ポケットでモンスターな世界にて   作:生姜

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Θ8-6 カントー源流域、その奥にて

 やたらにしめりけを含んだ地面を滑り降りて、着地。

 さては早速と前に出たダクマが、威嚇の鳴き声をあげる!

 こちらからロケット団を煽動しなくてよくなるので、大変にありがたい!

 

 

「グマァッ!」

 

「―― あぁっ、なんだオマエら!?」

 

「くそっ、邪魔者かよ!」

 

「おいガキィ、邪魔すんじゃあねぇよ!」

 

 

 俺の接近にいちばんに気づいた団員が振り向き、指さして、周りの団員に声をかけて、さらに俺を脅そうとして。でも最初からボールから出ているダクマに気づいて、ちっと舌打ちまでかます余裕まで見せてから、ボールにやっとこさ手をかけた。

 おっそい! だので俺はこの間を利用して手元に電子地図を開き、水源の側へ回り込む。道中にボールを置いて。

 

 

 《 ボボボウンッ! 》

 

 

「グマッ……ベァァ!」

 

「ッポーッ!」「キュゥン!」「ッザーァド!」

 

 

 いちどダクマから補助の『コーチング』を挟んで貰ってから、ロケット団を囲む形に全展開(・・・)!!

 

 

「……ちいっ。いけっ、お前らぁ!」

 

「ラァッッタ!」「シャーァボ」「ズバッ、ズバッ!」「ゥラァーッタ!」

 

 

 ここでロケット団たちもボールを放り、ポケモン総勢8体がずらりと出揃う。うひゃー、壮観!

 俺らと向こうの展開はほぼ同時だった。よし、遅延なし! あとはトレーナーの技量勝負!

 そう。技量勝負。なにせ俺がポッポとニドラン♀とダクマと、それにプラターヌ兄のリザードたち。「全てに指示を出せれば良い」んだからな!

 

 

「ポッポ、ズバットを! 『たいあたり』!」

 

 

 手持ちの偏りから、空戦(スカイバトル)だけは選択肢がないので、ポッポに頑張ってもらうほかない! 頼んだ!

 次いで、ニドランはアーボへ『つのでつく』。リザードはコラッタへ『ひのこ』。ダクマには「適宜」でリージョンなラッタを相手取ってもらう。

 

 

「ニドランはアーボを……『つのでつく』!」

 

「きゅぅん!」

 

 

 指示対象の名前を呼んで、相手ポケモンを指さして、口頭で技名を叫ぶ。

 早口でもこれだけの手順が必要だ。時間がかかるんだけども、ナツメの時みたいに1VS1な状況じゃあないとサインだのなんだのはとても難しい。今の俺たちだと経験不足なので、いちばん単純な経路を選ぶことにしている。

 あと森の中で『ひのこ』だっても、水場はあるからすぐに消火は出来るはず……と、無駄に考えつつも俺は湖に到着。

 

 

「おーい、逃げろぉ!」

 

 

 必死な感じで水際をばしゃばしゃする俺。声が伝わるは判んないけど、野生のポケモンなら逃げてくれるはず!

 そうこうしてると、奥側で水面が波だった。ようし、逃げてくれてるか。少なくとも影は見えな……ん? まで考えたのも、つかの間。

 

 

「―― のん?」

 

 

 はい残念。1体、好奇心旺盛なのがこちらに近づいて来てしまいましたとさ!

 ……実際の所、予測はしていたけどさ。ミオ図書館のロマン溢れる文章が参考文献。野生ポケモンの中にもたまーに、妙に人懐っこいのが混じってることがあるものなぁ。知ってる知ってる。

 

 

「というかヒンバス!? うーわ、良かった源流域で。ここなら図鑑の登録やり直しとかしなくていいし」

 

「のっ、のっ」

 

 

 これは心からの叫びな! いちおう図鑑は一般向けなので立ち入り禁止の区域は「分布」として表記しなくて良いのである。

 むしろヒンバスここにもいたのなー、とか。昨今のブームに乗って珍しいポケモンを誰かが逃がしてるんじゃないよなー、とか。思う所が無いわけじゃあないけれども。……それ、くっそ忙しい今、考えるべきことでもないんで!!

