アマゾン・ストラトス   作:I S S E I

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お待たせしました。

原作アマゾンズを見てますが、グロ面白いです。

それでは、本編どうぞ。


告白

一夏side

 

俺はNを食った後、変身を解いて束姉の方を向いた。

 

束「いっくん」

 

何処か心配そうな表情で俺を呼ぶ。

 

一夏「あはは、引いたよね。人から見たら、こんなの恐ろしいだけだよね」

 

俺は振り替えって、森に入ろうとした時だった。

 

束「いっくん待って!!」

 

束姉に抱き付かれた。

 

一夏「どうしたんだよ?こんなに成った俺に、まだ何か有るのか?」

 

俺は敢えて突き放すように言う。

 

俺はアマゾンに成った。

 

衝動は無いにしても、躊躇い無く人を喰える奴が人を愛する資格は無い。

 

でも束姉は腕を離そうとしない。

 

一夏「離せよ。俺はアマゾン、アンタと人間だ。食われたくなかったら離せよ」

 

束「・・・嫌だ」

 

俺は離すように言うけど、束姉はそう言って腕の力を強めた。

 

一夏「何で俺に固執するんだ?俺はアマゾン、化け物に成ったんだぞ」

 

俺が束姉に聞くと、束姉が正面に回り込んでいきなりビンタされた。

 

バチンッ

 

束「そんな事言わないでよ。それに、幾ら離れようとしても絶対に離れないから」

 

そう言って、今度は正面から抱き付いて来た。

 

一夏「何でだよ、俺はアマz」

 

其処まで言った所で、束姉が遮って叫んだ。

 

束「そんなの関係ない!!!」

 

一夏「・・・」

 

束姉の叫びに、俺は唖然とした。

 

関係ない事無いだろ。

 

アマゾンは人を喰うんだぞ。

 

すると束姉から、驚きの言葉が出た。

 

束「どんな存在でも関係ないよ。だって私は、いっくんが大好きだから」

 

一夏「な!?」

 

驚くしか無かった。

 

今に成って両想いだと分かったら、言葉が出ねえ。

 

しかもこの状況で満面の笑みで言われて、Likeだと勘違いするほど俺は鈍くねえ。

 

一夏「良いのかよ、俺なんかで?」

 

束「いっくんじゃなきゃ嫌だ」

 

俺が確認すると、即答で返って来た。

 

一夏「(なら俺も、もう溜め込まなくて良いな)なら俺も言うけど、好きだよ束姉」

 

束「くすん、ひっく」

 

俺が告白すると、束姉が泣き出した。

 

一夏「た、束姉!?」

 

俺が焦ると、束姉が泣きながら言う。

 

束「この状況で上乗せなんて、ズルいよいっくん」

 

一夏「ごめん」

 

俺は謝りながら抱き締め返した。

 

 

暫く抱き合った俺達は、束姉が乗って来たロケットの前まで来た。

 

束「取り合えず、私のラボに行こうよ。今後の事は其処で考えよう」

 

俺の手を引きながら笑顔でそう言う束姉。

 

一夏「分かったけど、この人参で行くのか?」

 

俺の疑問は間違いじゃねえと思う。

 

どう見ても1人用だよな。

 

一夏「これ乗れたとしても、絶対ぎゅうぎゅうだろ」

 

俺がそう言うと、束姉が赤く成りながら言う。

 

束「そしたら、いっくんとくっ付けるね///」

 

一夏「あ、あのなぁ///」

 

俺まで釣られて照れてしまった。

 

そんな俺を見て、束姉が誂って来た。

 

束「うふふ、いっくん照れてるね」

 

一夏「誰のせいだよ誰の///」

 

これが俗に言うリア充って奴かな?

 

一夏([アイツ]はカップル見る度にギャーギャー騒いでたけど、今の俺と束姉を見たら殴り掛かって来そうだな)

 

俺がそう考えてると、束姉が顔を覗き込んで来た。

 

束「どうしたの、いっくん?」

 

一夏「あぁ、日本に居る友達の事を考えてたんだ。アイツ、カップルを見る度に[リア充爆発しろ]とか騒いでるからついな」

 

俺は考えてた事をそのまま答えた。

 

束「そうなんだ。それじゃ今の私達見たらいっくん殴られそうだね」

 

一夏「・・・何で俺と同じ事を思い付く」

 

まさか同じ発想に成るとは思わなかった。

 

束「これが以心伝心かな?」

 

一夏「か、かもしれないな///(こんなの照れずに居られるか!!!///)」

 

俺は内心そう叫んだ。

 

そんなこんなで、俺達はロケットに乗って束姉のラボに向かった。

 

ロケットの中は予想通りぎゅうぎゅうだった。

 

しかも向かい合って乗ったせいで、束姉の胸が当たって落ち着かねえ。

 

俺が顔を背けると、束姉がまた誂って来た。

 

束「また照れてるの、いっくん?それとも、束さんのおっぱいで興奮しちゃった?」

 

