【もしもボックス】のび太「もしも僕が愛されていたら」×出来杉「もしも僕が女の子だったら」   作:猫の頃

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出来杉君の物語です。


2話”もしも僕が女の子だったら”

それは、いつもと変わらない日々・・・

 

 

「出来杉!!今回も百点だ!相変わらずよく頑張っているなあ・・・それに比べてのび太ときたら・・・」

 

 

いつもと同じ言葉・・・

 

 

「お、出来杉じゃねえか。」オーイ

 

 

「おいやめとけ。あいつを野球に誘ったら、いつも入った方が勝っちまうからつまんねえんだよ(小声)。」

 

 

「まじか(ボソッ)。・・・ごめんな出来杉。野球はもう定員オーバーなんだ。」

 

 

「・・・いや、大丈夫だよ。また今度誘って。」

 

 

「おう」

 

 

 いつもと変わらない放課後・・・

 

 

「すごいわ出来杉さん!良かったらこれから私の家で、お勉強を教えてくれないかしら。」

 

 

「もちろん良いよ。あ、良かったらのび君も一緒にどうだい?」

 

 

 「・・・いや、僕はいいや・・・。二人で楽しんできなよ」ムスッ、ダッ

 

 

「あ、のび君!」

 

 

「のび太さん・・・どうかしたのかしら。出来杉さん、はやく行きましょ。」

 

 

「あ、ああ・・・」

 

 

 いつもと変わらない、退屈な日々・・・

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

静香さんの家からの帰り道、

ちょうど皆(のび太、ジャイアン、スネ夫、静香)がよく集まっている団地の所を歩いていた所・・・

 

 

「ん?、何だこれ。」

 

 

 何か白い半円形の布?らしきものを見つけた。

 

 

「これは、ドラえもんのポケット?」

 

 

 なぜこんな所に?

 

 

「とりあえず、のび君の家に届けに行かないと・・・」

 

 

 でも、今から行ったんじゃうちの門限に間に合わないな・・・

 

 

「明日学校で返そう。」

 

 

 そう思い、僕は改めて帰路についた

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 思えば、これが始まりだったんだろう・・・

 

 

「ふぅ、とりあえず今日の分の宿題と、予習復習はこれで大体片ずいたっと。」

 

 

 まだ、ご飯の時間まで余裕があるな・・・

 

 

「ん、これは」

 

 

 明日のび君に返す予定の【スペアポケット】・・・

 

 

「これってどういう原理なんだろ。」

 

 

 実は前々から興味があった僕は、気づけばポケットの中に手を入れてしまっていた。

 

 

「なんだか変な感覚だな、まるでポケットの中が、別の空間になっているみたいだ。」

 

 

 しばらくポケットの中で探っていた僕の手が、何かにあたった。

 

 

「これは、電話ボックス?」

 

 

 ポケットの中から引き出してみると、その電話ボックスの名称と使い方が、頭の中に浮かんできた。

 

 

 「【もしもボックス】・・・これは・・・」

 

 

 ・・・使ってみようかな・・・

 

 

「いや、だめだ。そんなこと。」

 

 

 すぐに直せば分からないさ・・・

 

 

「・・・」

 

 

 気づけば僕は、【もしもボックス】の中に入ってしまっていた。

 

「何を願おうか・・・」

 

 

 勉強しなくてもテストでいつも満点?大金持ち?モテモテハーレム?

 

 

「なんかしっくり来ないなぁ。」

 

 

 勉強しないで取る百点なんて、なんの価値もないと僕は思うし、金に目が眩んで失敗してきた人達のことも本でよく読んできた。

 

 

 ・・・何故か、女の子にモテたいとはあまり思わない。

 

 

「ははっ。こんなに何も思い付かないなんて、僕はなんて枯れた奴なんだ・・・」

 

 

 ふと脳裏に浮かんだのは、楽しそうに笑っているのび君。

 

 

「君は本当に、いつも楽しそうだよね。」

 

 

 勉強が出来なくて、運動が苦手でも。

 

 

 僕は一度、君が本気で努力しているのを見たことがある。

 

 

 僕が敵わないと思ったのは、実はあれが初めてだったんだ。

 

 

「そんな君に、僕は・・・」

 

 

 気づいたら僕は、受話器を手にしていた。

 

 

「【もしも僕が、女の子だったら】(小声)」

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 ピーッピーッピーッ

 

 

「な、なんだ?」

 

 

 エマージェンシー!エマージェンシー!

 

 

「他機トノ異空間衝突(イクウカンショウトツ)ヲ確認」

 

 

これは、なにか問題が起きたのか?

 

 

「空間パラドックス回避ノ為、共鳴(シンクロナイズ)ヲ強行シマス。」

 

 

息が荒くなり、足がふらつく

 

 

「とりあえず、ここから出ないと・・・」

 

 

 僕が急いでドアを開け、外に出ようとした途端。

 

 

共鳴(シンクロナイズ)、成功」

 

 

 そんな声とともに僕は意識を失った・・・

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 コッケコッコー!チュンチュンチュン

 

  

「う、うーん・・・」

 

 

英奈(えいな)ー?起きたー?そろそろご飯よー」

 

 

「うん、今から行くよー。」

 

 

 

 -今日も()の1日が始まる-

 




疲れたー(´・ω・`)
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