そろそろ戦闘の描写を書きたいと思うけど表現が難しいです。
投稿期間空きすぎてすみません。
投稿遅くなってすみません。もし、投稿をまってくださっている方がいらっしゃるのでしたら目標としては天狼島まで書くつもりなので失踪はリアルでよほどのことがないかぎり続けます。
私の部屋を出て、私たちはプールのある屋外デッキに来ていたのだが…
「「「おぉー!」」」
船の上という限られたスペースにも関わらずそこら辺のプールよりも充実している。周りのお客さんたちもどこか優雅な雰囲気を出しており、選ばれた人しか入れないといった感じがしていた。
うぅ…ソーサラーでグラビアをやったことのあるアリサや、諸事情で顔を隠してるとはいえ、男の私が見てもかっこいいと思うくらいに顔が整ってるミストガンはともかく…
「どうしたのミカン」
「いえ、私だけ場違い感が否めないなぁと思いまして…」
「そんなことないよ!変な心配しないで一緒に行こ!それに髪を留めてたら本当に女の子みたいでかわいいよ」
「うぅ…私だって一応17歳の男子ですよ?そんな褒められ方されても嬉しくないですよぉ…」
泳ぐのに邪魔だろうからとアリサに髪を纏めてもらいましたけど正直私自身女の子と見られても仕方ないと思ってしまうくらいに仕上がってます…
「すみませ~ん。水着のレンタルってここであってますか?」
「はい、ここであってますよ。今行きま~…す!!?ア、ア、ア、アリサさん!?」
「あれ?アリサの知り合いだったんですか?」
「い、いえ!そんな滅相もありません。あの、私ソーサラーでアリサさんが出てるのを見てこんなにかっこよくてきれいな方がいるんだ!って思って…それ以来ずっとアリサさんの大ファンなんです」
昨日のルーシィもそうでしたけどやっぱりアリサのファンって結構いるんですね。たしかにアリサって凛としてますしスタイルもいいですし、正直もし私が女の子だったとしたら憧れますしファンになってますね。
「ねぇ、昨日のルーシィも私のファンだって言ってたけど私…何かしたっけ?」
「やはり店員さんも言ってましたけどソーサラーじゃないですか?アリサがいるときにソーサラーの方がきたら必ず取材されますしグラビアも撮ったりしてますからファンになる人結構いると思いますよ」
「それにあの、
「そんなことないよ。わたしはよりも凄い人なんてギルドにいっぱいいるし…」
昨日、ルーシィにファンだって言われたときも照れてましたけどこういうことに慣れてないんですね。また少し顔が紅くなってます。
「でも、S級魔道士になるのって大変なんですよね」
「まぁ、そうだけどそれでいったらこの2人もS級魔道士だよ?」
「そうなんですか?」
「あぁ」 「はい」
「え~とこちらの方は顔を隠すバンダナにローブのようなものを羽織ってて…は!もしかして
「ギルド最強に興味はないがミストガンは俺だな」
「はぁ~
S級についても知ってましたしこの人はもしかしたら
「ふふふっ、2人とも流石ですね」
「あれ?店員さん。この人はいいの?」
そういってアリサは私のことを聞いているが私がソーサラーで書かれたのはあの事件のことがくらいですし知らないのが普通だと思いますけど…
「は!すみません。私の憧れのアリサさんとソーサラーに名前があがることすらなかなかないミストガンさんに会えたことが嬉しすぎて少し我を忘れかけてました」
「いえ、大丈夫ですよ。私は2人と違って目立つようなこともないですし」
「あれ、あなたはもしかして…あのアリサさん、ミカンさんは」
え!私のことも知ってるんですか!?でも私ソーサラーで顔を出したことないはずですけど…あの事件のときも出てませんでしたし…
「一緒じゃないんですか?」
「「「え?」」」
「え?」
「あれ?じゃあこの子のこと知らないの?」
「いえ、当然知っていますよ。ソーサラーで2度、3度程しか見かけてませんが忘れるわけがありません。この娘はマインちゃんじゃないですか!」
マイン…ちゃん?……ま、まさか…
「いや~まさか、ミラさんと並ぶ看板娘有名じゃないですか!いや~まさかマインさんに会えるだなんて…しかもマインさん目当てでギルドを訪れた人も多かったのに誰1人会えなかったという伝説さえあるというのに」
「ちょっとまて、マインって誰だ」
ミストガンがわけがわからないといった様子で聞いてきた。それもそうですよね。だってマインは私が
「えっとね…ミストガン、フフッ…マインっていうのは、フフッ、ミカンがソーサラーで私と一緒に撮られたときの名前なの」
アリサが必死に笑いを堪えながらミストガンに説明していると
「私が初めてソーサラーで撮られたとき私結構怖くてさ、そのときソーサラーの記者さんが私の近くにいたミカンを見てね…」
ーーーーーーーーー
