ハイスクール・フリート マーメイドと海の男達   作:SNAKE金城

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最近、夏みたいに暑いです!


それではどうぞ!



第10話 立石の発砲と謎の生物

数十分前、晴風では

 

晴風の艦橋では、秋津と岬達の帰りを待っていた。すると、五十六が通販会社の箱から出てきた。あのハムスターらしき動物を加えていた。五十六は、そのハムスターらしき動物を床に置く。

 

「かわ・・いい・・/////」

「人懐っこいですね~」

 

立石は、そのハムスターらしき動物を手に取る。それを見た五十六は、獲物を取るなと言わんばかりにハムスターらしき動物を取り替えそうと暴れるが西崎に取り押さえられて奪い返すことが出来なかった。

 

「生き物の持ち込みは禁止のはずだろ!」

「飼い主が見つかるまで預かっておきましょうか?」

 

幸子は、飼い主が見つかるまで預かっておこうと言う。

だが、このハムスターらしき動物。よく見ると、目の色がおかしかった。

 

「間宮、明石。及び航洋艦二隻!右60度!距離200、此方に向かう!!」

 

見張り台にいる野間が晴風に接近してくる艦艇を発見し艦橋に報告する。

 

「また攻撃されちゃうの~!」

 

晴風の艦橋に緊張が走る。すると立石の手にいたハムスターらしき動物の様子がおかしかった。先程までは、立石に頬擦りするなど人懐っこい姿を見せていたが、今の姿は、どこか妖しい雰囲気を出していた。

すると晴風と播磨は、囲まれた。

 

「逃げられないよ~」

「ドマヌケ共が何やってる!艦長は、どうした!!」

「まだ、戻ってきていません」

「なにぃ!?」

「艦長と秋津教官達が戻ってきました!ブルーマーメイドの哨戒艇も一緒です!」

 

秋津と明乃達が戻ったと聞いて安心した矢先に、その後ろからブルーマーメイドの哨戒艇が来た。艦橋に不安と緊張がさらに走る。

 

「ブルーマーメイドって、私達を捕まえに来たの~!?」

「カレーなんか食ってる場合じゃねぇ~!!」

 

突如、艦橋に怒声が響く。その声の主は、立石だった。

普段から口数も少なく大人しい立石が突如、怒声を発したことに艦橋にいる全員が困惑した。

 

「た、立石さん?」

「なんだ、カレーって・・・」

「そ、それより逃げないと」

「何言ってんだ!逃げてたまるか!攻撃だぁ~!!」

 

立石が威勢良く攻撃しようと言い出した。いつもの大人しい性格から一変、どこかの軍人見たいな性格と態度をしていた。

 

「お、撃つか?撃つのか?」

「やめろ!戦闘行為は、禁止だ!」

「黙れ!!」

「なっ!」

「タマちゃんどうしちゃったの急に~!?」

「『もう逃げるのは嫌!』『そうよね。逃げちゃ駄目!』『私戦う~!』」

 

また納沙の一人妄想芝居が始まった。こんな状況で良くできるものだ。

このままだと、立石は本当に攻撃しかねない為。 ましろと西崎は、立石を抑える。

 

「離せ~!!」

 

立石は、ましろと西崎を振り払った。物凄い力であった。すると立石は四つん這いになり、獣の如く走り艦橋を飛び出した。

立石は、まるで猫の様に高い所も軽々越えて行く。そして機銃にたどり着くと、機銃を間宮と明石の方へ向ける。

 

「本当に撃つ気だ!」

「明石!間宮~!おめぇらにやられるタマじゃねぇ~んだ!こっちはぁー!海の藻屑となれぇぇぇ!!」

 

ドォン、ドォン、ドォン

 

立石は間宮と明石に向けて機銃を撃つ。間宮と明石に交互に一発づつ撃ち込む。一発は、ましろ達がいる所にあたる。

 

「うわぁ~!」

「タマちゃん・・・」

「うりゃー!おりゃー!」

「タマちゃん・・・」

 

機銃を撃つ立石の姿を見て砲雷科のメンバーは、どうしちゃたのと言う様な表情をしている。晴風に着いていた。明乃もそれを見て同じ表情をする。

 

「ああ、撃っちゃたね」

「何て事をしたんだ!」

「立石!貴様!どういうつもりだぁー!!」

 