 相手方は今のところ、上からも確認できた4体。近い方からコラッタ、アーボ、リージョンラッタ。空にズバット、の順だ。

 

 

「てめぇ、遠くから攻撃すんじゃねぇ!」

 

「いや、湖を守るためにこの位置陣取ってるだけなんで……」

 

「こいつのポケモン、つえぇ!? 近づけねぇぞ!」

 

 

 湖際をばしゃばしゃと逃げ回る俺。ロケット団のポケモンは抑えてもらってるんで、何とか接近は食い止められている。

 順番に指示を出して……間に合え!

 

 

「ッポー!」

 

「ズバッ!?」

 

 

 ギリギリ、ターンの遅延なし!

 ポッポがズバットに『かぜおこし』、その下で!

 

 

「キュゥン、キュゥゥン!!」

 

「―― ラァッタッタ!?」

 

「シャーァボ!?」

 

「ッザーァド!」

 

 

 ニドランが後逸しないようアーボの『どくばり』を受けつつ、近づいてきたコラッタに割り込んで『にどげり』。リザードはそのまま攻撃対象をスイッチ、アーボに飛びかかってもらって2対1。うん、ばっちり優勢な戦況だな!

 

「(技は可能な限り「単純(レベル技)」に。かつ、声がけは大きく。身振り手振りを加えるなら、指示を出す相手の身体の方をかっちり向いて、対象を間違えないようにまっすぐに声をかける……)」

 

 こっちは随分と考える事も多いし、だからこそ課題も見えてくる。

 対面はタイプ相性が悪くない相手を選ばせて(・・・・)もらった。指示系統はこっちの方が単純だので、先手が取れる。相手は4人。何か行動を起こすに、人と人の声がけが必要になる。逆に、俺は俺だけの判断で動けるからな。

 その分フォロー速度や視野は向こうが上だろうけど、と。

 戦闘の中心 ―― ラッタとダクマに集中(フォーカス)して。

 

 

「喰らわせろ、ラッタ! 『のしかかり』!」

 

「ゥラァァァッタ!」

 

「グッ……マ!」

 

 

 ロケット団員それぞれのバトルの練度は不明だけど……こうして見ている限り、内3人は「そもそも自分のポケモンなのか」すら怪しい程度におぼつかない。ラッタを指示しているこの団員だけが、やや下がり気味に全体を見ている印象を受ける。

 『のしかかり』。タイプ一致、無反動の中では初代のノーマル最大威力。ラッタが習得するには……というかこのリージョンラッタ、レベルいくつだ……? 

 とかとか。考えている内にダクマと技の応酬、2(ターン)目!

 

 

「ウラァッッ……タッタ!!」

 

「グマッ……!」

 

 

 カントー生え抜きのそれよりも丸み増量(ブヨッ)となった身体を、押し付けてくるラッタ。

 ダクマの足が止まる。動きも鈍い。麻痺ったか! 今打った『かわらわり』は多分、中途半端に入ったな。先手を取られているし。

 それでも、不利はない。タイプ相性では抜群を突けるし、2ターン受け切ったことで、レベル差も「最悪の域」ではないと考えて良いはずだ。だとすれば、ラッタとダクマの一騎打ちそれ自体は心配いらない。最悪リザードでフォローに入ってもらえば、仕留められないという結果はない。大丈夫。

 残る、俺がポケモントレーナーとしてするべき事は……周囲確認と、警戒と、これ!

 

 

「ダクマ、頼んだ!」

 

《ポイッ》――《パシッ!》

 

「グッマ!」

 

 

 準備は万端。父さんに頼んで小遣いで用意しておいた『まひなおし』の「経口溶剤」を放ると、ダクマは空中で回転して口でそのままキャッチ。がりっと噛んで飲み干しては、こちらに拳を突き出して見せた。わーお、アクロバティック!

 もうしばらくすると効果は出てくれるハズだ。……木の実があればもっと楽なんだけどなぁ、と考えつつも。

 

 

「キュゥン!」「ポッポーゥ!」

 

「―― ラァッタ!?」「シャーァッ!?」

 

「げっ、やられやがった!」

 

「ザーァド!」

 

「ズバッ!?」

 

「うわっ、こっちもだ!」

 

 

 ポッポとニドラン♀も、リザードと交互に技を続けてもらって勝利。アーボとコラッタ、それに近づいてきたズバットをリザードが爪で『いあいぎり』。なぎ倒してKOしてくれた。

 これなら、次の巡目で決着はつくに違いない。……だとすれば、ますます動きは出てくるはずだ。

 

 ここでプラターヌ兄から連絡。

 俺の手元で広げた電子地図。源流域のマップに、最後の光点(・・・・・)が表示される。

 

 ようし、これで時間稼ぎも十分だな。

 俺も()を構え直しておいて。よし!

