒は心中で意気込んだ。

 

セシリアと真耶は途中から気絶中。

 

 

その頃アリーナでは

 

鈴は空中で ずっと一夏の闘いを見ていた。

 

鈴「一夏、アンタは変わったわ。優しさは変わらないけど、殺す事に躊躇いが無い。何が一夏をそう させてるの?」

 

幼馴染みとして、一夏の性格を鈴はある程度は把握していた。

 

だが、一夏の豹変ぶりに戸惑いを隠せないでいた。

 

 

一夏「それで、俺の見極めは終わったか?」

 

蝙蝠アマゾン「いや、まだまだ未知数 過ぎる。お前は、あの2匹を相手に終始 遊んでいただろう?」

 

一夏の闘いが全力ではないと見抜いていた蝙蝠アマゾン。

 

それ故に警戒していたが、対象的に一夏は

 

一夏「バレたかw」

 

一夏は笑い混じりに認めた。

 

あまりのバイオレンスぶりに、見ている者達は

 

鈴「一夏、2年間 何してたの?あんな躊躇も無く殺せるって」(汗)

 

管制室でも

 

千冬「一夏、変わったな。昔は虫も殺せなったのに」

 

箒「十中八九、アイツ(春十)が原因でしょうね。ドイツの身代わり逃亡」

 

各々が、一夏の戦闘力と豹変に戸惑っていた。

 

特に、初めて目の当たりにする鈴は特に戸惑っている。

 

そして、アリーナでは

 

一夏「お前は今回の主犯だからな、あの2匹の様に簡単に死ねると思うなよ」

 

そう宣言し、一夏は構えた。

 

だが、さっきまでと違い腕をかなり上に上げている。

 

肘が肩の高さまで上がっていて、脇腹が がら空きである。

 

すると蝙蝠アマゾンは、僅かに視線を上に向けた。

 

一夏「……!?」

 

その時、一夏は察した。

 

標的が鈴に変わった事を

 

蝙蝠アマゾン「フッ」

 

笑みを浮かべながら翼を広げ飛翔する蝙蝠アマゾンだったが

 

ガシッ

 

蝙蝠アマゾン「なに!?」

 

蝙蝠アマゾンが飛翔する寸前で、一夏は全速力ではダッシュしていた。

 

一夏「オラアアアア!!!」

 

蝙蝠アマゾンの足を掴んだ一夏は、そのまま力任せに蝙蝠アマゾンを地面に叩きつけた。

 

バアアアァァァン

 

普通なら絶対に響いてはいけない音がアリーナに響き渡った。

 

一夏貴様ダケ ハ 絶対ニ 許サン 地獄ノ苦シミ ヲ 与エテ カラ 殺シテヤル

 

痛みに悶える蝙蝠アマゾンを尻目に、怒り心頭で宣告する一夏。

 

仰向けに悶える蝙蝠アマゾンを跨ぐ様に両翼を踏みつけ、蝙蝠アマゾンの両脇を掴む一夏。

 

そして、一気に引っ張り上げ羽を根こそぎ千切り取った。

 

ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!

 

蝙蝠アマゾン「ギャアアアアアアアア!!!!」

 

その痛みから悲鳴を上げる蝙蝠アマゾン。

 

だが一夏は、悲鳴を他所に蝙蝠アマゾンを地面に再び叩きつけた。

 

鈴「む……酷い」(怖)

 

管制室でも

 

箒「鈴が狙われた事に怒るのは分かるが………今の悲鳴は聞くに耐えない」(-_-|||)

 

千冬「コレは、私でも耐え難いな」(-_-|||)

 

三者三様の反応だった。

 

その頃アリーナでは

 

一夏コレデ 空中ニ 逃ゲラレナクナッタナ

 

そして一夏は、蝙蝠アマゾンが飛翔する前に見せた構えを取る。

 

一夏喜ベ コレカラ オ前ハ 俺ノ 必殺技デ 葬ムラレルンダ

 

その言葉の後、大きく息を吸い吸い込み蝙蝠アマゾンに急接近。

 

そこから始まるのは、セシリア以上の蹂躙だった。

 

一夏side

 

俺ハ コノ クソ コウモリ ヲ 許サナイ

 

選リニモ 選ッテ 鈴 ヲ 狙イヤガッテ(怒)

 

コイツ ダケ ハ 絶対ニ 殺ス

 

一夏ジックリ 味ワエ 無限 ノ 打撃ヲ

 

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

 

蝙蝠アマゾン「#$%*!?¥*$%#!#?#%*!!!!!!」

 

俺ガ攻撃ヲ始メテカラ コイツ ハ 声ニナッテネェ悲鳴ヲ上ゲテヤギル

 

一夏ドウダ クソ コウモリ 一瞬の間モ開カナイ コレガ無呼吸連打ダ 反撃ノ間ナンカ与エネェゾ

 

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

 

NOside

 

[無呼吸連打]

 

一夏は訓練と実戦の末、30分の無呼吸運動を可能とした。

 