一夏「束姉、お願いだからこれ以上は止めてくれ。本気で理性が保たない」

 

俺が本気でお願いすると、束姉が耳元で囁いた。

 

束「もう恋人なんだし、遠慮しなくて良いよ」

 

一夏「責任取れるように成った時は、そうする」

 

俺がそう返すと、束姉は

 

束「いっくんは真面目だね」

 

笑顔でそう言った。

 

 

あれから10分くらい掛かって、漸く束姉のラボに着いた。

 

その間ずっと密着状態で、幸福と理性の板挟みだった。

 

一夏「すー、はぁ、すー、はぁ、すー、はぁ」

 

俺はロケットを降りてから、落ち着く為に深呼吸した。

 

すると知らない匂いが近付いて来た。

 

???「お帰りなさいませ、束様。そして、織斑一夏さん」

 

現れたのは女だった。

 

でも何故か目を閉じていた。

 

一夏「束姉は兎も角、俺の場合はいらっしゃいだろ。それと、君は誰?」

 

クロエ「申し遅れました。私はクロエ・クロニクル、束様の助手です。それと、間違いではありませんよ。束様の想い人なのですから」

 

自己紹介の後、そう言うクロエ。

 

一夏「・・・」

 

クロエの言葉に俺が呆れてると、束姉がクロエに話し掛けた。

 

束「ただいま、くーちゃん!お留守番ご苦労様!」

 

クロエ「いえいえ、お気になさらず。これも私の勤めですから」

 

一夏(束姉の言い方、まるで母親だな)

 

俺は2人の会話を聞いてそう思った。

 

一夏「束姉とクロエってどういう関係だよ?ただの助手って訳じゃねえだろ」

 

束「お!いっくん鋭いね。実はくーちゃんは私の養子なの」

 

俺が尋ねると、束姉はそう答えた。

 

一夏「・・・差し支え無けりゃ、その経緯を教えてくれねえか?無理にとは言わねえけど」

 

束、クロエ「・・・」

 

俺が聞くと、2人の表情が暗く成った。

 

一夏「悪かったな。初対面でこの質問は無神経だった」

 

俺はそう言って話を切ろうとしたけど、クロエが待ったを掛けた。

 

クロエ「いえ、聞いて頂けますか?」

 

一夏「・・・分かった」

 

真剣な表情でそう聞いて来るクロエに、俺は頷いた。

 

でも聞いた話は、胸糞悪いモノだった。

 

特に、クロエの生い立ちには怒りを抑えるのが大変だった。

 

クロエは、試験管ベビー。

 

つまり、人からじゃ無く機械から産まれた存在だ。

 

場所は、ドイツ軍の実験施設。

 

それと、クロエが目を閉じてる理由にも頭に来た。

 

クロエの両目には、センサーのような働きをする機能が植え付けられてる。

 

簡単に言えば、[人体改造]だ。

 

こんな非人道的な事を平気で出来るドイツの奴等に、俺は怒りを通り越して殺意を覚えた。

 

さらに言うなら、クロエは研究者の望む結果が出なかったと言う理由で殺される寸前だったらしい。

 

それを助けたのが束姉だった。

 

そして、クロエを守るために養子にしたらしい。

 

これが、束姉とクロエが一緒に暮らしてる理由とその経緯だ。

 

一夏「・・・」

 

話を聞いた俺は怒りを押さえきれず、体から黒い熱気が出ていた。

 

俺が怒りと葛藤してると、束姉が声を掛けて来た。

 

束「いっくん、落ち着いて。熱気でラボが熔けちゃうよ」

 

一夏「ごめん」

 

俺は謝って、深呼吸して落ち着いた。

 

一夏(束姉には敵わねえな)

 

 

その後、俺もアマゾンに成った事やその経緯を話した。

 

それを聞いて、クロエも憤怒していた。

 

でも俺と束姉で宥めて事無きを得た。

 

それからは、俺と束姉が付き合ってる事を話すとクロエはニヤニヤしていた。

 

頼むからその表情は止めてくれ。

 

それからは3人で食事をして、それぞれ寛いだ。

 

でも、風呂の時に束姉が乱入してきた時は流石にヤバかった。

 

束姉はモデルをしてても可笑しくないくらいのプロポーションだ。

 

服を着ていてもそう思えるのに、裸を見せられたら男としてはかなりヤバイ。

 

危うく[食って]しまいそうに成った。

 

何とか理性を保ったが、俺だって思春期の健全な男子だ。

 

頼むから過激な誘惑は止めてくれ。

 

就寝の際、一緒に寝るのは良い。

 

でも、ネるのはまだ駄目だからな。

 

そんなこんなで、波乱の1日が終わった。




いかがでしたでしょうか?

次回くらいでプロローグは終わりにする予定です。

本編ストーリーからどんな展開にするか、結構悩んでます。

何時一夏がアマゾンだとバラすか、救済はどうしょうか、等々色々悩み所が満載です。

でも、此方も完結目指して頑張ります。

それでは、また次回をお楽しみに。
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