秋津もそれを見て怒り、怒声を上げる。

そして、機銃全弾、撃ち尽くした。するとミーナが立石がいる機銃の所に来た。すると、

 

「このドアホウの・・ドマヌケがぁ~!!」

 

ミーナが怒声を上げると、その勢いで立石を掴み海へと投げてしまう。

 

「しまった!」

 

ミーナは、立石を海に投げた事に気づき、何てことをしてしまったんだと言う表情をする。

海へ落ちた立石だったが、なんと海からこちらへ飛び込んできた。ミーナは、立石の所へ駆けつけてきて立石を抱き付いた。

 

「よくぞド無事で~」

「それを言うならご無事だって・・・」

 

ミーナは、立石が無事だった事に安堵した。ミーナの間違った日本語に西崎が冷静にツッコム。

 

「あら、あなたそんな所にいたの?」

 

幸子が立石のスカートのポケットに入っていた。先程のハムスターらしき動物に気づく。ハムスターらしき動物は、海水に浸かったせいか、ぐったりとしていた。

 

「みんな大丈夫!?」

「うぃ」

「あれ、いつもの調子に戻ってる」

 

立石は先程とは一変、いつもの口数の少ない大人しい立石にももどっていた。

 

「聞いて!補給艦のみんなが助けに来てくれたんだよ!」

 

明乃が晴風の皆にそう言う。

明石のマストには、信号旗が掲げられていた。

播磨でも助けに来たと言う知らせが入った。

 

「はぁ・・・やっと反乱の疑惑が晴れたみたいだな」

「いや、まだ完璧に晴れたわけではない・・・海上安全整備局の上層部は、まだ疑っているだろ」

「どこの世界でも、上層部と言うものは・・・まぁ、補給が受けられるだけでもありがたいですね」

「そうだな」

 

艦橋にいた全員が反乱の疑惑が晴れた事に安堵した。

その夜、艦長室では秋津と葉月がいた久しぶりに合う二人は会話をしていた。

 

「今回、大変でしたね秋津さん」

「全くだ、さるしまの砲撃からずっと、反乱者扱いだったからなぁ」

「秋津さん、平賀さんとはうまくいっているんですか?」

 

葉月は、秋津に平賀との関係は、うまくいってるのかと聞く。

 

「もちろんだ・・・お前は、どうなんだぁ?真霜さんとは・・・フフフ」

「どういうことですか?/////」

「何回、抱かれたんだぁ~?」

「秋津さん!!/////」

 

秋津は、ニヤニヤしながら葉月に聞く。葉月は顔を赤らめ声を上げる。実際葉月は、秋津が航海に出てから、今に至るまで数回、真霜に抱かれている。真霜いわく葉月は、テクニシャンらしい。

 

「お前、やっぱり同性愛に目覚めたか!アハハハ!」

「だから!体は、女でも中身は、男だと言ってるでしょ!」

 

秋津は、葉月をからかった。すると艦長室の扉が開き金城が入ってくる。

 

「お二人さん、楽しそうですね~、わん(自分)も混ぜてくれませんか?」

「おっ、おやっさん。また、泡盛持ってきたのか?」

「古酒の方を持ってきましたからね、三人で飲みましょうよ」

 

そして、三人は酒を飲みながら会話に花を咲かせた。

 

 

 

高知県 室戸岬沖

 

翌朝、室戸岬に停船して、晴風と播磨は補修、補給を行っていた。間宮と明石の間に晴風が挟まれる形で接舷していた。播磨は、あまりにも大きいため少し離れた場所で停船していた。

 

「こちら、海上安全整備局 安全監督室情報調査隊の平賀二等監察官」

「誠に、申し訳ございませんでした!」

 

明乃は、ましろに平賀を紹介する隣には、葉月もいる。ましろは、平賀に昨晩の立石の事を謝罪する。

 

「あの・・・姉さ、いや・・宗谷真霜がいる部署の方ですか?」

「ええ、私は宗谷監察官の命令であなた方に接触したんです」

 

平賀は、ましろの姉。真霜の命令で接触したと説明する。

 

「海上安全整備局は、さるしまの報告を鵜呑みに、晴風と播磨が反乱したという情報を流しています。ですが、我々安全監督室の見解は異なっています。晴風そして播磨は、自衛のためにやむを得ず交戦したのですね?」

