ハイスクール・フリート マーメイドと海の男達   作:SNAKE金城

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第12話 「洋上の狂気」と呼ばれた男

 

 

 

「あれは、俺がまだ。戦艦大和の艦長の時だったな・・・」

 

 

1966年 海軍軍令部

 

秋津は、海軍軍令部総長から呼び出されていた。秋津は、総長のいる部屋のドアをノックする。

 

「入れ」

「失礼します!・・・お呼びでしょうか?」

「ああ、お前を呼び出したのは。他でもない・・・あるお願いがあって呼んだんだ」

「お願いでありますか?」

 

総長は、秋津にあるお願いを伝える為、呼び出したようだ。

 

「お前も知ってるだろ・・・北朝鮮の工作船が、近年我が領海に侵入している事を・・・」

「はい、最近は特に酷いようで」

「そうだ・・・そこで、戦艦大和には竹島近海の海上警備をお願いしたい」

 

総長は、近年日本の領海に侵入する北朝鮮船の対策の為、日本海の海上警備を強化する事にしたのだ。

海上保安庁では、手に終えないため、日本海軍も海上警備を行っているのだ。戦艦武蔵と長門は、ドイツ残党海軍撃退の為、大西洋に派遣されている。そこで総長は、横須賀軍港に補給の為、停泊していた。戦艦大和を急遽、日本海の海上警備に当たらせることにした。特に侵入が多い竹島近海の海上警備に当たらせることにした。

ちなみにこの物語の竹島は、日本領である。

 

「ですが、何故大和を・・・」

「弩級戦艦がいたら、奴等もさすがに近づかないだろ・・・抑止力にもなる」

「・・・分かりました!引き受けましょう!」

「頼むぞ・・・」

「はっ!」

 

秋津は、総長に敬礼をして部屋を後にする。

一週間後、大和は補給を完了すると、すぐに日本海。竹島近海に向け出航した。そして数週間後、竹島近海に到着した。

 

「現在、竹島近海には、北朝鮮の船はいないようです」

「そうか・・・」

 

金城が、秋津に報告する。

 

「おやっさん・・・何か嫌な予感しないか?」

「ええ・・・何か脅威が迫ってきてるような・・・」

 

秋津と金城が、嫌な予感がすると言う。

すると、見張りが何かを発見した。どうやら二人の嫌な予感が当たったようだ。

 

 

竹島から少し離れた海域

 

 

「艦長!日本国海軍の戦艦を見つけました!」

「戦艦?・・長門か武蔵か?」

「いえ、大和です!」

「大和か・・・作戦変更だ・・・同士諸君!今こそ、敬愛なる最高司令官 金日成同士に吉報を知らせる為、戦艦大和を沈める!沈めれば昇進は、間違いない!!」

『ウオォォォー!!』

「全艦、大和に向け全速前進!!」

 

朝鮮人民海軍の旗艦。駆逐艦 平壌の艦長が日本本土攻撃作戦から変更して、全艦に大和撃沈命令を下した。現在、朝鮮人民海軍側の戦力は、平壌を含む駆逐艦10隻。主砲は、13センチ単装速射砲を各駆逐艦3基 搭載していた。彼らは、駆逐艦で編成された艦隊で戦艦を沈めようとしていた。

 

一方、大和艦橋では、見張りから北朝鮮の艦隊を発見したとの報告が伝えられた。

 

「前方1時の方向に艦影視認!その数10!!」

「北朝鮮の艦隊か?」

「マストに共和国旗が掲げられています!」

「北朝鮮の艦隊か・・・総員!対水上戦闘用意!!」

「対水上戦闘よ~い!!」

 

秋津は、総員に戦闘用意の命令を下す。

 

「敵艦と並航する!」

『えっ!?』

 

秋津の次の指示に艦橋の全員が驚愕する。敵艦と並航・・・これは、日本海海戦の時にも使われた戦術。丁字戦法である。だが、これは艦隊で行う戦法。秋津は、大和一隻で似たような戦法をやろうとしていた。だがこの戦法は、敵艦に接近すると言うことにもなる。

 

「艦長、そんなことしたら。いくら大和でも甚大な被害がでます・・・」

「そうです。あんなに近づいたら、30発の砲弾が我が大和に降り注ぎます!」

 

士官達は、秋津を説得するが。

 

「構わん!面舵一杯!!」

「面舵一杯!!」

「お~もか~じ、一杯!!」

 

秋津は、構わないと言い。大和は北朝鮮艦隊に接近する。

 

北朝鮮艦隊 旗艦 平壌では、

 

「大和、我が艦隊に接近してきます」

「フンッ、狂ったか?」

 

そして、大和は北朝鮮艦隊と並航する。まず先に仕掛けたのは、北朝鮮艦隊だった。

 

「全艦!大和を狙え!」

 

旗艦平壌の艦長が全艦に大和を狙うように指示する。そして、北朝鮮艦隊 全艦は、大和に向け主砲を撃つ。

 

数分前。大和艦橋

 

「敵艦隊と並航!敵艦隊と大和との距離5000!!」

「航海長、今の距離を保ったまま敵艦隊と並航せよ」

「はっ!」

 

秋津は、一定の距離を保ちつつ並航するように航海長に言う。すると北朝鮮艦隊が砲撃してきた。

 

「敵艦隊!全艦主砲旋回!・・・・敵艦隊発砲!!」

「そのまま敵艦隊と並航!」

 

