ハイスクール・フリート マーメイドと海の男達   作:SNAKE金城

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最近、暑くなりました。梅雨入りしたはずなのにほとんど雨が降りません。


それではどうぞ!


第7話 夜間戦闘でピンチ!

 

播磨と晴風は、武蔵からの非常通信を受け取ったが救援には、行かず第二合流地点に向け航行していた。もし救援に行ったとしても途中、ブルーマーメイドに捕まる可能性もあるため播磨と晴風は、このまま第二合流地点まで向かうことにした。

その頃、横須賀女子の会議室では、真雪と秘書と教頭の3人がおり、秘書が海上安全整備局からの連絡を真雪に伝える。

 

「校長、海上安全整備局より連絡です」

「読んで」

「はい、今回の晴風と播磨の件、速やかに学内で処理できない場合・・大規模反乱行為と認定する・・・その際、貴校所属艦は拿捕・・それが不可能なら、撃沈する・・とのことです・・・特に教官艦播磨に関しては、最優先で対処に当たるそうです」

「このままでは、本当に反乱と見なされて、ブルーマーメイド本隊の治安出動もあり得ます」

 

ブルーマーメイド本隊が出動すれば播磨の乗員、そして何より晴風の生徒たちに危険な目にあわせることになる。

 

「まだ、真実が分からないのに、生徒たちを危険な目にあわせるわけにはいかない!もちろん、教官艦播磨の乗員たちも!」

 

そう言って真実は、席を立つ話を続ける。

 

「私たちは、生徒たちと教官である秋津さんたちの安全のため、あらゆる手を尽くしましょう」

「はい」

「まずは、国交省の統括官に連絡を」

「わかりました」

 

そう言われ秘書と教頭は、会議室を出た。真雪は、会議室にある。海洋実習に参加している学生艦の位置が写し出されているモニターを見て呟く。

 

(秋津さん・・・晴風の子達を頼みます・・・)

 

 

その頃、晴風の艦橋では、明乃が神妙な面持ちで武蔵について心の中で呟いていた。

 

(・・・武蔵からの救援要請・・・どうしよう・・・)

 

そんな、明乃をましろは、見ていた。

艦首の方では、ラッパ手である万里小路楓がラッパを吹いていた。それを聞いた内田は。

 

(ハハハ・・・お世辞にも、うまいとは言えないな・・・)

 

内田は内心、万里小路のラッパを聞きそう呟く。万里小路は、世界有数の企業「万里小路重工」の社長令嬢で金銭感覚などが、常人と若干ズレている。

幸子は、晴風の被害状況を確認したあと、艦橋に戻り報告する。

 

「損傷の確認、出来ました」

「状況は?」

「現在、機関修理中、3番主砲使用不能、魚雷残弾なし、爆雷残弾1発、戦術航法装置並びに水上レーダー損傷、通信は、受信のみ出来ますが・・・」

 

晴風は、あまり良くない状況だった。内田は内心、よくこの状況で航行するよなと言うような表情をしていた。

 

「航行に必要な所の修理最優先でどれくらいかかる?」

「機関だけなら後8時間くらいですね」

「まずは、機関の方を最優先にした方がいい、この状況で襲われたら、たまらんぞ」

 

内田は、機関の修理を最優先にした方が言いと提案する。

 

「そうですね・・機関長!動きながらで、大丈夫か!?」

「何とかする~!でも、巡航以上は、出せねいぜ~!」

「分かった!」

 

麻侖は、巡航以上は、出せないと言う。ましろは、了承する。

 

「巡航で学校に戻る最短コースでいいですね、艦長?」

 

ましろは明乃に聞くが、反応がなかった。猫の五十六が頭の上に乗っかっても反応せずにいる。ましのが大声で呼んでやっと反応した。

 

「艦長!!」

「えっ?・・シロちゃん、何?」

「はぁ、しっかりしてください」

「ごめん、つい・・・」

(岬さん・・・武蔵のことを相当気にしてるな・・・)

 

内田は、内心呟く。

時刻は夜。通信室では、電信員の八木鶫が鼻歌を歌いながら、スマホでゲームをしていた。すると、緊急電を傍受しスマホで内容を記録する。

艦橋でも、その傍受した緊急電を幸子が報告する。

 

「八木さんが、緊急電傍受したそうです」

「「どこから!?」」

 

明乃とましろが同時に聞く。

 