「はい、その通りです」

「我々も、晴風同様。自衛の為に攻撃した」

 

安全監督室は、晴風と播磨がさるしまを攻撃したのは、自衛の為にやったことだと見解していると言う。

平賀が説明している途中、補給艦 間宮艦長 藤田 優衣と工作艦 明石艦長 杉本珊瑚がタラップを渡り、晴風に来る。

 

「今回、攻撃した生徒は?」

「とりあえず拘束しています・・・」

「すみません、普段は大人しくてあんな攻撃する子じゃないんだけど・・・」

「また戦闘になると思って、気が動転したのかもしれないわね」

 

立石は、間宮、明石に対する発砲の事もあり、備蓄用の倉庫で軟禁していた。そこには、西崎もいた。立石一人では、心細いだろうと思い。一緒にいることにした。

 

「しばらく拘束されるのは仕方ないよね~・・・まぁ、私も付き合うからさ」

「うん・・・」

 

立石と西崎は今、買い出しで岬が福引きで見事に一等を当てて手に入れたトイレットペーパーを段ボール箱に入れていた。

立石は、昨晩の出来事を気にしているのか、落ち込んでいる様子だった。

 

「いや~、いい撃ちっぷりだったよ~、タマ。引っ込み思案な砲術長だな~って思っていたけど見直した!」

「でも・・・何であんなことしたのか・・・」

 

西崎は、落ち込んでいる立石を元気づけようと、自分なりの励ましの言葉をかける。

立石は何故、間宮と明石に向け発砲したのか、自分でもわからないと言う。立石自身は、撃った事は覚えているらしい。だが、それは自分の意思ではない。一体、何が立石をあそこまで好戦的にさせたのかは、不明である。

 

「心に、撃て撃て魂があるんだよ!」

「うぃ?」

 

西崎の言葉に立石は首をかしげる。

今更では、あるが。西崎は、トリガーハッピーな一面があるらしい。

すると、備蓄倉庫のドアからノックする音が聞こえる。

 

「「差し入れで~す」」

 

杵崎姉妹が差し入れを持って来たらしい。その後には、播磨の主計長。北条がいた。

 

「誰?その人」

「播磨の主計科主計長の北条さん。立石さんカレー食べたがっているって聞いたから・・・立石さん前、内田さんから聞いた、播磨のカレー食べたそうにしてたから、北条さんにお願いして、特別に作ってもらったんだ」

 

杵崎姉妹が持ってきた差し入れは、立石が大好きなカレーだった。しかも、前から一番食べたがってた播磨のカレーだった。

北条は、わざわざ晴風まできて杵崎姉妹のお願いを聞いて、立石の為に播磨のカレーを作ったのだ。

 

「あ・・と・・・」

「ありがとうって言ってる」

「どうぞ・・・」

 

杵崎姉妹の粋な計らいに、少ない言葉でお礼を言う立石。北条は、立石に自分の作ったカレーを渡した。立石は、想像以上に美味しかったのか、晴風カレーを食べた時以上にがっつく。

それを見た北条は、少し微笑む。

 

 

 

晴風後部甲板

 

「本当に教官艦から攻撃してきたの?」

 

明石艦長の杉本が明乃に聞く。

 

「うん」

「我々は、演習が終わった後に合流する予定だったから状況がよくわからなかったの」

 

間宮艦長の藤田が言う。間宮と明石は演出終了後に合流予定だっため。さるしまの事などは、知らなかった。

 

「じゃあ、どうして私達に補給を?」

「校長先生の指示で」

「お母さ・・・校長の?」

「宗谷校長が?」

 

秋津とましろは、少し驚く。

 

「我々も、宗谷校長に依頼を受けたの。海上安全整備局の見解と違って晴風と播磨がさるしまや潜水艦を攻撃したとは思えないと主張しているわ」

 

平賀は、校長の真雪も晴風と播磨が攻撃したとは、思えないと主張している。

 

「さるしまの艦長、古庄教官の意識がやっと戻ったみたいだからこれで何が起こったか解明できると思うわ」

「古庄教官、意識戻ったのか・・・それは、よかった」

 

秋津は、古庄の意識が戻った事を聞いてよかったと言う。

 