 

 

「ダクマ、OKだ!!」

 

 

 後顧の憂いが無い事を告げると、ダクマがいよいよ瞳をキリリ。

 大きく頷き、ラッタへ向けて半身に構えた。

 その威圧感に、ちょっとだけラッタがたじろぐも。

 

 

「後はねぇよ! 行け!! ……ついでだオラァッ!」

 

「ゥラッ……タ!」

 

「―― コラァッタ!」

 

 

 ラッタが(すく)んだその間に震脚。ついでに木陰から現れたのは、隠し玉のリージョンコラッタだ。

 関係ない。問題もない。むしろ予想していた展開のうちじゃあ、楽なほう。

 まずは正面。向かってきたリージョンラッタの大きな身体の中心をぶち抜く(抜かない)気合で、ダクマは練り上げた拳を突き出した。

 ……突き出していく(・・・・・・・)

 

 

「グマッ!」

 

「ゥラッ」

 

 

 爪と拳。

 

 

「ググマッ!!」

 

「ゥルァッ」

 

 

 回し蹴り、余韻を払って拳の雨。

 

 

「―― グマッ!」

 

 

 トドメ、離れた距離を利用して勢いをつけた上段蹴り。

 水の流れが如く放たれた連撃。たまらず、踏ん張ってはいられず、ラッタが横に吹き飛んだ。

 

 そして。

 

 ……死角から、もう1体!!

 

 

 《ズバシィッ!》

 

「コラァッ……タ!?」

 

 

 木陰に潜んでいたのは、追加のリージョンコラッタ。

 意気揚々とけしかけたは良い。ただ、今さらコラッタの『でんこうせっか』で倒れるダクマでもない。頭の横で構えた腕に、悠々と受け止められてしまった。

 ロケット団員の意地の悪さにつき合わされたのが運の付き……と、思ってもらうほかないだろう。

 もうひとつ! コラッタが地面に着くのと同時、ダクマは大きく息を噴き出す。

 一歩、大きく、強く、深く、一歩。

 

 

「グッ ―― マァ!!」

 

 

 今度はうって変わって単調な動作。

 拳を頑なに強く、ただ強く、前へ向かって振りぬいた。

 拳を受けた体勢まま、コラッタが地面を大きく滑る。その後で思い出したように転がった。

 これにて決着である。……と!

 

 

「げぇっ!」

 

「こっちも負けだ! くっそ!」

 

 

 ラッタ&コラッタが負けると同時にロケット団が瓦解し始める。まぁもともと連携すらしていなかったけれども……。

 ただひとり。俺の正面に居たラッタのトレーナーだけが、歯ぎしりしながらも、後ろ手に何かを ―― 掴んだ。

 

 

「くらえやっ!」

 

 

 そして悪あがきに投げられたのは、カプセル型の何がしか。

 されど許す道理もない。モーションばればれ……よっと!

 

 

「……! てめぇ!」

 

「だって、湖の水質を荒らすのが目的なら……まぁ近くによる必要はないですもんね。この通り、対策はしてました」

 

 

 伸縮自在の捕獲網(キャプチャーネット)製の虫取り網を振り回し、俺は投げられたカプセルを見せびらかすように手に持ってやる。ついでにいうと何度か投げられたが、遠い所に飛んだのは俺のポッポが全部叩き落してくれた。お流石!

 むしろこれ、バトル中に投げた方が効果的だったと思うんだけどさ。警戒はずっとしてたけど。

 最後に止めを刺すべく、上から真打のご登場。

 

 

「―― ついでに言っておくと、キミ達が道中に仕掛けた装置は起動前にボクらが止めさせてもらったよ。管理していた手下もね」

 

「クルールルルゥ!」

 

 

 企み全部を潰したことを示すため、プラターヌ兄が降りてきてくれた。

 地上に降りると、オニドリルが樹上で待機。彼または彼女はプラターヌ兄が「おや」となるポケモンじゃあない。「スタイラー」によって協力を申し出てくれた、ここ「カントー源流域」に生息するポケモンである。

 ポケモンレンジャーの資格と、その場その時に最適な環境に順応できている現地のポケモンによる協力。これがあるから、プラターヌ兄自身はポケモンを育てる必要性があんまりなかったりするのだったり!

