かくしてヒカルさんとの試合を終えたオレは、ポケモン達のコンディションチェックを済ませると、早速次の会場へと脚を向けた。
本日も3試合目。時刻も夕方に近くなっている。とはいえ予選の最終試合が詰まっているため、どこかしこへ急ぐ人によって往来は相変わらず混雑していたり。
既にバトルスペースのまん前にまで移動したオレは、そんな人ごみの中、壁に寄りかかりながらこうして入場時間までを待機しているわけなのだが。
「……それで対戦相手が隣にいるっていうのもさ、どうなんでしょうと」
「む? ……それはあたいも思わないでもないけど……」
オレの言葉を受けて、隣で壁に寄りかかっている次の対戦相手 ―― アンズさんが唸った。
まぁ、率直に言うと、ばったりと鉢合わせしたんだよな。2人とも開場と同時に入るつもりだったらしく、こうして並んで待っているという状態に落ち着いたのである。
しばし目を閉じて唸っていたアンズさんは、目を開くと同時に頷く。
「しかしあたいもシュン殿も、別に互いにいがみ合っているわけでもなし。構わんでござろう」
「……ござるって本当に言うんだ」
「ござる」
「しかも単品!」
「拙者ござる」
「日本語なのだろうかそれは」
「拙者」と「ござる」を交互に連呼しながらこくこくと。ノリノリだなアンズさん。
……なんだろうな。聞きなれない一人称、それに語尾。それもアンズさんには似合っているから構わない……とはいえ、エリトレの制服ではない彼女、この闘技場の中じゃ目立っているんだよ。隣に居るオレにも視線はちょいちょい向けられる。
自由気ままなエリトレクラスとはいえ人数が人数。グループも細分化されている。オレ自身も、こうしてアンズさんとゆっくり話す機会は殆どなかった、のだ、けれど。
「だとしてもこれは、悪目立ちに入るんじゃあないですか……と思うんだけどさ」
「……む。あなたもあたいが『忍びなのに忍んでない』などと突っ込みを入れるでござるか、シュン殿?」
仕方が無くないか。そして正しい意見だと思う。だってアンズさんのエリトレ制服をブッチした格好……いわゆる「くの一」染みた衣装は、清く正しく目立つからさ。
忍びなのに忍んでない。オレは口にしていないが、心境的には正しくその通りだ。同感である。ただ。
「でも、その突っ込みはショウっぽいですねー」
「左様。忍びなのに忍んでいない……と、ショウ殿がお父上に向かって良く突っ込みを入れるでござるよ」
おっと。オレとしてはかなり適当な発言だったのだが、アンズさんから予想外の応答が返ってきたな。
アンズさんのお父上は有名だ。惜しくも四天王の座を逃したセキチクシティのジムリーダー、キョウさん。
キョウさんは毒ポケモン使いの忍者というイメージそのままなお人なのだが、毒タイプを最大限に生かしたジワジワくる戦法と、忍者らしい奇抜さを備えた戦術を大胆に組み合わせてくる。リーグ上位の実力を持つトレーナーである。
そしてその娘であるアンズさんも、バトルの腕は確かなんだよな。アンズさんも例に漏れず忍者の毒使い。戦法は流石に彼女自身が組み立てるものではあるのだが……
……ここはそれよりも、気になった点が1つ。いやさ。
「だとすると、アンズさんもショウとは幼馴染になりますか」
「……拙者とあの御仁の関係の場合、その言い様は恐れ多いというか、語弊があると思うでござるが……まぁ、世間的なイメージとしては『幼馴染』で間違いないのでござろうな。ショウ殿と、それにミィ殿も。彼らは仕事でセキチクシティを度々訪れていたために、あたいが幼い頃は、迷子の案内やお父上との取次ぎ。それによくよく遊び相手になってもらったものでござる」
懐かしむような表情で、アンズさんはそう言うものの。
……迷子の案内に父上との取り次ぎ、それに遊び相手て。キミら、同い年だよな? オレと同年の11才。
まぁそれも、ショウとミィなら(それはもう十分に。光景がありありと浮かぶほど)ありえる話ではあるんだけどさ。
「だからショウ殿には、幾度か説教を挟まれた事も……。……む」
「どうかしましたか?」
「そろそろ開場の様子。あたいは先に入場するでござるよ。……とはいえ」
アンズさんが口を閉じると同時。扉の側へと一歩踏み出して、振り返る。
父親に似たそれではなく、口調を、自身の少女然としたものに変えて。
「……実はあたい、キミとのバトルは楽しみにしていたんだ。よくよく知っているからね。なにせキミはあのショウの友人だから、さ!」
口元を黒い布で覆い隠しておきながら、アンズさんはこちらを見て笑った。
かとおもうと、くるり。素早い動作で反転。
「では。宜しく戦おう、でござる。―― これにて御免!」
屈みこんだかと思うと、なんかこう手元で印を結んで「シュッ」という音と共に消え去っていた。
どこへ行ったんだろうな物理法則!