「海上安全委員会の広域通信ですね」

「広域通信・・・?」

 

そういい幸子が通信内容が書かれたタブレットを二人に見せる。その通信内容をましろが読み上げる。

 

「現在、横須賀女子海洋学校の艦艇が逸脱行為をしており、同校全ての艦艇の寄港を一切認めないよう通達する・・・また、以下の艦は抵抗するようなら撃沈しても構わない・・・教官艦播磨、航洋艦晴風!!」

 

その最後の内容にましろは、声をあげる。

 

「げ・・げき・・・」

「撃つのは、好きだけど・・撃たれるのは、やだぁ~!」

 

立石は、それを聞いてかたまり、西崎は、頭を抱える。

内田は、それを聞いて顔をしかめる。

 

「どこの港にも寄れないってこと?」

「そう言うことだな・・・」

「私たち完璧にお尋ね者になってるよぉ~」

 

それを聞いて知床は、号泣する。それを見た内田は、知床を慰める。

 

「もしかして、武蔵も同じ状況なのかも・・・だから、非常通信を・・・」

「こっちと違って、簡単に沈むような艦じゃない」

「でも、助けを求めてた・・だから・・・」

「我々の方が助けが必要だろ!!」

 

ましろは、明乃が何かを言うとした途中で強い口調で明乃に言う。

 

「それに、実技演習もしてない私たちがどうやって助ける気だ・・・学校へ戻る方針を変えるべきじゃない・・・武蔵の事は、学校に報告して任せよう」

「自分も、その方が言いと思うよ・・・秋津教官は、このまま晴風と共に行動するって言っていた・・・・」

 

ましろは、学校に戻る方針を変えるべきではないと明乃に言う。内田もそれに賛同する。

明乃は、少し悲しい表情をする。

 

「分かった・・シロちゃんと内田さんの言うとうり、学校へ戻ろう」

「うぃ」

「じゃあ私が艦橋に入るから、皆は、休んで」

 

明乃は、皆に休むように言う。

 

「今夜の当直は、私とりんちゃんです」

 

そう言って幸子は、夜間当直表を明乃に見せた。今日の艦橋の当直は、幸子と知床である。

 

「正しい指揮をするためには、休むのも必要だ」

「私は、大丈夫だから」

「いいから!休んでください!」

「うん・・分かったよ・・・シロちゃん」

「休める時に休んだ方がいいよ岬さん」

 

明乃は、ましろと内田に言われ渋々部屋に戻る。

自分の部屋に戻った明乃は、浮かない表情をしていた。

 

(もかちゃん・・・助けに行きたい・・・でも、今は・・・)

 

そう内心呟くとある方を見る。写真縦がおかれていた。その写真には、子供の頃の明乃ともえかが写っていた。

暫くして明乃は、ベットで仰向けになる。

 

「はぁ~・・・もっと艦長として、しっかりしないと・・・」

 

そう言って明乃は、眠りについた。

播磨の艦長室では、秋津が一人考え事をしていた。

 

(さるしまの突然の砲撃・・・留学艦シュペーの我々への砲撃・・そして我々が反乱か・・・一体何が起きているんだ・・・)

 

秋津は、これまでの出来事を呟き振り返る。すると、艦長室にある艦内電話がなる。秋津は、受話器をとる。

 

「どうした?」

「艦長、水測員がスクリュー音らしき音を探知したそうです」

「分かった・・・総員起こし!配置につけ!!」

 

秋津は、艦内放送に切り替え、総員起こしを伝える。播磨の乗員は、総員起こしがかかり急いで部屋から出て配置につく。何と5分もかからず総員が配置についた。

秋津も急ぎ艦橋へ向かった。艦橋につくと既に警戒体制がとられていた。

 

「状況を報告せよ」

「方位30に二軸の推進機音を探知、艦2、現在音紋照合中」

「見張りからは、水上に艦影は見受けられないそうです・・・恐らく」

「潜水艦だな・・・この事を晴風は?」

「既に探知しており、総員配置についてると内田から連絡が」

「分かった、総員、警戒を怠るな!」

 

その頃、晴風でも配置につくように言われ、艦橋組が艦橋に来る。

 

「どうしたのよ、こんな時間に」

 

立石と西崎が艦橋に入る。西崎は眠そうに言う。次にましろが艦橋に入る。

 

「シロちゃんそれ!」

「何やってるんですか・・・」

「ハハハハ・・・」

 

