ハイスクール・フリート マーメイドと海の男達   作:SNAKE金城

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何か最近ハリウッド映画は、怪獣映画を多く作ってるような気がします。


それではどうぞ!


第6話 播磨VSアドミラル・シュペー

 

播磨と晴風は、ドイツからの留学艦、アドミラル・シュペーの砲撃にあい。現在シュペーから逃走中である。

 

「シュペー!速力を上げました。こちらを追撃してる模様!!」

「追撃してくるか・・・」

「艦長、シュペーの主砲は、28.3センチ砲を搭載しています。駆逐艦である。晴風に一発でも当たると、とんでもないことになります。」

「・・・晴風と通信を繋げ!」

 

その頃、晴風も追撃してくるシュペーから逃げるのに必死であった。幸子は、タブレットを見てシュペーについての詳細を伝える。

 

「シュペーは、基準排水量12,100トン。最大速力28.5ノット。28センチ主砲6門。15センチ砲8門。魚雷発射管8門。最大装甲160ミリと、小型直教艦と言われるだけあって、巡洋艦並みのサイズに、直教並みの砲力を積んでいます!」

「着弾!!」

 

シュペーから放たれた砲弾が晴風の周辺に着弾した。納沙は、説明を続ける。

 

「主砲の最大射程は、約36,000メートル。重さ300キロの砲弾を毎分2.5発、発射可能で・・一発でも当たれば一瞬で轟沈です・・まぁ、15センチ副砲でも、うちの主砲よりも強いんですけど・・・」

「砲力と装甲は、向こうが遥かに上・・・」

 

幸子の説明を聞きましろは、晴風よりシュペーの方が装甲と武装では、遥かに上という。

 

「こっちが勝っているのは、速度と敏捷さだけ・・・」

「このまま、機関全開にし続けたら完全に壊れちゃうよ~」

 

晴風は、さるしまのこともあり、機関はあまり良好とは、言えなかった。出せる速力も限られている。

 

「魚雷撃って足止める?」

「魚雷は、さるしまの時に撃ってから一発も無いんじゃないのか?」

「ああう!そうだった~!!」

 

西崎は、魚雷で足を止めることを提案するが内田がさるしまの時に撃ってから無いんじゃないのかと指摘され、西崎は、頭を抱え叫んだ。

 

「こっちの砲力は?」

「70で5・・」

「7,000で50ミリ・・シュペーの舷側装甲は?」

「80ミリです」

「30・・」

「30まで寄れば抜けるのね」

「ちゃんと会話が成立してる」

 

西崎は、この会話を聞いて会話が成立していることに驚いた。内田は、少し苦笑いしていた。

 

「これが、艦長の器ってやつですか~」

「そんなわけないだろ!」

「いや・・・案外そうかもしれないね・・・・」

 

幸子の言葉にましろは、否定するが内田は、案外あるんじゃないかと言う。

 

「マロンちゃん!出し続けられる速度は?」

「第4戦速まで、でぇい!」

「第4戦速・・・27ノットか・・・」

「確か向こうの最大戦速は、28・・・ほぼ一緒か・・・」

「どうしたら・・・」

 

艦橋では、どうしたらこの危機を乗り越えられるのか必死に考えていた。すると艦橋の無線電話がなった。幸子が対応した。

 

「内田さん、秋津教官からです」

「自分に?」

 

そう言うと幸子は、内田と代わる。 

 

「内田です・・・はい・・・・はい・・・了解しました!」

 

内田は、受話器を無線電話に戻すと真剣な面持ちで艦橋にいる全員に伝える。

 

「晴風は、シュペーの射程外まで退避せよと秋津教官の指示だ・・」

「秋津教官は、何をするきですか?」

 

ましろは、内田に秋津は、何をするのかと聞く。

 

「秋津教官は、シュペーと戦うつもりだ」

「何を言っているんです!そんなことをしたらさるしまの時と同じになります!」

「秋津教官は、シュペーの足を止めるために攻撃をする」

「これ以上やったら、本当に反乱になってしまいます!!」

 

ましろは、反対する。それを聞いた内田は、眉間にシワを寄せた。そしてましろに向かい。

 

「じゃあ君ならどうする!このままでは、怪我人が出るんだぞ!副長なのに、そんなこともわからんのか!!」

 

内田は、ましろに怒鳴った。怒鳴られたましろは、一度「ハッ」となりながらも、すぐ下に俯く。艦橋ではシュンとした空気が流れた。

 

「晴風は、シュペーの射程外まで退避!艦長・・」

「わかりました、内田さん・・・鈴ちゃん!取舵一杯!」

 

晴風は、シュペーの射程外まで退避していく。播磨でも、晴風が退避していくところを確認した。

 

「晴風!退避していきます!」

「よし、久しぶりに一戦交えようか」

「艦長、相手は学生艦ですよ、撃沈しないでくださいね!」

「わかってるって、おやっさん・・心配しないでくれよ」

 