「後ほど、発砲した生徒には聴取を行います。それでは、後は頼んだわね二人共」

「「はい」」

「ては、秋津さんまた」

「ああ」

 

平賀は補修、補給の式を杉本と藤田に任せ、立石の聴取の準備の為に一度、哨戒艇に戻る。秋津は、葉月の所にいく。

 

「葉月・・・」

「お姉ちゃん、久しぶり!」

 

葉月を呼ぼうと声をかけようとした時、明乃が葉月の事をお姉ちゃんと呼んだ。秋津は、明乃の言葉に驚く。

 

「お姉ちゃん!?」

「明乃ちゃん、久しぶりだね?元気だった?」

「うん」

「葉月?どういうことだ?」

「実は・・・」

 

葉月は、明乃との関係を説明した。葉月と明乃は、明乃が横須賀女子に入学する前から。ある事がきっかけで交流があり、明乃からは、お姉ちゃんと呼ばれる関係になったと言う。ちなみに、もえかも明乃同様。葉月をお姉ちゃんと呼ぶ関係である。

 

「へ~、そんなことがあったのか」

「はい、自分にとっても明乃ちゃんは、かわいい妹です」

「私にとっては、かっこいいお姉ちゃんです・・・ところで、秋津教官とお姉ちゃんって、どういう関係なんですか?」

「「え?」」

 

秋津と葉月は、どう説明したらいいのか悩んだ。

 

「自分と教官は・・・親戚、親戚なんだよ。ですよね秋津さん」

「あ、ああ・・そうだ、俺達は親戚なんだ~、アハハハ」

「そうだったんですね」

 

秋津と葉月は、何とか答えることができた。

 

「来るな~!!」

「ましろちゃんは、猫に好かれる体質なのかな?」

「「「アハハハハハハ」」」

 

ましろが、間宮と明石の猫に追いかけられ、逃げていた。それを見て、秋津と葉月、明乃は笑う。

哨戒艇に戻った平賀は、晴風と播磨の様子を上司である真霜に報告し、真霜はその報告を真雪に伝える。

 

「報告では、晴風と播磨の艦長、乗員共におかしな様子は無かったとの事です」

「そう・・・」

「海上安全整備局にも報告を上げたけど、まだ晴風と播磨に危険分子がまだ乗船してるいのではと疑っているわ。特にその急先鋒とされているのが・・・」

「秋津さんね」

「ええ、学校に戻る前に全員拘束するべきではないかとの意見もあるの。これ以上晴風と播磨に何かあると、私だけじゃなくお母さんの立場も危うくなるわ、秋津さんも・・・」

「私の心配はしなくていいわ・・でも、何か異常事態が発生している・・・貴女はその解明を急いで」

「はい」

 

海上安全整備局は、晴風と播磨にまだ、危険分子がいるのではと疑っていた。特に疑われているのが播磨艦長 秋津である。今は、秋津と播磨乗員との信頼は得ているが、その信頼を失えば、秋津と播磨は海上安全整備局とブルーマーメイドに敵対するだろう。相手は前の世界では人を多く殺してきた軍人。秋津に関しては、葉月から聞いていた「洋上の狂気」と言われている事とその由来を。そんな人が敵対すれば最悪な事態になることは、目に見えていた。真霜は、秋津、播磨と敵対することは、何としても避けたかった。

 

 

 

晴風の医務室

 

晴風の医務室では、幸子が美波にハムスターらしき動物の面倒を頼んでいた。

 

「飼い主が見つからなくて・・・此処で預かってもらえますか?」

モーマンタイ(問題ない)

 

美波は、ハムスターらしき動物の面倒を見ると言う。美波は、飼育箱に入っているハムスターらしき動物をジッと見て。

 

「ただしハムスターにはあらず・・・」

「じゃあなんですかね?」

「調べてみる」

 

美波は、ハムスターらしき動物をハムスターではないと断言し、このハムスターらしき動物を調べることにした。

そしてこの謎の生物の驚くべき正体を知るのは、先のことである。

 

何とか、反乱の疑惑が晴れ一安心する晴風生徒と播磨乗員達。だが、これから起こる新たな困難が待ち受けていることを。まだ、誰も知らない・・・・

 

 

 

 




秋津と葉月は久しぶりに再開しましたね。

誤字、脱字や変なところがあると思いますが、ご容赦ください。


次回もお楽しみに!
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