明乃と幸子がそう言い内田は、苦笑いする。三人の目の前には、鮫の縫いぐるみを抱き眠そうな顔をしている。ましろがいた。それに気づきたましろは恥ずかしくなり、抱いていた鮫の縫いぐるみで顔を隠す。

 

「これは・・その・・・見るな!」

 

ましろは、鮫の縫いぐるみを投げた。

 

「主砲、配置よし!」

「機関は、まだ修理中。巡航以上は、だせねぇぜ!」

「見張り異常なし!・・・何も見えませんが」

 

小笠原光。麻侖。野間が艦橋に報告する。

ましろは、恥ずかしがりながら明乃に総員が配置についたことを報告する。

 

「各部・・・配置につきました・・・」

「音紋照合いたしました、東舞校所属艦、伊201ですわ」

「ありがとう万里小路さん」

「どういたしまして」

「伊号潜水艦か・・・」

 

不明潜水艦の正体は、東舞鶴男子海洋学校所属の学生艦である。伊201だと判明した。

 

「東舞校?」

 

西崎は聞いたことないのか不思議そうに言う。

 

「男子校ですね」

 

幸子は、東舞校が男子校だと言うと。

 

「へぇー、男子校なんだ」

「潜水艦は、全部男子校ですもんね~・・でも、狭くて暑くて臭くて・・・」

 

左舷側の見張りをしていた山下秀子が意外そうに言うと、右舷側の見張りをしていた内田まゆみは、潜水艦のイメージを言う。どちらかと言うと不満に聞こえる。

 

「私には、無理~」

 

それを聞いた知床は、何故か号泣しながら言う。

 

「絶対追手だよ!撃っちゃお!」

 

西崎は、潜水艦を撃とうと意気込む。

 

「ココちゃん、伊201と通信出来ないかな?」

「普通の電波は、海水で減衰するので届きませんね」

 

幸子は、普通の電波では届かないと説明する。

 

「じゃあ普段、通信はどうしてるの?」

「潜水艦だからって、いつも潜ってるわけじゃない!」

「そうだよね、時々は海上の様子見ないと怖いよ~」

「シロちゃん、潜ってる時は、向こうも外の様子をソナーで探ってるんだよね?」

 

明乃は、相手もソナーで外の様子を探っているのかと聞く。

 

「当然だ」

「じゃあ、此方からアクティブソナーをモールスの変わりに使ったら」

 

明乃はアクティブソナーをモールスの変わりに使うことを提案する。

 

「恐らく可能だと存じますが・・・」

「それは、不味いんじゃないか?」

「そうだ!そんなことしたら間違いなく攻撃したと思われるぞ!」

「ソナーでも何でもいいから、撃っちゃえ!!」

「バカなことを言うな!内田さんも何とか言ってください!」

「自分は、艦長に任せるよ」

「そんな・・・」

 

ましろは、内田に助けを促すが。内田は、艦長である明乃に任せると言う。

 

「万里小路さん、所属と艦名、戦闘の意思は無いことを伝えて」

「承りました」

(さて、どうなることやら・・・)

 

播磨では、伊201に対する警戒が続いていた。

 

「東舞鶴男子の伊号潜水艦か・・・久しぶりに聞くな」

「伊201、依然として晴風と我々の周辺を航行中」

「そうか・・・」

 

警戒している中、水測員から報告が来る。

 

「艦長!晴風がアクティブソナーを使っています!!」

「なんだと!伊201は!?」

「深度変換、急速に深度を増しています!」

「そんなことしたら、攻撃されたと見なされる。内田のやつ何故、注意をしなかったんだ!」

 

砲術長が怒気を露にする。するとまた、水測員から報告が来る。

 

「伊201!晴風に向け魚雷2本発射!!」

「やはり、攻撃してきたか!」

「対潜戦闘用意!晴風を何としても守る!!」

 

播磨は、対潜戦闘に移る。晴風は、伊201から撃たれた魚雷を回避し晴風の後方で爆発する。晴風艦橋も混乱する。

伊201の雷撃から1時間が経過する。

 

「周囲、何も見えません・・・」

 

野間が周囲には、何も見えないことを艦橋に伝える。

 

「1時間経過か・・速度差からも、十分距離は、開いたかと」

「そうなの?」

「向こうも、最高速度でずっと水中を動けるわけじゃない」

 

ましろは、伊201からは、十分距離は開いたと推測する。

 