金城は、秋津に間違っても沈めては、いけないと釘を刺す。するとシュペーは、晴風に対してまた発砲した。

 

「っ!?・・晴風の3番砲に被弾!!」

「クソ!主砲は全自動で人がいないから大丈夫だとは、思うが・・・急いでこちらに気を引き付けないと・・・」

 

すると見張りが何かを発見した。

 

「アドミラル・シュペーから小型艇が!晴風に向かっている模様!!」

「何!?」

 

シュペーから小型艇が出てきた。その小型艇は、晴風に向かっていた。だがその小型艇は、何故か味方である筈のシュペーから、砲撃を受け、そして進んだ先に着弾し小型艇の乗員は、海におとされた。

 

「小型艇の乗員が、シュペーの攻撃を受け。海に落ちました!!」

「味方を攻撃しているのか?」

「その乗員の救助は、晴風に任せよ!俺たちは、こちらに気を引き付けながら、シュペーの足を止める!!」

 

播磨は、対水上戦闘の態勢に移る。

 

「主砲1番、2番。模擬弾装填!3番には、1門だけ貫通弾装填!」

「主砲1番、2番模擬弾装填!3番貫通弾装填!」

 

秋津の指示を砲術長が伝声管で射撃指揮所に伝える。

播磨の主砲は、装填から射撃まで全てこの射撃指揮所で行われている。3番砲に装填されている。貫通弾とは、その名のとうり、貫通力を重視した砲弾である。弾には、火薬はなくただ船体に穴を開けるだけの弾である。

 

「1番から3番砲!装填完了!!」

「1番、2番!シュペーの周りに着弾させろ、まず播磨に気を引かせろ!!」

「仰角○○度、誤差修正・・・発射準備よし!!」

「1番!2番!攻撃始め~!!」

「1番、2番。撃ぇ!!」

 

ドゴオォォーン

 

砲術長の合図で、播磨の51センチ主砲が轟く。51センチ主砲から放たれた模擬弾は、シュペーの周りに着弾し大きな、水柱を上げる。するとシュペーは、晴風から播磨へと、目標を変える。

播磨の51センチ主砲が放たれた瞬間を見た。晴風の生徒たちは、唖然としていた。そんな中で一番テンションが上がっていたのが西崎である。

 

「すごい!すごい!あんな主砲一度でも、いいから撃ってみたいよ~!!」

「あんまり、はしゃぐな!」

「始まるぞ・・・」

 

内田は、不適な笑みを浮かべながら言う。

 

「何が始まるんですか?」

「「海の侍」の戦いが・・・」

「海の・・侍?秋津教官のことですか?」

「そうだ・・・」

 

内田は、幸子の質問に終始、不適な笑みを浮かべながら答える。すると明乃が。

 

「シロちゃん・・・」

「宗谷さんもしくは、副長と読んでください」

「ここ、任せていい?」

「はっ!?」

 

ましろは、明乃の言葉に声を上げる。すると明乃は、艦橋を飛び出す。

 

「みんなは、ここにいて・・ココちゃん、甲板に保険委員の美波さんを読んでおいて」

「何を・・・っ!まさか・・・」

 

ましろは、明乃の元へ向かう。

 

「何で、敵なのに助ける!」

「・・・敵じゃないよ・・・」

「え・・・」

「海の仲間は・・家族だから・・・」

「ハッ・・・」

「言って来るね」

 

そう言うと明乃は、ましのに被っていた艦長帽を渡す。ましろは、明乃の艦長帽を受け取った。明乃は、小型艇から落ちたシュペーの乗員を救出に向かった。

播磨では、シュペーの周りに模擬弾が着弾したことを確認した。

 

「シュペーの舷側付近に着弾!!シュペー!標的をこちらに変えます!!」

「よし!小型艇から落ちた乗員は?」

「現在、晴風艦長の岬さんがスキッパーで救出に向かいました!」

「うむ!・・・3番砲!シュペーの後部甲板を狙え!シュペーのスクリューシャフトを破壊する!!」

 

秋津の指示で射撃指揮所にいる砲雷科員たちは、急ぎシュペーの後部甲板にあるスクリューシャフトの方に狙いを定める。

 

「発射準備よし!!」

「攻撃始め!!」

「撃ぇ~!!」

 

播磨の3番主砲から、一発の貫通弾が放たれた。貫通弾はシュペーめがけて飛翔していく・・・そして

 

「シュペーの後部甲板に命中!!シュペー速力低下!!」

「よし!小型艇の乗員の救出は?」

「完了しています!」

「よし、最大戦速で当海域を離脱する!!晴風にも全速で離脱するよう伝えろ!」

「了解!」

 

播磨は、最大戦速でシュペーがいる海域から、離れていく。晴風にも、秋津の指示により最大戦速で、海域を離脱すると言い、明乃は機関長の麻侖にお願いする。

それを聞いた機関室の生徒たちは、落ち込んだ。

 