 

 

「ありがとですプラターヌ兄。ではエリカさん方、どうぞ」

 

「はい。ポケモンレンジャーの皆様、捕縛をよろしくお願い致します」

 

「はぁっ!? タマムシの上役だぁ!?? ……ホントに居やがる、畜生め!!」

 

 

 エリカさんの声を待たずして、ボーイ&ガールスカウトの制服版を着たポケモンレンジャー2名がロケット団員を捕縛する。ひとりだけ、頭は身をかわして逃げようとしたけれども、エリカさんのモンジャラに足を払われて蔦に絡まりつかれていた。見事なお手並み。

 ひとりも逃さず、これにてお縄を頂戴。さぁて、事件は解決だな!

 

 

「まぁ、調査は済んでませんけど……水質はサンプル採るだけですし。何より」

 

「のっ」

 

「この湖、こいつが住めてますからね。問題はないんじゃないですか?」

 

 

 足元の水場で、ヒンバスが跳ねる。

 ヒンバスそれ自体は生命力と適応力に長けたポケモン。海でも川でも、水質の劣悪さ、いずれにも関わらず「生きていける」ポケモンだって聞いている。ソースは図鑑だけれども。

 だからといってこの水が汚染されているっては限らない。現場判断ではなく、今からサンプルで解き明かすべき事実だ。むしろそれだけの生命力がありながら「住処を選ぶ」ポケモンであるヒンバスが「この湖を選んでいた」っていう部分があるからこそ、問題はなさそうって論述にしたい。

 栄養に富んで、外敵としての害が少ない。そういう場所なんだろうなと。釣れるとこ、6か所しかなかったんだぞ……(戒め。

 

 

「グッマ!」

 

「おー、さんきゅなダクマ! 型、どっちもきれいに決まったじゃんか!」

 

「グマベッア」

 

 

 事態の収拾を悟ったダクマが、頭ロケット団員の傍を離れて俺の足元へ。拳でがっつり。

 最後のラッタを打ちのめしたのは『すいりゅうれんだ』もどき(・・・)

 ついでのコラッタを打ち倒したのは『あんこくきょうだ』もどき(・・・)

 解析班からの報告によると、技としての判定は『かわらわり』『ローキック』『インファイト』になるそうだ。

 元々の技とは違って威力も命中率もさげさげ、確定急所ですらない……後者に至っては「効果はいまいち」のはずの。しかしダクマが「目指すべきと断じた」、至高の(わざ)だ。

 進化前のダクマが使えるはずはない? ……ゲームの通りだとするとそうなんだろう。けれど俺がダクマを預かった時には既に、ダクマはこの『型』を練習し始めていたからなぁ。

 少し考える必要がある部分だ。マスタード師匠が教えた? というかそもそも教え技っていう仕組み(システム)の立ち位置って?

 ……まぁつまりは、課題が増えたっていうことだな。遠征(・・)前だっていうのにやる事山積みで、何より!!

 

 

「ふぃー。助かりました、プラターヌ兄」

 

「お疲れだ、ショウ」

 

 

 ポッポとニドラン♀をモンスターボールに戻していると、プラターヌ兄が来てくれた。

 戦闘を終えたばかりのリザードを「よくやった。見てたぞー」って労って、「きずぐすり」を余計なくらいぶしぶしと吹きかけて。

 

 

「ボクは折角だからもうしばらくオニドリルにご協力いただいて、周囲の野生ポケモンの相手をするよ。キミとエリカ嬢は、予定の通りサンプル採取をお願いしても?」

 

「おけです。でも……エリカさんも?」

 

 

 ここまで休みなく働いてもらっている。水質サンプル採取なんて水汲むだけだ(語弊)。俺としてはエリカお嬢様には休んでもらっても……と思わないでもないんだが。

 そう考えて疑問をはさむと、プラターヌ兄よりご教授。

 

 

「あれを見なよ」

 

「……このためにわたくしを同行させたのでしょうか……? だとすれば……」

 

「お悩みだろう。これ、オーキドのお上からつかわされた、キミの役目だと思うよ?」

 

 

 レンジャー方々の後ろに佇んだエリカお嬢様、なにやらかんやら上の空であった!