「じゃあ、何とか逃げられたかな?」

「逃げるなら、任せて」

「それって、自慢するところですか~?」

「コ、ココちゃん!」

「「「アハハハハハ」」」

 

皆、安心したのか。いつもどうりの雰囲気になる。しかし、一人だけ眉間にシワを寄せ考えている人物がいた。

播磨では、対潜戦闘から警戒体制に入っていた。

 

「伊201は、どうなった?」

「恐らく、我々との距離は開いたかと・・・」

「確か2艦いたはず・・・もう1艦、何処かにいるはずだ・・・警戒を厳にせよ」

「了解!」

 

秋津は、さらに警戒するように言った。

 

「ん?・・・通信士官、晴風に伝えろ・・・艦内照明と航海灯を消せと・・・(内田やつ、わざと言ってないなぁ)」

「了解しました」

 

通信士官は、艦橋を出て通信室に向かう。

晴風には、播磨から通信があり指示されたとうり艦内照明と航海灯を消す。見張り台の野間は先程、ほまれが艦橋に持ってきたどら焼きを食べようとしていた、時である。

 

「・・・ハッ!?」

 

野間は、後方に魚雷が来るのが見えた。

 

「雷跡2、左120度30、こちらに向かう!」

 

野間が報告した瞬間、後方で魚雷が爆発する。

 

「な、なぬ、なんじゃあ~!」

 

医務室では、例のドイツ人学生が起きた。

 

(やっぱり来たか・・・)

 

内田は、そう呟く。明乃とましろは、双眼鏡で魚雷が爆発した。方向を確認する。

 

「このド下手くそな、操艦は、なんなんだ!艦長はだれじゃい!!」

 

例のドイツ人学生が艦橋に入って来た。

 

「この艦は、ド素人の集まりか!!・・・ってなんじゃあ、あの巨大な艦は!?」

 

ドイツ人学生は、怒鳴ったあと艦橋の左を見ると播磨が航行しているのが見え驚く。

 

「あれは、教官艦播磨です・・・今、潜水艦と戦闘中でして・・・」

「そんな事は、わかっとる!」

 

ドイツ人の迫力に艦橋にいる全員がおされる。

 

「取舵一杯!!」

「取舵いっぱ~い、取舵20度~」

「内田さん、播磨の秋津教官から通信が来ています」

「分かった・・変わりました内田です」

《お前さん・・・わざと照明とかを消すよう指示しなかったろ・・・》

「いや~、これぐらいは、知ってるかと・・・」

《お前は、バカか!!彼女らは、まだ高校生になったばかりで基本しか知らんのだ!ましてや実技演習もしていないんだ、お前が教えてやらんでどうする。このアホが!!》

「申し訳ありません・・・」

 

内田は、秋津に無線電話越しにこっぴどく叱られた。

 

《岬さんに変われ!》

「わかりました・・・岬さん、秋津教官が」

「えっ?わ、分かりました・・・岬です」

 

明乃は、内田から受話器を受け取り変わった。

 

「ところで・・・君は、誰かな?」

 

内田は、ドイツの子に誰かと聞くと、艦橋にいる全員が注目する。

 

「わし、ヴィル・・・」

「分かりました・・鈴ちゃん、面舵一杯!」

「え?・・・お、面舵一杯」

 

明乃は、突然の進路を変えるように言う。

 

「何をしておる!反撃しないのか!」

「秋津教官から一時、退避するよう指示があったの・・・何か考えがあるみたい」

 

すると播磨から何か発射音がした。艦橋にいる全員がそれを見る。

 

「なんじゃありゃ!」

「何あれ、墳進弾!?」

「いや、墳進弾とは少し違うな」

「じゃあ何でしょうか?」

 

皆が播磨から撃たれた。謎の非行物体を見るとそれは、海面に向かいそして分離する。そしてパラシュートが開き何かが海面に落ちる。

 

「あれは、対潜ミサイル!秋津教官、撃沈するきか!?」

 

内田、そう言うと艦橋にいる全員が驚愕する。

 

「対潜ミサイルとは、なんじゃ?」

「対潜ミサイルは、魚雷を積んでいる兵器だよ、墳進魚雷とは、また違った兵器さ」

 

対潜ミサイルの魚雷は、着々と東舞校の潜水艦に近づくそして東舞校の潜水艦に魚雷が命中する。だか、何故か爆発しない。すると晴風の右舷から東舞校の伊号潜水艦が浮上した。内田は、あることに気づく。