「1人が不安だっていうなら一緒にいる娘と撮るのはどうだい?2人ともかわいいから絵になるし、とってもCOOL!!だろう?」
「え、あの私は女じゃ「はい!それでいいなら大丈夫です」え?アリサ?」
「OK!じゃあその娘の名前はなんていうんだい?」
「いや、だからあの「マインです」あの、アリサさん?」
「OK!じゃあ早速マインとアリサの2ショットで撮っていこう」
「わかりました。わたしはマインと一緒に向こうで準備してきます」
「OK!それじゃあこっちも準備しておくよ」
「ちょっと!アリサ??」
「ほら、マイン行こ!」
~
「アリサどういうことですか?」
「いや、やっぱり1人で写るのが不安だったから」
「それは、わからないこともありませんけど私男ですよ?」
「でもほら、あの記者はミカンのこと完全に女の子だって思ってるよ?」
「それは…半分アリサが原因じゃないですか」
「まぁ、それはおいといてさ。ミカンはわたし1人で撮らせるの?」
「おいとかないでくださいよ!元々1人の予定だったんじゃないんですか?」
「それは…そうなんだけどさ。いざ撮るってなったら不安になって…」
「たしかにそうかもしれませんが…」
「ミカンは1人じゃ不安だっていうわたしに1人で撮らせるの?」
「うっ!…それは」
「…ごめん、無理言っちゃって…やっぱりわたし1人で写るよ」
「っーー!あぁ、もうわかりました。記者の方も今更1人で撮るってなっても不自然に思うでしょうし、アリサが不安だっていうなら私が力になります」
「ありがと…ごめんねミカン。じゃあ、そのままでってのもあれだし髪留めたりするね」
ーーーーーーーーー
「っていうことがあって撮ることになったの」
((ミカン(さん)チョロすぎないか(ませんか)?))
あぁ、こんなことになるなら
見ると、アリサは懐かしむように、面白がるようにしていて、ミストガンと店員さんは同情するような感じで苦笑いを浮かべていたが店員さんが
「あれ?でもマインちゃ…ミカンさん1人で撮られてるのが他の号でも何回かありましたよね?あれはどうしたんですか?」
「ふふふ…もう、どっちでもいいですよ…どうせ私は男に見えませんよ…」
「あぁ!ミカンさんごめんなさい!そんなことないですから大丈夫ですよ!!」
「大丈夫です。もう慣れることにします…だからこそあのときも私だけのも追加で撮ろうということになったんですし…」
「あの…つかぬ事お聞きしますが、何回か撮られたときに衣装やポーズが変わってましたけどあれらは用意されてたんですか?」
「あれは、わたしが服を決めてカメラマンの人と一緒にポーズを決めたの。いや~ミカンって素材がいいからかなり盛り上がったな~」
「「「…」」」
「あれ?みんなどうしたの?」
「「「いや、なんでもない((です))」」」
「?変なの。まぁいっか、ところで店員さん水着とかのレンタルしたいんだけど大丈夫?」
「あ、はい!もちろんです。すみません私のせいで話がそれてしまって…」
「全然大丈夫でだよ。わたしたちも楽しかったし」
「そう…ですか私も楽しかったです!ありがとうございます。えと、3人で9000Jになります」
「9000Jですか…これでぴったしのはずです」
「123…はい9000Jぴったりいただきました。ありがとうございました」
「あ!店員さん。もし店員さんさえよければ私たちが着替えた後で一緒に写真撮りませんか?」
「え!私が入ってもいいんですか?」
「はい!折角の機会ですから。それでは着替えてきますので少し待っててください」
~着替え中~
「お待たせしました~早速撮りましょう」
「皆さん似合ってますね。あれ?ミカンさん上着着るんですか?」
「あははは~実は昔海に遊びに行ったときに普通に男性用のを着ていたら他の女性客の方からまだ幼いからといってもちゃんと上も着なさいっていわれて無理矢理ワンピース型のを着させられてしまったので…そうなるくらいならパーカーで隠そうかと…」
「そ、そんなことがあったんですか…」
「あははは~更衣室が男女別じゃなくて個人用で助かりましたよ…」
「大変なんですね…」
「もう…諦めた方がいいんですね…あははは……」
「ほら、ミカン元気出してよ。折角みんなでの思い出を作るんだからさ」
「そうですね。いきますよ~はい、チー『きゃーー!』え?何事ですか」
悲鳴がした方を見てみると私が今まで見たことのない海獣が船の方を見ているのが見えた。
「あれは、まさかダイダロスか!」
「ミストガンあの海獣のこと知ってるんですか?」
「いや、知っているという程でもないが、この前のウエスト先で聞いた話だと最近漁船が転覆する事故が多発していて漁に行けなくなっているらしいのだが、その原因がダイダロスと呼ばれる海竜だそうだ」
「竜!?まさかナツと関係があるんじゃ」
だとしたらナツが喜ぶんじゃないですか!
