「さて、ここで待っていればいいのかな」
アルストは落ちてきた場所でゲームに誘ってくれた友人を待っていると
「おーい」
「ん?」
アルストが声のした方に振り向くと一人の男がアルストに近ずいてきた
「よお、相変わらずその名前使ってんだな、アルスト」
「そういうお前もだろ、ぶーらんたん」
「まあな。付いてこいよ、ジョブクリスタルが有る所まで連れて行ってやるよ」
「ジョブクリスタル?」
「ああ、ジョブクリスタルでジョブを取らないといつまでもレベル0のままだからな。なりたいジョブとかあるか?」
「とりあえず機械を作れるジョブがいいな」
「じゃあ【
「ぶーらんたんは何のジョブに就いたんだ?」
「俺は【
「ティアン?」
「NPCの総称だな、ここ等へんに居るのもほとんどティアンだぞ」
「へ~」
辺りを見れば全員本物の人間の様に話たり笑いあったり喧嘩をしている者もいる。これが全員NPCとは
「すごいな・・・このゲーム」
「だろ。さあ着いたぜ、ここでジョブに就くことが出来るんだ。ここで待ってるから早く【技師】に就いてこいよ」
「分かった」
アルストが【技師】のジョブに就き戻ってくるとぶーらんたんが自分のアイテムボックスの中から右手に付ける篭手の様な物を取り出しアルストに渡した
「これは?」
「お前の初インの記念と思ってくれ、俺は使わないしな」
アルストが篭手を見てみると
【ビームガントレット】
防御力補正+20
装備スキル
《ビーム・キャノン》
MPを消費して手のひらからビームを放つ 。
「ちなみにそれ、MP10消費して1ダメージ位の威力しかないで秒間MPを消費すればビームを出し続けることもできる」
「・・・使えなくない?」
俺まだレベル1でそんなにMPは無いぞ
「まあ、消費するMP増やしたらダメージも増えるから」
「ダメージが増えてもすぐMP切れになるし、当分使えないぞ」
今ありがたいの防御力補正だけじゃん
「まあそんな事言わずに一回そのスキルの確認をしてみないか?」
「確認?外に出るのか?」
「外にはいかない。もしモンスターに囲まれた大変だからな」
明らかに戦闘職じゃ無いもんな、【技師】と【整備士】って
「じゃあ何処で確認するんんだ?」
「付いて来いよ」
――――
「ここは?」
「ここは武器や魔法の練習をする所だ。ちなみに入場は一人100リル」
二人は受け付けに200リルを渡し、中に入っていく
「結構人がいるんだな」
「自分で製作した武器の確かめに来てるんだろ、俺もそうだ」
ぶーらんたんはそう言ってアイテムボックスから武器を取り出す
「お前はこの辺りでスキルの確認をしててくれ、俺は向こうでこいつを確かめてるから何かあったら俺の所に来てくれ」
「ああ、分かった」
ぶーらんたんが行くとアルストは近くの的がある所に行き、【ビームガントレット】を付けた右手を的である鎧に向け撃つ
「・・・やっぱ弱いな」
鎧はビームを受けたが傷一つ付いていなかった。
「まあ1ダメージだししょうがないか」
アルストがもう一度撃とうと右手を構えて
「・・・ん?」
左手が光っている事に気が付いた
□【整備士】ぶーらんたん
「やべえやべえ、武器の確認に夢中になってあいつの事忘れてた」
ぶーらんたんは急いでアルストと別れた所に向かう
「ん?何か騒がしいな」
アルストが居るはずの近くに行くと周りが何かを話していた
「あ、あれか・・・!?」
アルストを見つけ、近づくと、この騒ぎの原因が分かった
「あの的になってる鎧、《ダメージ軽減》スキル付いてたよな」
「ああ、しかも信じらんねえ。使ってる武器【ビームガントレット】だぞ」
そう、【ビームガントレット】を知っている者は驚き、《看破》のスキルを持っている者はもっと驚く。【ビームガントレット】で、秒間最低10MPを消費する攻撃を出し続けダメージ10以下を0にする鎧を壊している
「お、おいアルスト」
「ん?おおぶーらんたん、もう終わったのか」
「あ、ああこっちは終わったけどお前どうやって。あの鎧壊したってことは最低100MPを数秒出してたって事だろ」
いくら【技師】のステータスがMPが多い方だとしてもレベル1で数百もMPは無い
「それはお前と別れた後孵化したんだよ」
「孵化したって、<エンブリオ>か?」
「ああ、こいつが俺の<エンブリオ>【機構炉心ヘスティア】だ」
アルストは左手の炎の紋章と自身の球状のエンブリオを見せながら言う
はい!早速エンブリオ登場です。能力等は次回!