アマゾン・ストラトス   作:I S S E I

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予定ではプロローグは終わりでしたが、話が長くなり終われませんでした。

でも次回でプロローグは終わりです。

それと時間が飛びます。

さらに、オリジナルのアマゾン技を出します。

それでは、本編どうぞ。


起動と再会

束 side

 

私は篠ノ之 束。

 

ISを作った天才(天災)だよ。

 

いっくんと恋人に成って2年が過ぎた。

 

いっくんと恋人に成れた事が嬉しくて最初は忘れてたけど、あの屑姉兄(くずきょうだい)どうしてくれようか。

 

いっくんを虐めるは、家事を全部押し付けるは、結果を出しての認めないは、いっくんはお前達の奴隷じゃない!!!

 

それに1番許せないのは、いっくんを身代わりにしたあの(春十)だ。

 

人生で初めてかも知れないね、本気で人に殺意を覚えたのは。

 

でも、ある意味では感謝かな。

 

こうしていっくんと再会できて、恋人に成れたんだから。

 

でも、それとこれとは別の話。

 

必ずいっくんにこれまでの仕打ちも含めて謝らせてやる。

 

 

それにしても、日本に蔓延ってるアマゾン達。

 

ISじゃ力不足なんだよなぁ。

 

精々倒せるのは、専用機2機を使って中級のC、Dランク程度がやっと。

 

上級のA、Bランクはどう足掻いても倒せない。

 

それにアマゾンは、ランクが上で有るほど人形に近くなって格闘戦に特化していく。

 

国も対策は練ってるみたいだけど、なかなか思い付かないのが現状。

 

理由は単純で、アマゾンが強すぎる。

 

 

最下位のEランクでも、リミッターを外した訓練機2機で漸く互角。

 

そんなアマゾンを確実に倒せるのは、同じアマゾンだけ。

 

いっくんはアマゾンが表れる度に、人に害を与えるアマゾンを狩っている。

 

その中にはやっぱりAランクも居た。

 

その時は怪我をして帰って来る時も遭った。

 

でも流石と言うべきだね。

 

アマゾンの回復力は凄い。

 

長くても2日で全快してしまう。

 

それも、一切の後遺症が無い。

 

傷痕は残っちゃうけど。

 

人喰いしなかったら本当に万能細胞だよね。

 

束「それにしても、いっくん何だか憂さ晴らししてるみたい」

 

私はハッキングして、衛星からいっくんの闘いを見ていてそう思った。

 

別の言い方をすれば、八つ当たり。

 

それにいっくんは、女性権利団体のアジトに奇襲を仕掛ける事も有る。

 

これまでに潰したアジトは、アメリカ、アラビア、エジプト、スイス、韓国の5つ。

 

そして、その団員は必ず皆殺し。

 

そして団体が所有していた資金は、奴隷にされていた男達への治療費や生活費として渡し、余った分を私達の生活費にしている。

 

それは良いんだけど

 

束「ねえくーちゃん、いっくんの闘い見てどう思う?」

 

一緒に記録映像を見ていたくーちゃんに、いっくんを見た感想を聞いた。

 

クロエ「そうですね。束様の仰る通り、八つ当たりと言うのが1番しっくり来ますね」

 

くーちゃんも私と同じ感想だった。

 

束「やっぱり、あの屑(春十)に身代わりにされたのがまだ忘れられないのかな?」

 

クロエ「恐らくはそうでしょう。お話を伺いましたが、一夏さんはこれまで酷い扱いと仕打ちを受けて来ました。その上今回の身代わりにされた事が、かなり根強く残っているようです」

 

私はいっくんが可哀想に思えた。

 

アイツ(千冬)が大会で優勝したせいで、いっくんは他人からも白い目で見られるように成った。

 

そもそも、ISを作ったのは宇宙へ行く為であって兵器じゃない。

 

でも、認めてくれなかった奴等を見返す為に軍事基地をハッキングしてミサイルを日本に発射させた。

 

そしてアイツ(千冬)にはミサイルを落としたらすぐ帰るように言ってた。

 

でも、ミサイルを止める為に来た海外の戦闘機がアイツ(千冬)の姿を見てた。

 

それを映像で見てたお偉い達が捕まえるように指示した。

 

(ハッキングで盗聴)

 

でも、ISなら簡単に振り切る事が出来る。

 

なのにアイツ(千冬)は、捕まえに来たのを理由に[全部]落とした。

 