「いや、その村の伝承と重ねて守り神として崇めているだけで実際は海獣の一種らしい」
「そうですか…」
じゃあ本物の竜ってわけじゃないんですね…
「なるほどね。信仰対象としてみてるから獣じゃなくて竜って呼んでるのね。で、今はこの船が狙われているわけね」
「それなら私たちで倒しましょう」
「あくまで撃退するんだよ。被害が出てるっていっても守り神を殺されたら困るだろうからだめだよ?ミカン」
「もちろんです」
「2人とも行くぞ!」
「うん」 「はい」
私たちが臨戦態勢になったのをみてダイダロスが私たちを噛み殺さんとする勢いで攻撃してきた…が、
「
アリサの造形魔法によって造られた茨の壁によって阻まれた。
「グルルルゥゥ」
「嘘!あの勢いで茨に突っ込んどいてほぼ無傷なの!?」
「いや、あれを止めてくれた時点で十分だ」
「そうですよ。それにアリサの魔法は下手したらあの海竜倒すより先に船が沈んでしまいますし…」
「それにしても硬すぎでしょ!次はもうちょい強くしてもいいよね」
そういうアリサの顔は不機嫌そうにしておりミストガンは無言で頷き私は苦笑いするしかなかった。
そういえばアリサって結構負けず嫌いでしたね。
「アリサ、ミストガン、私が足止めするので2人ともお願いします」
「わかった」 「了解」
ダイダロスの意識を私に向けさせるために近づこうとした瞬間ダイダロスの口に高密度のエネルギーが溜められていて、それはまるでナツが放つ
「まさか、ブレスか!ミカン下がれ、三重魔方陣“
ダイダロスが放ったブレスはミストガンの魔法で跳ね返され胴体に当たっていた
「ガァァァ!!」
自分の攻撃をまともにくらったダイダロスは怒りの矛先をミストガンに向けていた。
「ミストガンに攻撃させませんよっと」
そうして私は海に飛び降りて
「“
私はダイダロスの周りの海流を操ってダイダロスを船から遠ざけるように渦潮を作った。
「グァアァ!?」
「ナイスミカン!」 「流石だな」
「御伽造形“
「グガァァァ!!!」
アリサの茨で動きを封じられた上で私が操った海流が槍のようにして体を貫き、ミストガンの魔法をまともにくらったダイダロスは抵抗することもできないまま渦潮に呑まれていった。
「すごい…これが
「あれで流石にしばらく好き勝手に暴れられないだろうね」
「今回の依頼とは関係ないが一応ギルドに報告しておこう」
「ギルドへの報告は私たちでしておきますね」
「助かる」
「あの、皆さんありがとうございます」
「気にしなくていいですよ」
「そうそう、わたしたちだってまだ死にたくないからって勝手にしただけなんだから気にしない気にしない」
「ですが、助かったのは事実ですし…」
「それよりも早くみんなで写真撮りましょうよ。ほら店員さんも一緒に」
「え!本当に私もですか?」
「もちろんです。さ、早く早く!」
「え、えぇ…」
「おぉ、ノインちゃん強引だね~」
「ノインちゃんって言わないでください!それよりも撮りますよ」
「あ、そらされた」
「それじゃあみなさん笑ってくださいね~はい、チーズ!」
いかがでしたでしょうか。今回、戦闘描写に挑戦してみましたけど難しいですね。
それと2話目に本当に少しだけでて以来に魔法がでましたね。アリサの魔法は童話をモチーフにしています。今回でた“庭”は不思議の国のアリスのアリスが逃げてたバラの迷路をイメージしています。
因みに“罪の茨”は某VRMMOの世界を舞台にした剣の世界で起きた圏内事件にでてきた武器の名前です。
それでは、また次の話をお楽しみください。