このタイムは、ハダカデバネズミの18分を大きく上回る。

 

無酸素で走ると言われているアスリートだが、それでも呼吸はしている。

 

ボクサーも連打の間、無呼吸で攻撃している。

 

しかし、その攻撃の間に一瞬の呼吸を挟む。

 

だが、その一瞬が最大の隙となり反撃を受ける可能性がある。

 

一夏は、無酸素のまま30分の運動が可能。

 

相手が倒れ骸と化すまで、打撃は一切 止まらない。

 

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

 

鈴「な…なんて早い連撃なの!?それに全然 間が開かない」

 

管制室でも

 

箒「一夏、最早 蹂躙と言う表現すら生温いぞ。しかし、日に日に強くなっている(追いつけるのか、私は)」

 

千冬「あぁ、言うなればアレは……殺戮だ。(一夏、こないだとは比べ物にならん)」

 

一夏の無呼吸連打を目の当たりにし、改めてレベルの違いを思い知らされた3人。

 

そして、撃たれ続けて10分が経過した頃

 

蝙蝠アマゾン「……ァ………ァ……」

 

最早 声すら まともに出せない状態になっている。

 

一夏ッチ コノ程度デ終ワリカヨ マダ 殴リ足リネェノニヨォ

 

物足りない態度 全開で落胆する一夏。

 

一夏動ケナイ ナラ トドメダ

 

壁に(もた)れかかる蝙蝠アマゾンを乱暴に掴み、投げ倒して仰向けに寝かせる一夏。

 

そして頭の側まで移動し、その場でジャンプした。

 

その高さは、なんと30m。

 

バリアの天井に手を付き、そのまま押し返して落下速度を上げた。

 

その勢いのまま、蝙蝠アマゾンの頭を踏みつけた。

 

グシャッ!!!

 

足が蝙蝠アマゾンの顔に めり込んだ。

 

その直後、蝙蝠アマゾンはスライム状になり絶命。

 

 

一夏side

 

クソ蝙蝠を殺した後、俺と鈴はダメ姉に呼び出された。

 

そして案内された部屋には、箒…セシリア…山田先生が既に居た。

 

心なしか、セシリアと山田先生の顔が青い。

 

千冬「2人共、空いている椅子に座れ」

 

一夏「…はいはい」

 

鈴「はい」

 

とりあえず言われた通りに座る。

 

俺達が座ったのを見届けてから、ダメ姉も座った。

 

千冬「山田先生…オルコット、気分は?」

 

真耶「なんとか落ち着きました」

 

セシリア「(わたくし)はまだ吐き気が」

 

山田先生は持ち直したみたいだけど、セシリアは口に手を当てて苦しそうにしてる。

 

一夏「セシリア、何で そんなに苦しそうにしてんだよ?」

 

俺の問に、その場が凍り付いた。

 

箒「一夏、あんなグロテスクな事をしておいて その質問は酷いぞ」

 

一夏「え?……あ!」

 

箒の一言で、俺は冷や汗をかいた。

 

一夏「悪い…癖でやっちまった」

 

セシリア「え?」

 

真耶「え?」

 

事情を知らない2人は、俺の[癖]と言う言葉に思考が止まってしまった。

 

箒「一夏、アマゾンを狩る時は何時もあんな事をしてるのか?」

 

一夏「あぁ…俺の闘いは遊びじゃないからな。俺もアマゾンだからタンパク摂取が必要なんだ。だけど、ソレを待ってくれる訳もないからな。相手が複数体 居る時は大体あんな感じだ」

 

俺と箒の会話に、ダメ姉が入ってきた。

 

千冬「ではお前は、あの日から2年間ずっと あんな闘いをしてるのか」

 

一夏「…あぁそうだよ。っていうか、いきなり話に入ってくんな。俺は箒と話してんだ、割って入ってくるんじゃねえよ」

 

千冬「・・・」

 

俺が強い口調であしらうと、ダメ姉は黙った。

 

だけど、今度は山田先生が俺を諌めてきた。

 

真耶「一夏くん…前々から言おうと思っていましたが、織斑先生に対して言葉が乱暴ではないですか?姉弟であってもココは学校です、教師に対して発して良い言葉ではありませんよ。それに今は、貴方の事について話す場です。弁えて下さい」

 

一夏「分かりましたよ。それと言っときますけど、俺は このダメ姉にしか今の態度はしません。あくまでもコイツ限定です」

 

俺はダメ姉を親指で指しながら言う。

 

千冬「ッ……」

 

ダメ姉は黙ったまま歯噛みした。

 

ソコで山田先生が勢い良く立ち上がり激怒した。

 

真耶「貴方は何なんですか!?弟さん なのは聞いていますが、貴方の態度は度が過ぎてます!!!何故 仲違いしているかは知りません。ですが貴方の態度はおかしいです!!!」

 

テーブルに両手を付いて叫ぶ山田先生。

 

俺は、腕を組み敬語を外して言葉を返す。

 