 わーお。これは……押し付けの予感!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうして。

 最後にエリカお嬢にじっと見つめられつつ、足元で跳ねるヒンバスにやきもきしつつ、スピッツに水を採取。

 なんかこう、意味深な事を尋ねられる訳でもなく。

 源流域における調査はこれにて終了と相成った。

 

 

 ……その、数日後の出来事である。

 

 

「ショウー、お客よーっ!」

 

 

 久しぶりに家に居着いて妹と遊んでいると、母親から声がかかった。

 お客? でも今日はミィが来る日でもなし。マサキは昨日に缶詰くらった。プラターヌ兄も、源流域から帰ってすぐにナナカマド博士の方に戻ったしな。

 という事で心当たりがない。腰を上げ、やたらと引っ付きたがる妹をベッドの中に戻して、玄関へ向かう。

 

 

「誰?」

 

「お客はお客よ。ほら、さっさと。待たせるんじゃないの」

 

 

 なんか態度が気になるなー、我が母。

 玄関まで移動すること数秒の一般アパートメント。

 扉を開けたまま、招き入れられるまでは行儀よく佇むその姿を見て、思わず悲鳴をあげそうになったのは言うまでもあるまい。

 ああ。脳内悲鳴な!!!

 

 

「―― 家出というものをしてみましたの。こちらへ泊めて頂けませんか、ショウさん?」

 

 

 名家がご令嬢。

 エリカ様、初めての家出である……!

 





 擬音を括弧で使い分けるとか、シーン冒頭でラベルみたいに現在地表記かますとか、久しぶりにやっていますがどんなものなんでしょうね。
 私としては、読んでいるとやっぱり判りやすいなぁと思って使ってみているのですけれども。なんというか、ビジュアルでイメージを流し込むというか。ずらっと読んでいても、区切りが理解しやすいというか。
 強いて言えば縦書きだとあきらかに見づらい。段落区切りも縦書きは意識していないので、このお話は横書き読み推奨です。


 ……つまりは、未だにサイト様の潤沢な機能を生かし切れていない……!


・次に会ったときは顔を隠さなきゃいけないかぁ。
 フラグメンツ。収束収束。

 具体的には件のオツキミ山事変。


・ヒンバス
 剣盾では存在が希薄になっている可能性がある。
 王冠とか、特性も夢じゃなくても良いですからね……。

 昨今においては、捕獲方法が単純になった印象がある。
 というかRSEが面倒過ぎた(
 ORASにおいては、天候と位置によっては100%釣れる救済措置もある。

 最後の戦いあたりの脳内イメージは、NEWポケモンスナップのミロカロスのあの辺。

 因みにこの後、が見たい場合はスクール編の中盤くらいまで飛んでいただければ。


・まひなおしの経口溶剤
 ポケモンの薬類は、イメージから外用薬が多いですね。設定ビジュアルの「きずぐすり」シリーズが大きいかなと。
 とはいえ、傷なら兎も角、しびれやらは基本的に内服でいいんじゃないかなぁとも思っています。
 つまりは「ポケモンにどうやって効果を出すか」の違いなだけで。むしろ木の実をみるに、内服による効果も全てあると実証はされているかなぁと思っていたり。

 スプレーも「外用薬として」と「データ化している内にボール内部に効果を出す」タイプとして、両用出来る(・・・・・)ための仕組みなのかもしれないですからねー。
 ほら、ボールに入っていると食べられませんから。

 静注>>>経口>皮膚


・リージョンラッタ

 ヌシのインパクトよ……。
 ほお袋、あるんですかね。

 『のしかかり』はわざと使っていただきました。主人公にツっこませようかなとも思いましたが、リージョンフォームラッタあたりの覚え技までそらで思い出せるのはやばい……。

 タイプ一致はかかるけれども、レベル技ではない。
 ……そもそも教えでも覚えない。
 つまり?



・ダクマ

 ヨロイとは? 
 掛け軸って?
 で、結局、黒騎士とは……?

 それは兎も角として。
 ダクマという種族は多分、進化条件に親愛度的な要素もあるはず。
 初出の鎧の孤島ではイベントという形で消化されましたが、おそらく。……いや手順が面倒になるし、条件2つはオミットされそうな予感もしますがそれはそれ。

 みにまとわれるもの。
 剣でも楯でも騎馬でも冠でもなく、人に寄り添うもの。
 そういうものだと思っています。

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