……しかし実は「あなぬけのヒモ」を利用したりすると案外再現できてしまったりするので、まぁそんな感じの種があるのだろう。孤児院でみかけた、悪魔的な音さんの付き添いの人も、あんな感じで消えてたしさ。最近じゃあ空を飛べるスーパーシューズもある事だし。
開場の様子を察知したアンズさんが消えて、数秒。
「整備が終わりましたー。開場しますよー」
第5~8屋外バトルスペースの入口が開き、受付のジョーイさんが声を出した。
どうやらアンズさんの勘の通り。整備……対戦毎にバトルフィールドがランダムに選ばれる……が終わったらしい。その脇では明らかに疲労した作業員っぽい人が息を荒げて壁に寄りかかっているのだが……大人の皆さんご苦労様です、と。
オレは頭を下げながら潜り、入口の脇の機械で
Θ―― 屋外闘技場
本戦となると放映が始まるため別だが、予選会場は屋外のバトルスペースで統一されている。
1戦目のサヤカさんは通常屋外。
2戦目のヒカルさんは屋外(やや)水多め。
今回も例に漏れずフィールドが選ばれているわけなのだが、はてさて、3戦目のアンズさんはというと。
「―― 森、か」
オレは呟きながら周囲を見回す。
バトルスペースだけではあるのだが、覆い囲むように生えた木々、それに生草。トレーナーからの視界は一応通るように出来ているものの、大変に見辛いフィールドとなっていた。
これはアンズさん得意そうだな……というか今回はフィールド凝ってるな、これは準備に時間も掛かるはずだわ。とかなんとか考えていると、ふと、向こう側のトレーナースクエアの様子が目に映る。
「……うわっと。アンズさん、相変わらずぶら下がってるし」
逆さまだよ逆さま。トレーナーズスクエアまではみ出した樹に、アンズさんがぶら下がっているのである。
オレは思わず声に出して突っ込みを入れてしまうものの……いやさ。別にトレーナーがぶら下がっている事それ自体には違和感も無い。アンズさんだし。ジャパニーズニンジャだし。ただ、光景としてどうかとは思ったけどさ。
少々の違和感と共に手元に視線を戻すと、本来は道具を遠隔使用するための「ミラクルシューター」の通信画面にバトルフィールドの映像が映し出されていた。視界の悪くなるフィールドではこの画面を使って、横90度からの映像も視認できる仕組みであるらしい。
これ、使う余裕があるかどうかは判らないけどなぁ。その辺りは臨機応変にいくしかないってことにしておこう。
周囲確認、周囲確認……と念入りに辺りを見回していると、掲示板では既に、カウントダウンが開始されていた。またもデフォルメされたボールが積み上がる。
・アンズ
Θコンパン
Θアーボ
Θベトベター
・シュン
Θクラブ
Θマダツボミ
Θイーブイ
アンズさんのポケモンには大きな変化はない。ってか変えたら駄目なルールだから当然だけどさ。
オレもモンスターボールを覗いて、手持ちのテンションを確認しておくか。
「ついでに準備を……って、うん?」
《ガ、ガガッ》
突然、電光掲示板のスピーカーが鳴りだしていた。
なんだ? 今まではジャッジの機械音声しか使っていなかったのに。
急な知らせの様子に、若干身構える。が。
『さて、そろそろ時間も丁度良いですし、予選最終戦の解説を……と、いかがしましたかカレンさん?』
『ああいえ、面白そうな組み合わせがあったもので』
『どれどれ……ほほう。アンズ選手とシュン選手、グループDの最終試合。総当り戦はどちらも2勝、これが事実上の予選通過者決定戦となる試合ですね。折角なのでこの試合をピックアップして解説をしましょうか?』
『おや。興味はあるので解説させて貰えるのは嬉しいですが、番組側としては良いのですか』
『もち、ダイジョブですよぉ! 全部を同時に解説するのは土台無理ですし、解説をしないならしないで、どうせわたしとアオイちゃんとでハイライトを見ながら駄弁るだけですからねぇ』
『そうですね。という訳で、この試合をピックアップして解説していきましょう』
『ありがとうございます』
『いえいえ。では、スピーカを回しましょうか』
『もう回ってますよーぉ!』
『なんで(↑)!? なんで(↑)そんな早いのクルミちゃん!?』
『ふっふのふ。そこはわたくし、エスパーに目覚めまして……あいえすいません。ごめんちゃ……ごめんなさいアオイ先輩。絶好調のプリムさんみたいな絶対零度の視線はやめてくださいよぉお願いですから!? 良かれと思ってやったんですってばぁ!!』
『相変わらずですねこの2人……。あ、そろそろカウントダウンが1分を切りますよ』
いきなりのやり取りに、オレだけでなく向かいではアンズさんも若干の苦笑を浮かべているのは仕方ない事だろう。
何をやってるんでしょうね、人気アナウンサー達!