秋津は、回避行動を取らずそのまま敵。北朝鮮艦隊と並航を続けた。そして、大和に北朝鮮艦隊から放たれた砲弾が降り注ぐ。

 

「後部甲板と前部甲板に被弾!損害 軽微!!」

 

秋津は、わざと回避行動を取らなかった。何故なら、北朝鮮の海軍は、まだ本格的な海戦をしたことがない。ましてや艦隊での海戦は、これが初めてである。

秋津は、北朝鮮海軍の未熟さを知っていた。それゆえ大和に向け放った砲弾の多くが大和周辺の海面に着弾。大和に与えた損害は、軽微であった。

 

「全主砲!砲撃用意!」

「全主砲!砲撃用意!!」

 

秋津の指示で砲術長は、伝声管で射撃指揮所に伝える。大和の主砲はこの時から全自動化されており、弾の装填から発射まで。すべて射撃指揮所で行われる。

 

「全主砲、徹甲弾装填!」

 

大和の全主砲に徹甲弾が装填される。

 

「全主砲!装填完了!!」

「各主砲、手前の3隻を狙え!」

「主砲1番から3番!発射準備よし!」

「全主砲!発射準備よろし!!」

 

大和の全主砲の発射準備が完了した。秋津は次の指示を出す。

 

「全主砲一斉射!」

「全主砲一斉射!!」

「全主砲!撃ち方始め!!」

「撃ぇーー!!」

 

ドドオォーン!!

 

大和の46センチ砲が轟く。そして放たれた砲弾が北朝鮮艦隊の艦艇3隻に着弾する。

 

 

 

北朝鮮艦隊 旗艦平壌 艦橋

 

南浦(ナムポ)!被弾!」

咸興(ハムン)清津(チョンジン)被弾!航行不能です!!」

「くっ、怯むな!撃ち続けろ!」

南浦(ナムポ)沈んでいます!」

 

北朝鮮艦隊は、予想外の損害に混乱する。大和は、容赦なく北朝鮮艦隊に向け巨砲を撃つ。

暫く立つと北朝鮮艦隊の残存艦艇は、旗艦平壌一隻になっていた。旗艦平壌は、航行不能に陥り戦闘続行は、不可能であった。艦長は、総員に退艦命令を出し、平壌乗組員は、海に飛び込み。内火艇に乗る。

 

「常軌を逸した戦法に・・・たった一隻で、10隻の艦隊を消し去るとは・・・まさに狂気と言うべきか」

 

平壌艦長は、沈んでいく平壌を見ながら呟くのであった・・・

大和は、北朝鮮艦隊の乗員を全員救助した。数日後、北朝鮮艦隊の乗組員全員は、北朝鮮に送還された。

幸い講和で事を抑えることができ、戦争に発展することはなかった。

 

 

「とまぁ、あの出来事を境に俺はそう呼ばれるようになったんだ・・・俺は、この渾名に納得してないけどね」

(大和一隻で・・・確か、横須賀女子の宗谷校長も大和一隻で武装船団を殲滅して「来島の巴御前」と呼ばれている・・・でも秋津さんは、海軍の艦隊相手に・・・秋津さん、宗谷校長よりすごい人かも知れない・・・)

 

平賀は、秋津がどれ程すごい人なのかを知った。ブルーマーメイドでは、真雪が大和一隻で武装船団を殲滅した。だが、秋津が大和一隻で殲滅したのは、武装船団ではなく。一国の海軍の艦隊である。

 

「もうこんな時間か・・・平賀さん、そろそろ部屋に戻らないと・・・うっ!?」

 

秋津は、平賀に部屋に戻るように言った瞬間。平賀は、秋津の唇を奪う。しかも大人のキスをしてきた。秋津は突然の事に驚が、すぐに受け入れる。キスをやめて平賀は、秋津に言った。

 

「秋津さん・・・今日、私と一緒に寝てくれませんか・・・?」

「ん?一緒に寝る?・・・別にいいけど・・・あ、だから服を持って来てた訳か」

 

秋津は、平賀と寝ることを了承する。

秋津は、ベットに寝転ぶ。平賀が服を脱いでいたため、秋津は背を向けた。次の瞬間。秋津は、平賀に仰向けにされた。秋津の目には、生まれたままの姿の平賀がいた。秋津は顔を赤くする。

 

「平賀さん!?なんちゅう姿してるんだ・・・早く服に着替え・・・/////」

「だって、一緒に寝るって言ったじゃないですか?」

「はぁ?(一緒に寝るってそっちの事だったんか!?)」

 

秋津は、一緒に寝るの意味を知り内心驚く。

 

「ちょっと待った・・・さすがにここでは・・・」

「いいじゃないですか・・・私達、恋人同士なんですから・・・/////」

「はぁ・・・わかったよ、今日は一緒に寝よう」

 

秋津は、最初は抵抗したものの平賀の言葉を聞いて、受け入れた。平賀は、あの勘違いからずっと秋津に早く抱かれたいと言う気持ちがあり、今夜が、そのチャンスとみて秋津の部屋に来たのだ、最初からそれが目的たったのだ。

 

そして、二人の身体は交じり合い、聖なる夜を過ごすのであった・・・

 

 

 




秋津と平賀、やっちゃいましたね。それにしてもそっち系は、書くのが難しいですね。

誤字、脱字や変なところがあると思いますが、ご容赦ください。


次回もお楽しみに!

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