「ぶっ壊れちまうよぉ~!」

 

麻侖は、涙目で言うと黒木も全くだ、と言うような表情をした。

時刻は夕方、明乃は、シャワーを浴びた後、医務室に向かった。医務室には、小型艇から落ちたシュペーの乗員がベットとで横になっていた。

 

「美波さん・・・」

 

明乃は、ドアをノックし医務室に入る。

 

「艦長・・・」

「どーお?」

「外傷は、ない。脳波も正常・・後は、意識が戻るのを待つしか・・・・」

「そっか・・・ありがとう、私見てるから美波さん、食事してきて」

「感謝、極まりない・・」

 

明乃は、そう言うと美波は、お礼を言い医務室を出る。明乃は、ベットで横になっているシュペーの乗員を見て、微笑んだ。そして晴風の食堂では、待ちに待ったカレーが、食べられることに生徒たちは喜んだ。

 

「さぁ~・・・食べてよ~!」

 

美甘がそう言うと、かわいく盛られたカレーが出てきた。

 

「これが、晴風カレー」

「やっと食べられますね~」

「かわいく盛られてるね~」

 

知床と幸子は、晴風カレーを見て言う。内田は、かわいく盛られたカレーを見て思わず微笑む。

 

「・・・・うまい!・・・」

 

一番喜んでいた立石は、晴風カレーが相当うまいのかがっつく。

 

「甘がちだけど、コクがあります」

「ブルーベリージャムを隠し味に入れてるから」

 

幸子は、晴風カレーの感想を言う。周りでは、美味しいと言う声が飛び交う。それを厨房で見ていた。杵﨑姉妹のほまれとあかねが喜んでいた。

そんな中、内田は、黙々と晴風カレーを食べていた。内田の感想が一番気になる美甘は、内田に聞いた。

 

「内田さん、どうですか?晴風カレーは?」

「うん、美味しいよ。納沙さん言ってたように甘がちでは、あるがコクがある。また隠し味にブルーベリージャムを使っていた事には、驚いたね」

「良かった」

 

内田の感想を聞いて美甘は、喜ぶ

 

「だけど、播磨のカレーには勝てないね」

「えぇー」

 

内田の言葉に美甘は、少し落ち込む。

 

「播磨のカレーってそんなに美味しいんですか?」

「うぃ」

 

幸子は、播磨のカレーはどれ程、美味しいのかと聞いた。立石は、目を輝かせて内田を見る。

 

「ああ、日本一と言ってもいいよ!まず、播磨にいる炊事担当の人がとんでもない人だからね」

 

その頃、播磨の食堂では、

 

「おかわり貰えるか?」

「艦長、これで3杯目ですよ・・・」

「いや~北条が作るカレーは、最高だな~!!」

「ありがとうございます」

 

こちらもカレーで盛り上がっていた。すると、通信士官が食堂に慌てて入ってくる。

 

「艦長!!」

「どうした、通信士官?」

「先ほど、通信室から非常通信回線が来ました!」

「何、どこからだ?」

「学生艦、武蔵からです」

「武蔵だと・・・おい、その皿片付けてもらえないか?」

「わかりました」

 

そう言うと秋津は、通信士官と共に通信室へ向かう。

この武蔵からの非常通信回線は、晴風でも受け取っていた。明乃は、ましのに呼ばれ艦橋に来る。

 

「シロちゃん、どうしたの?」

「非常通信回線が!」

「どこから!?」

「・・・武蔵からです」

「武蔵・・・」

 

明乃は、無線電話で通信内容を聞く。

 

《こちら武蔵…こちら武蔵…》

「もかちゃん!?私、明乃。どうかした、何かあったの!?」

 

明乃は、必死に呼び掛けるが非常通信であるためか、応答しない。

播磨でも、秋津が通信室でこの通信内容を聞いていた。

 

《非常事態発生…至急救援を…現在、アスンシオン島北西…アスンシオン島北西…至急救援を…至急救援を……》

 

「内容は、以上です」

「アスンシオン島北西?北マリアナ諸島の島ですね・・・」

「何故、そんなところに・・・」

「かつて日本が統治していた島でアッソングソン島とも言われています」

「やはり・・・この海洋実習で、なにかが起きているな・・・」

 

播磨では、何故、武蔵がそんなところにいるのかと議論していた。秋津は、この実習で何かが起きていることを悟った。

 

武蔵からの非常通信。まだ疑惑が晴れない反乱。

これから、播磨と晴風は、どうなるのか。

それは、誰も知らない・・・・

 

 

 





播磨とシュペーを戦わせてみました!ちなみにシュペー史実では、自沈しています。詳しくは、Wikipediaで

誤字、脱字や少し変なところがあると思いますが、ご容赦ください。


次回もお楽しみに!
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