……いや、別にいいんだけどさ。まだ準備中だし!!
『それでは……ドーモ、ミナ=サン。ニンジャだけどスレイヤーではない! セキチクテクシティが生んだ二代目忍者、アンズさん!』
『怪しいネタはいいからねクルミちゃんー』
『古事記にもそう書いてありますから!』
『いえ、書いていないと思いますが……』
『それはさておき、そのお相手! 夏のセキエイ遠征における大会であのイツキさんと互角の勝負を繰り広げたエリトレの期待株、キキョウシティのシュンさん!!』
『おや。以前から注目されていたアンズさんはともかく、シュン君についても随分と詳しいですね?』
『うっふふぅ。とある筋からの情報でしてね。私的には彼、注目選手なんですよぉ! ……とある筋って格好良くありません!?』
『というか、どうせ、あの人が関わっているから調べてたんでしょクルミちゃん』
『ネタバレは駄目ですよぅアオイちゃぁん!?』
『あの人……? ああ、そういえば青いのg』
『なんで通じるんですかぁカレンさんもぉっ!?』
間を持たせるつもりなのだろう。相変わらずの明るさ(意味不明さ)で会話を引っ張るクルミちゃん。突っ込みつつも時折のってくる(悪のり)アオイちゃん。そこに、先日顔を合わせたこともある「技」研究者のカレンさんが常識的な合いの手を入れてくれている。
……これはこれで良い解説チームなんじゃないかな、なんて考えている内。駄弁りを聞いている内に、勝負開始のカウントが3をきった。
「(オレは2勝してるけど、アンズさんも2勝してる。ここで勝たなきゃ結局、予選は敗退だ。全力を尽くして、その上で勝たなきゃいけない)」
うん。解説にややも抜かれた気合は入れなおしておこう。
公認ジムの娘であるアンズさんは戦歴でいうなら今のオレよりも、確実に格上。強制はされていないのに自ら毒という専任タイプを持ち、それでも尚成績を上げてくる猛者なのだ。
勿論、そこにこそ勝機を見出したい所でもある。上手く決まれば
『―― バトル、スタートッ!!』
最後のまとめを考え終えて、数字が0になると同時にスピーカーから大音量が。
その音に被さる様にして、オレとアンズさんはモンスターボールを放った。
「頼んだっ、
「先陣にござる、アーボっ!!」
《《ボボゥンッ!》》
「ッシャァァボッ!!」クワッ
「ヘナッ!!」
初手、アーボ VS マダツボミ!
予想通りといえば予想通り。アンズさんはいつもの順番で来ているな。
……というのも、アンズさんには格上らしく「得意な戦い方」がある。ジムリーダー達が持っているというチーム戦法のそれだ。
アンズさんの場合の得意戦術は、「毒の状態異常」を使用したもので……と。
『さあさぁ、遂にバトルが始まりましたが……あれぇ、アオイちゃんもカレンさんももの凄い見入ってますね?』
『ちょっと展開を予想していまして』
『これは……』
「ミドリっ、『まきつく』!」
「『
相手のアーボが特性「いかく」を発動させているため、此方は攻撃力が低下している。なので持続ダメージに切り替えて体力を削っていこうとすると、アーボからは『へびにらみ』。
『へびにらみ』はアーボがかなり初期から覚えられる技の1つで、相手をマヒ状態にする技だ。
アンズさんなのにマヒ? とは思うかもしれない。実際、アンズさんの得意な戦法は相手を「毒状態にすること」を前提としている。ポケモンにかかる状態異常は1つだけのため、マヒ状態にすると毒状態では上書き出来ないのである。
……ただ、オレの
だからこそアンズさんは、ここが「是が非でも突破したい場面」のはず。
「ヘ、ナァッ……!」
「シャァ、ボォッ……!!」
しびれる体を押して、ミドリの蔓がアーボに絡みつく。
最初に激突したフィールドの中央から動かず、相手が相手。そこから抜け出そうともがくアーボの蛇っぽい身体も相まって、いつの間にか『まきつく』合戦になっている戦況だ。
最初に動くとすれば、アンズさん。逆さになっているアンズさんの目が開き……来る!!
