ある男の飛竜戦艦   作:ゴロゴロ鼠

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第15話

□皇都郊外・〈叡智の三角〉本拠地

 

動く〈マジンギア〉の音・何かが爆発したような音・メンバーの叫び声

 

「相変わらずだな」

 

『そうですね』

 

「あ!アルストさん帰ってきたんですね、どうでしたか?」

 

「はい、目的も達成しておまけに〈UBM〉を二体倒して特典武具を手に入れました」

 

「へえ~特典武具を二つ・・・はあ!?」

 

「特典武具が何だって?」

 

「あ、アルストさんお帰りなさい」

 

そのメンバーの驚きの声にアルストに気付いていなかったメンバーがアルスト達の方を見る

 

「いえ、誰か私の相手をしてくれませんか?新しい特典武具を試してみたいんです」

 

アルストは【ティラントー】を出し右腕と左腕の部分に付いている二つの特典武具を見せる

 

 

結果として思った以上の性能がこの特典武具にはあった。インレイトは〈UBM〉の時と同じように炎・雷・猛毒を出すことができた、エステンクの方も似たような感じだったが一つ、俺が知らなかった能力が一つあった

 

「外からの攻撃無効化、か」

 

クランのメンバーに離れた相手を直接攻撃できる〈エンブリオ〉の〈マスター〉がいてその人が結界を張っているティラントーを結界の外から攻撃したのだが変化は無かった

 

「しかし、ピンポイントに欲しい特典武具が出たんじゃないですか?アルストさん」

 

アルストの隣に立っていたドララガンがそういうとアルストは笑いながら答える

 

「ええ、目的は杖の調達だけだったのですがまさかこの二つも同時に手に入るとは、これで【ヴィーヴィル】の完成にまた一歩近づきました。そろそろあれを作るのを視野に入れた方が良いかもしれません」

 

「あれとは?」

 

「魔力変換機関です」

 

「アルストさん、そこから作るんですか?」

 

「もちろんです、【ヴィーヴィル】を作る為には最高の魔力変換機関を作らなくては、既存の変換機関では【ヴィーヴィル】の性能を完全に発揮できないかもしれません」

 

アルストはアイテムボックスから一つの〈マジンギア〉を出す

 

「これは?」

 

「前に一回だけ作ってみた変換機関を積んだ〈マジンギア〉です、テストをしていなかったので見ておこうと思いまして、ヘスティア」

 

『はい!』

 

〈マジンギア〉と融合したヘスティアは直ぐに生成したMPを〈マジンギア〉に送り込んで動かし、それをアルストが外から確認すると

 

「駄目ですね」

 

「駄目ですか」

 

「はい、あれでは変換効率が悪すぎます、【ヴィーヴィル】は空を飛ぶ鉄の塊、いくらヘスティアがMPを生成する〈エンブリオ〉でもMP消費は抑えたいのです。やはり新しい魔力変換機関を作るしかありませんね」

 

「面白そうな話をしているねぇ」

 

「オーナー」

 

「実は私も新しい魔力変換機関を作ろうと思ってねぇ、君も協力してくれないか」

 

「勿論です」

 

「君ならそう言うと思ったよ」

 

こうしてアルストは遠くない未来にフランクリンと協力し新しい魔力変換機関を作ることに成功した

 

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