戦闘機に乗ってるパイロットが乗っていたにも拘わらず。

 

それを問い詰めるとアイツ(千冬)

 

千冬「そんなの知った事か、助けてやったのに捕まえに来る恩知らず共に慈悲など無い」

 

全く気にも止めてなかった。

 

それどころか、捕まえに来たからの一点張りで自分を正当化する始末。

 

それが原因で、あの女への信頼は完全に消えた。

 

それ以来、一切の連絡を断った。

 

でも、家族と連絡が出来ないのは凄く寂しい。

 

雰囲気が暗くなっていると、いっくんが部屋に入って来た。

 

一夏「束姉、そろそろ昼飯だぞ」

 

束「え、もうそんな時間?」

 

いっくんの言葉に、そう言いながら時計を見た。

 

束「本当だ!全然見てなかったよ」

 

一夏「夢中に成るのは良いけど、程々にな」

 

束「はーい」

 

いっくんに注意されて、私は素直に返事をした。

 

一夏「クロエ、テーブルに並べるの手伝ってくれ」

 

クロエ「畏まりました。それでは束様、失礼します」

 

いっくんに呼ばれて、くーちゃんはそう言っていっくんと食堂に行った。

 

束「そう言えば箒ちゃん、あと3ヶ月したらIS学園に行くんだっけ。箒ちゃんの専用機作ろうかな」

 

ふと思い出してそう考えた。

 

私の妹なら、人質にして来る可能性も有るしね。

 

束「お昼食べてから作りますか。材料さえ有れば1ヶ月半で出来るし。材料はこの前いっくんが沢山韓国の女性権利団体から持って帰ってきて呉れたし」

 

私はそう言って食堂に向かった。

 

 

一夏 side

 

束姉がISを作り始めて1ヶ月半、どうやら完成したみたいだ。

 

束姉が開発室から出て来た。

 

束「流石私、予定通りの1ヶ月半で完成したよ!」

 

サムズアップしながらそう言う束姉。

 

俺は興味本意で束姉に聞いた。

 

一夏「お疲れ様、束姉。箒のIS見ても良いか?」

 

束「うん、良いよ。ちなみに、その機体の名前は紅椿(あかつばき)。スピードと機動力は、これまでのISの比じゃないよ!」

 

一夏「そりゃ凄えな」

 

束姉の解説を聞きながら、俺は紅椿に触れた。

 

機体に触れた瞬間、頭の中にISの情報が流れ込んで来た。

 

そして、ISが光始めた。

 

束「うそ!?いっくんにISが反応してる!!!」

 

それを見て、束姉が大声を上げた。

 

一夏(は?俺にISが反応してる?)

 

俺は束姉が言ってる事が理解出来なかった。

 

いや、現実逃避していた。

 

束姉には悪いけど、俺は[今のIS]が嫌いだ。

 

俺が周りから蔑まれる原因に成った元凶だ。

 

こんな皮肉が有るか?

 

一夏「た、束姉、どうしよう?」

 

俺は吃りながら束姉に聞いた。

 

束「そうだね。いっくんさえ良ければ、いっくんの専用機も作るけど」

 

顎に手を当ててそう言う束姉。

 

その時、アマゾン出現の警報が鳴った。

 

一夏「話の続きは、アマゾンを始末した後だな」

 

束「そうだね」

 

クロエ「そうですね」

 

俺達はそう言ってモニタールームに向かった。

 

そしてモニタールームに着いて、アマゾンが現れた場所を見て驚愕した。

 

その場所は、[五反田食堂]だった。

 

そこは俺の親友の家でもある。

 

一夏「何で、何で選りに選って此処なんだよ!!!」

 

俺は思わず叫んでしまった。

 

束「どうしたのいっくん、そんなに大声出して?」

 

束姉が不審に思ったのか聞いて来た。

 

一夏「この五反田食堂って店は、俺の親友の家なんだよ!!!」

 

束「ええ!!!」

 

クロエ「ええ!!!」

 

俺の返答に、2人は驚いた。

 

一夏「取り合えず、俺は行く!!!」

 

俺は2人にそう言って五反田食堂に向かった。

 

 

俺はバイクを走らせて、五反田食堂に着いた。

 

その時、中から女の叫び声が響いた。

 

???「お父さああああああん!!!」

 

俺が急いで中に入ると、親友の弾と妹の蘭を庇って親父さんが噛まれていた。

 