「アーボ、『
「頑張れミドリ、『しぜんのめぐみ』だっ!」
アンズさんは予想の通り、アーボに『かみつく』を指示。先手を生かした「麻痺+怯み」戦法も加味しているのだろう。
対するオレらはというと(前の試合に引き続いて)毒タイプに一貫して効果抜群である、地面タイプの『しぜんのめぐみ』。
「(ここばかりは運次第。頑張ってくれよ、ミドリ!)」
蔓に巻きつかれたまま。
アーボが鋭い牙を向き、ミドリが、葉っぱにエネルギーを集めながら迎え撃つ。
「―― シャァボッッ!!」
「ヘッ……ナ!!」
《ガブッ》――《ズバァンッ!!》
音が2つ。
と、言う事はだ。
『―― 勝者、マダツボミのミドリ!!』
「ヘナッ!」ピシィ
疲労(もしくは麻痺のせいもあってか)でちょっとふらふらしているミドリが、此方へ向けて蔓を巻き取りながらもぐっと葉を握る。
よっし、流石はミドリ。なんとか怯む事もなく、アーボを突破してくれたな。
『さぁてさて……アーボ 対 マダツボミはマダツボミの勝利となりましたが……アオイちゃん? カレンさん? そろそろ試合の観察から、此方の世界というか解説に戻ってくれても宜しいのではないでしょうかーぁ!』
『あぁ、そうですね。……とはいえアンズさんのネタバレになるのでどこまで解説して良いものか……』
『ですよねー。いえ。アンズさんには得意な戦法があって、実行の為にここでマダツボミを突破しておきたかった、という流れだと思うんですよ。今のは』
『ほうほぅ? ……アンズさん、如何ですかー?』
よりにもよってこっちに聞きますかクルミちゃん! フリーダムだなおい!?
とはいっても確かに、相手の得意な戦法となると解説そのものがネタバレになりかねないっていうのは判る。
今は丁度良く、次のポケモンの待機中だ。アンズさんの反応や如何に! と、オレもそちらに注目していると。
「ふーむ……どうせ相手はシュン殿。次の局面まで到達したら、解説してくれて構わないでござるよ」
『了解いただきました~ぁ』
しかもオッケー出ちゃったしさ!!
まぁ確かに、オレとしても戦法それ自体は知っている。アンズさんは今までの2戦をその戦法によって勝ちあがっているために、知らないとなるとその時点で、トレーナー側の予習不足感が否めないんだよなぁ。知っているのが前提というか、そもそも、知っている上でのバトルを期待しているというか。
……いやでも、それってやっぱり、アンズさんも「オレが戦法を知っている」って判断してるってことだよな? 許可が出たってことはさ。
ああ。やっぱりショウの仲間ってだけで無条件にハードルが上がるのな……などと、考えていると。
「シュン殿。行くでござるよ!」
此方に声を掛け、アンズさんが手裏剣ボールを指に挟んだ。
因みに、手裏剣ボールは「ボールのデコレーション」として認められているため何の問題も無い。ボールをシールで飾るのも認められていたりするので……いややっぱり手裏剣は行き過ぎじゃないのか。
「次峰にござる ―― ベトベター!!」
正しく手裏剣といった様相で、回転しながらボールが飛ぶ。
何度も言っている気がするけど、ポケモンがボールから出た瞬間がバトルの再開の瞬間でもある。
オレはその行方を注視して ――
《シュルルル》――《バササッ!》
ボールが木の茂みの中に、消えた。
行方を一瞬見失う。開閉音も葉を掻き分ける音に混じって聞き取れなかった。
ベトベターは彼女のエースたるポケモンである。
……これは、もしかしなくてもマズいっ!
