彼等は総じて化け物(モンスター)である   作:千点数

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 本・日・二・投・目!

 今日中にもう一話上げます。


幕間:四国における、少年釘宮天地の日常

 [四国/香川/寮のとある一室/十月末/昼]

 

 俺、釘宮天地はポケモンの格闘タイプの能力を持った転移者というものだ。歳は十四、趣味は読書とゲーム、座右の銘は当たって砕け!爆砕だ!で、最近の悩みは容姿のお陰で女の子に見間違えられる事。

 

 三ヶ月程サバイバルをして死にかけて、太陽から女の子を助け、そして、その女の子と趣味が一致して仲良くなったりと、何処の御都合主義のヒーローものだよといった感じの波瀾万丈な最近だったが、現在は、そこそこゆったりとした毎日を遅れている。

 

 さて、今、俺はとある寮の一室にいる。

 とある寮というのも、大社という組織の職員用の寮だったりする。

 俺が戸籍無し、お金無し、住居無しのナイナイ尽くしの人間だった為に、この四国を牛耳る大社という組織から戸籍は用意してくれ、お金は・・・・・・バーテックスと呼ばれる化け物を勇者と共に討伐すると、まあ小遣い程度に貰えて、この寮の一室を住居として貰えた。家賃はメッチャ安い。四桁前半だよ。

 

 俺はそこで、なけなしのお金を溜めて買ったパソコンとゲーム機を使って、趣味であるゲームをしていた。

 ・・・・・・隣にいる、郡千景という名の女の子と共に。

 

 郡千景は、勇者と呼ばれる人の内の一人で、控えめに言って美人。

 この人、最初は俺と余り話しない感じだったけれど俺の趣味が読書とゲームだと解るや、まだ入院中だった俺の為に携帯ゲーム機を貸してくれたメッチャ優しい少女だったりする。

 ・・・・・・入院中にバーテックス表れて、病院抜け出した結果説教くらって何か検査が増えて入院期間がもう三日伸びた俺にとって、マジでありがたかった。

 杏に貸して貰った本のコピー(手書き)でも暇つぶしにやろうかと思ってたし。

 

 「釘宮君、そっちにモンスター逃げたわ」

 「りょーかい。くらえ俺のボウガン十連射!・・・・・・いよっし全弾命中!」

 「すごいわね・・・・・・まだ始めて一週間もしてないのにもうこんな腕前なんて」

 「逆にボウガンと弓と銃とスリングショット以外俺は使えんぞ。大剣?槍?双剣?何それ美味しいの?って感じだし。近距離系とか辛うじて片手剣でルナティックを通常クリア程度だし」

 「攻撃力最弱の片手剣でそれは凄いわよ・・・・・・っと。討伐成功よ」

 「取り回し辛いんだよ・・・・・・っと、よっしゃオッケー完璧」

 

 とまあ、こんな感じで退院後、暇な日は千景と一緒にゲームをするようになった。

 それにしても、相当生き生きしてんな、千景。

 たかしーとか若葉とかといるときとは別のベクトルで楽しそうだ。

 

 「ふー、というか、このルナティック:限界突破(狂)って奴ムズイな。俺の一番得意な弓でもソロクリアできるかどうかが半々だし」

 「・・・・・・最初からモンスターが凶暴化して暴れているし、特殊必殺技バンバカ使うし、通常の二倍以上の体力と硬さがあるから」

 「ほう、それは初耳だ。通りで硬い訳だ。超絶強射十二連発でも部位破壊出来ないとかマジかよって思ってたけどそういう事かよ」

 「待ってその超絶強射連発のやり方教えて」

 「おう、良いぞ。ええっとだな・・・・・・・・・・・・」

 

 そんな感じで、俺と千景は夜遅くまでゲームに興じていた。

 

 *

 

 翌日。午前九時。

 実は昨日から休日だったりするので、今日はショッピングモールで不足している日用品を買い揃えようと、財布と、最近編入した中学校の学生証と部屋の鍵を持っていざ出発。

 

 ショッピングモールにてくてく歩いていると、たかしー・・・・・・高嶋友奈と道端でばったり出会った。

 俺と同じくショッピングモールに行くらしいので、じゃあ一緒に行こうという事になり、並んで歩く。

 

 「何か冬に近づいてきたって感じがするな。マジで最近寒い日があるし」

 「あー、三年前まではそんなことにはならなかったんだけど・・・・・・この世界そのものの天候が変になっちゃったらしくて」

 「なるほど、把握」

 

 そのまま雑談しながら歩いていたら、不意にたかしーが、

 

 「ねぇ、ぐんちゃんと仲良くしてくれてありがとう」

 「ん?どうしたいきなり」

 

 俺は疑問に思って聞き返すと、たかしーはこう言った。

 

 「ぐんちゃん、私達以外と余り喋らないから、その、何と言うか・・・・・・気の置けないともだち?みたいな人が私達以外に出来て良かったなって。

 だから、天地君にありがとうって言いたかったんだ」

 「なる。そういう事ね。

 ・・・・・・まあ、趣味も合うし、あいつは、千景は話してみるとメッチャいいやつだし。これからも仲良くしたいとこっちから願うね」

 「うん、あと、私も天地君と仲良くなりたいし・・・・・・そうだ、今日、買い物が終わったあと時間あるかな?」

 

 目を爛々と輝かせてたかしーが聞いてくる。

 

 「おう、まぁ暇が売れたら大儲けできる自信があるくらい時間があるし暇だが」

 「じゃあ、ちょっとゲームセンターで遊んで行こうよ。ぐんちゃんから聞いたんだけど、ゲームが得意なんでしょ?天地君は」

 「まーな、良いぜ。じゃあ、買い物終わったら荷物ロッカーに預けてゲーセン寄るか」

 

 尚、「まるでデートみたいだな」と俺が茶化して言うと、「エヘヘ、そうだね。手でも繋いでみる?」って笑顔で返してきたから手は繋いで行きましたとも。たかしー曰くデートらしいし。

 

 外出の予定は午前中だけだったが、今日は一日中楽しんだ。




 国語赤点ギリギリの奴が書いてるんで本当にキャラ崩壊とか表現とかが不安になってくる今日この頃。
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