 

「そうか、魚雷の信管を抜いてスクリューを破壊したのか・・・でもどうやって信管を・・・」

《晴風に告ぐ!直ちに当海域離脱する!播磨に続け!》

 

秋津から指示があり晴風は、急ぎ播磨と同じ進路を取り、海域から離脱していく。

播磨の艦橋では、通信室から報告が来る。

 

「伊201からの国際救難信号の発信と応答を確認!現在、東舞校の教員艦が30ノットで接近中!」

「分かった・・・しかし、あらかじめ信管抜き対潜ミサイル積んどいて正解だったなぁ」

「艦長は、この事も想定して積んでいたんですね」

「まぁね・・ところでおやっさん、晴風の状況は?」

「怪我人も出てないそうです。機関以外は、特に問題は、ないと・・・後、例のドイツの子が目を覚ましたそうです」

「それは、良かった・・・」

 

秋津は、安心した。

晴風では、明乃が医務室に来ていた。明乃は、美波にシュペーの学生が何処にいるか聞くと、シュペーの子が入ってきた。

 

「なんだ?わしに何か用か?」

「さっきは、ありがとう。お陰で助かったよ」

「寝ていたところを、叩き起こされたからな~」

「あ、聞いてもいい?」

 

明乃は、シュペーで何が起こったのかシュペーの子に聞く。

 

「貴女達の艦で何があったのか?」

「その話、自分にも聞かせてくれ」

 

内田も医務室に入ってきた。自分にも聞かせてくれと言う。

 

「我がアドミラル・シュペーか・・・」

「そう・・・あ、もし言いたくなかったら・・・」

「・・・いや、わしもよく分からんが、聞いてもらった方がいいな」

「是非、聞かせてくれ」

 

シュペーの子の話によると、合流地点に向かう途中、突然の電子機器が動かなくなり、調べようとすると、シュペーの乗員が命令を聞かなくなったと言う。

 

「反乱か?」

「分からん・・・わしは、艦長から他の艦に知らせるよう命じられて、脱出してきた・・・」

「艦長?」

「帽子を拾ってくれたのは、感謝している・・・これは、我が艦長より預かった大事な物・・・シュペーに戻って艦長に返さなければ・・・必ず・・・」

「分かった、渡も手伝うよ!」

 

明乃は、自分もシュペーの子が戻れるように手伝うと言った。

 

「自分も、この事を秋津教官に伝える・・・秋津教官も手伝ってくれるだろう」

 

内田もそう言うとシュペーの子は、内田と明乃の方を見る。

すると、艦橋から報告が。

 

「艦長!校長からの全艦帰還命令がでました!」

 

幸子が艦内放送で伝える。そして命令内容を読み上げる。

 

「ええと、私は全生徒を決して見捨てない、皆を守るためにも、全艦可及的速やかに学校へ帰港せよとのことです!」

 

その報告を聞き晴風の皆が安堵する。だが、まだ晴風と播磨への警戒は、解かれたわけではない。晴風の生徒たちは、教室に集まっていた。明乃は、シュペーの子の紹介をする。

 

「新しい友達を紹介します!ドイツの・・・ミーナ・ブラウンシュヴァ・・・あれ、何だっけ?」

 

名前が長いのか明乃は途中で忘れる。シュペーの子は、ドイツ語で明乃に何かを言う。そして自分で自己紹介をする。

 

「ヴィルヘルムスハーフェン校から来た、ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクだ・・アドミラル・シュペーでは、副長をやっていた」

「長いから、ミーちゃんでいいかな?」

「誰が、ミーちゃんじゃ!」

 

明乃の言葉にミーナは、つっこむ

 

「じゃあ部屋は・・・ココちゃん、何処が空いてたっけ?」

 

明乃が言うと幸子は、タブレットで空いてる部屋を探す。

 

「うーん・・・ベットの空きがあるのは・・・副長の部屋だけです」

「えっ・・・私の・・部屋・・・」

 

ましろは、何かあるのか不味いと言った表情をする。ましろの部屋に行くと部屋は、縫いぐるみが一杯置かれていた、それを、西崎。まゆみ。幸子が覗く。幸子は、ましろの部屋をタブレットのカメラで撮りまくる。ましろは、恥ずかしがりながらため息をつく。

 

 

 

 





誤字脱字や変なところが、あると思いますが、ご容赦ください。


次回もお楽しみに!
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