「ヘナッ!?」
「来るぞっ、ミドリ!!」
木々の陰と重なって。ボールの行方を捜して上を見ていたミドリの死角……後ろ足元から、にゅっと影が伸びる。
んばぁっ、という感じに両手を広げて、影と同化したベトベターが顔を出していた。
重そうな音とともに、粘着質な手が振りおろされる。
「後ろ、いただくでござるよ……忍法『
「―― ベッタァ!」
《ベタァンッ!!》
「ヘッ……ナァッ!?」
不意打ち気味の攻撃が後ろから、急所狙いで直撃だ。
アーボとのバトルで消耗していたミドリは、残ったHPを削られてふらふらと倒れ込む。
『マダツボミのミドリ、戦闘不能! 勝者、ベトベター!!』
「戻って休んでくれ、ミドリ」
オレがミドリをボールに戻すと、向かいのベトベターはぶくぶく泡だっている。多分喜んでいるんだろうな。アンズさんも心なしか、逆さ吊るしの身体をぶらぶらしてるし。
……さて。遂に出てきたぞ、ベトベター。
このポケモンこそが彼女の作戦の中核であり、エース足りうる突破力をも備えた相手。
「ならやっぱり、相手にとって不足なし……だな。さあ見せてやろう、アカネ!!」
「―― ブ、ブィ!」コクコク
ボールを前へと投げ出す。
姿を現したアカネと同時、再び戦いの火蓋が切って落とされた。
サブタイを「VSアンズ」にしようかどうか迷いましたが、やはり予選という部分を示しておかなければという事もあり、こうなりました。
原作前に引き続き、作中で既にかなり説明されてますが、アンズさんは現キキョウシティジムリーダー、キョウさんの娘。HGSSで四天王となったキョウさんの後を継ぎジムリーダーになった御方です。
HGSSでのイベントや台詞から察するに、結構勝気な性格である様子が窺えます。
そして、ファザコンです(断定)。
……はい。いえ、行動言動の両面から見まして、断言しても良いかと思います!
それはそれで属性になるあたり、やはり属性というモノは罪深いのではないかと思う次第。
さて。
構成の拙さもありますが、解説役のショウが居ないせいで、久しぶりにあとがきという名の長い
読んであげても良いよ! という寛大なお方は以下をスクロールしてくださればと。
>>森フィールド
イメージ元はHGSS四天王キョウさんの部屋ですね。
見ての通りアンズさん有利ですが、まぁ、本作におきましてこのくらいの劣勢は序の口です(ぉぃ。
>>明らかに疲労した作業員っぽい人が息を荒げて壁に寄りかかっている
HGSS、サファリゾーンのネタ。
HGSSのサファリゾーンは自分で環境、設備を設定でき、それらの数や組み合わせ、設置日数などによって出現するポケモンが変化するという仕組みでした。因みに確か1V確定。
……そしてその入口の脇に、かなりの面積を誇る環境設備を、人力で移動させていることを示唆する疲れきった作業員の方々が数名いるんですよね!!
なんでしょうね。企業的にブラックに過ぎるのではないでしょうか、バオバ園長(いえ、ポケモンと一緒にやっている可能性が高そうですが)。
>>ニンジャだけどスレイヤーではない
絶対他にも誰かがやってると思うのです(確信)けど、やらざるを得ませんでした……。
>>麻痺+怯み
いわゆる「まひるみ」と呼ばれる有名な戦法。トゲキッスを見ると弥が上にも思い出されるもの。
①麻痺状態は「すばやさ」を下げます。しかも確率で「しびれて行動不能」にします。
②「ひるみ」を追加効果として持つ技が先制すると、後攻の相手を技%にて行動不能にします。
③「技%行動不能①」+「麻痺%行動不能②」= ずっとオレのターン!!
という流れ。
今話のアーボの場合はこれを『へびにらみ』+『かみつく』で実践しようと試みていますね。失敗しましたが。
トゲキッスの場合は「こだわりスカーフ」で強引に怯ませてきたりもしますが……ええ(諦め)。
>>ボールのデコレーション
DPPtにて実装されていた機能(過去形)。
「シール」と呼ばれるものでボールをデコって、出現時のエフェクトを弄れるというものでした。
駄作者私が大好きだった機能(過去形)。
>>マダツボミの持ってた木の実、HP減少で発動しないの?
……いえ、実は後編にもちょっとだけ乗っかっているネタなんですが……つまるところ、シュンが攻撃用だから食べずに持っていてと指示をしていました。
勝手に発動するものなら兎も角、食べるかどうか位は指示で何とかなると思うんですよね……(力説)!
ええ、カビゴンなんかの食いしん坊は別として……!!