一夏「親父さん!!!」

 

弾「一夏!!!」

 

蘭「一夏さん!!!」

 

叫び声に気付いて、弾と蘭が俺の名を言う。

 

一夏「この野郎、離しやがれ!!!」

 

俺はアマゾンの横っ面に蹴りを入れて、親父さんから離した。

 

そして俺は、倒れた親父さんに呼び掛けた。

 

一夏「親父さん!!しっかりしてくれ、親父さん!!!」

 

必死に呼び掛けたけど、反応が無い。

 

俺は手首で脈を見た。

 

だけど、脈は無かった。

 

俺は開いていた親父さんの瞼を閉め、立ち上がりアマゾンを睨み付けた。

 

一夏「お前だけは絶対に赦さねえ」

 

俺はそう言って、アマゾンの頭を掴んで外に出た。

 

外に出た所で、アマゾンを投げ飛ばした。

 

顔を見ると、まるで狼みたいだ。

 

俺は既に着けていたベルトのグリップを握った。

 

すると、弾と蘭が入り口まで出て来た。

 

弾「一夏、一夏なのか!?」

 

蘭「一夏さん!?」

 

2人はそう言って俺に叫ぶ。

 

一夏「待ってろ2人共、仇は俺が獲る」

 

俺は2人にそう言って、グリップを捻った。

 

ベルト〔ジ・リ・オン〕

 

一夏「覚悟しやがれ屑狼・・・アマゾン」

 

そして黒い熱風と共に、俺はアマゾン体に成った。

 

弾「う、嘘だろ?」

 

蘭「一夏さんが、アマゾン?」

 

2人の声が聞こえる。

 

だけど今は、屑狼を殺す事に集中した。

 

狼アマゾン「ぎぎゃああああ!!!」

 

屑狼が叫びながら襲い掛かって来た。

 

俺はそれをすり抜けるように反れながら躱して、合気の要領で顔を掴み道路に頭を叩き付けた。

 

バキッ!!!

 

力を入れ過ぎて、道路に亀裂が入った。

 

痛みで頭を抑えて悶える屑狼。

 

俺はその隙を逃さず、顔にサッカーボールキックを入れた。

 

すると、まるでフリスビーのように回転して10mくらい飛んで行った。

 

一夏「親父さんの痛みと苦しみ、弾と蘭の悲しみ、お前にはじっくり味わって貰うぞ」

 

俺はそう言って屑狼に向かって走った。

 

そして、屑狼が立ち上がった所で腹に拳を入れた。

 

狼アマゾン「ぐぎゃっ!!!」

 

殴った事で腹から出血、さらに吐血してかなりのダメージだ。

 

屑狼はお返しとばかりに、左拳を撃ち込んで来た。

 

俺はそれを避けながら、左腕を交差させて動きを止めた。

 

狼アマゾン「グルルルルルル」

 

一夏「バカが、フン!」

 

屑狼が唸り声を上げて威嚇してきた。

 

それに俺は一言そう言って、腕を引き返しで肩を抉った。

 

狼アマゾン「ぐぎゃあああああああ!!!」

 

抉った瞬間、血飛沫が上がった。

 

さらに痛みで悲鳴を上げながら悶える屑狼。

 

一夏「そろそろ、終わりにするぞ」

 

俺はそう言って、ベルトの左グリップを捻った。

 

ベルト〔バイオレント・スピア〕

 

音声の後、右手を手刀にして弓を引くようにし中腰で構えた。

 

そして、一気に突進して屑狼の胸を貫いた。

 

ズブッ

 

さらに、腕を抜く際に心臓を掴み出した。

 

其処までして、屑狼は倒れた。

 

一夏「気持ち悪いなぁ」

 

俺は一言そう言って、心臓を握り潰した。

 

グシャッ

 

俺が心臓を握り潰すと同時に、屑狼の体がスライムみたいに成り腕輪だけが残った。

 

屑狼が死んだ事を確認して、ベルトを外して変身を解いた。




いかがでしたでしょうか?

今回はISの起動と、五反田兄妹との再会でした。

原作では五反田父は出ていないので、闘う理由として人物だけ出しました。

バイオレント・スピアの構えのイメージは、素手の牙突です。

分からない方はググって下さい。

さて、次回でプロローグは最終回。

その次からは原作に入ります。

それでは、次回もお楽しみに
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