一夏「事情を知らねえんなら黙ってろよ。それとアンタが尊敬するこの女は、栄光と引き換えに俺を捨てたんだ。恨みもするだろ」

 

セシリア「え!?」

 

山田先生の隣で聞いていたセシリアが、口を手で抑えて狼狽えていた。

 

だが、俺の言葉を山田先生が否定した。

 

真耶「先輩はそんな人じゃ ありません!!!先輩は来れない事情が有ったんd」

 

一夏「日本政府に俺の誘拐が隠蔽されたんでしょ?」

 

俺は山田先生が言い終える前に答えを言った。

 

真耶「(ギリッ)分かっているなら そんな言い方は止めて下さい!!!」

 

一夏「・・・」

 

山田先生は歯ぎしりをして怒号を飛ばす。

 

だが俺は、ソレを無言で受け流した。

 

千冬「落ち着いて下さい山田先生、昔の呼び方になってますよ」

 

そう言って山田先生を宥めるダメ姉。

 

一夏(そう言えば、コイツ(ダメ姉)が代表だった時に山田先生が候補生だったんだよな。なるほど、だから先輩 呼びなんだな)

 

俺は山田先生の経歴を思い出し、ダメ姉の呼び方が変わった事に納得した。

 

一夏「それでダメ姉、俺達を呼び出した理由は何だ?」

 

千冬「……それがな、避難したと思っていた観客の中に逃げ遅れた人達が居たんだ」

 

俺が本題を聞くと、苦虫を噛み潰した様な顔で話すダメ姉。

 

真耶「ッ……」

 

山田先生が俺を睨んでるが、俺の知った事じゃない。

 

一夏「あぁ、聞こえてたぜ。VIPルームから あたふた声が」

 

箒「あの闘いの中で よく気を回せたな」

 

俺が気付いていた事に箒が呆れながら言う。

 

一夏「まぁ、蝙蝠 以外は遊びだったからなww」

 

鈴「あのバイオレンスが遊びって」(汗)

 

俺が笑いながら言うと、鈴に引かれた。

 

一夏「それで、なんで逃げ遅れたんだ?」

 

千冬「……それがな、調べた結果ハッキングされた事が分かった」

 

一夏(なるほど、束姉だな。だとすると恐らく)

 

ダメ姉に逃げ遅れた理由を聞いてすぐに納得した。

 

一夏「それで、ハッキングは解除されたのか?」

 

千冬「いや、今だにロックが掛かったままだ」

 

一夏(やっぱりな。今頃あの老害共、震えてるどろうな。栄光の為に切り捨てた俺が、アマゾンになって帰ってきたんだ。まぁ、殺す事に変わりはないがな)ニヤッ

 

俺が老害共に殺意を向けながら殺す方法を考えていると、無意識に笑っていたらしい。

 

箒が話し掛けてきた。

 

箒「一夏、お前 恐ろしい顔になってるぞ」

 

一夏「ッ!あぁ悪い」

 

俺はすぐ正気に戻った。

 

一夏「まぁ、だとすると俺の正体も知ったわけだ。まぁ、俺を抹殺しようとすれば束さんが黙ってないけどな」

 

箒「確かに、昔から姉さんは一夏を溺愛していたからな」

 

俺の言葉に箒が肯定した。

 

一夏「下手をすれば、日本のIS全てが機能停止なんて事にもなりかねない。コアを作れるのは束さんだけだからな、ONもOFFも自由自在だ」

 

千冬「だろうな」

 

真耶「そんな!?」

 

セシリア「製作者と言っても、そこまで」

 

ダメ姉は納得していたけど、山田先生とセシリアは信じてないみたいだ。

 

一夏「いや、あの人ならヤりかねない。この中で言えば、ダメ姉や箒の次に俺は付き合いが長いからな。大体の考えは読める」

 

真耶「・・・」

 

セシリア「・・・」

 

俺の確信を聞いて2人は固まった。

 

一夏「さてと、行くとするか」

 

俺はそう言って立ち上がる。

 

箒「行くって、何処に行くんだ?」

 

俺はその質問に、笑いながら答えた

 

一夏決まってんだろ、ケジメ付けるんだよ

 

俺は昂ぶっていた。

 

俺をゴミの様に捨てた老害共に復讐 出来る。

 

その時だった。

 

コンコン

 

扉がノックされた。

 

千冬「誰だ?」

 

ダメ姉が訪問者に問う。

 

楯無「更識楯無です」

 

訪問者は楯無さんだった。

 

千冬「更識 姉か、入れ」

 

心なしか楯無さんの口調は早口で、焦ってる様に思えた。

 

楯無「失礼します」

 

扉を開けて、楯無さんが入って来た。

 

千冬「どうした、更識 姉?」

 

ダメ姉がが楯無さんに聞いた。

 

楯無さんの知らせは、俺も予想外のモノだった。

 

楯無「日本 側のモノレール受付に、対アマゾン特殊部隊…通称 駆除班が来ています」




次回、駆除班 登場

余談ですけど、バ○ネタが多いですね読み返すと。
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