ある男の飛竜戦艦   作:ゴロゴロ鼠

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設計王の奥義を変えました、他のジョブの奥義を見てたら弱いと思ったので。

奥義《完全なる設計》→《設計》レベルEX

奥義《機巧解析》


第26話

「・・・ふう、やっと終わった」

 

ドラグイーターを倒して十日後、アルストは皇都に戻る前に一つの手土産を作っていた

 

『マスター、完成ですね』

 

「ああ、これを持って帰れば皆喜ぶぞ」

 

アルストが十日かけて作った物、それは動力炉の設計図だ。アルストのジョブの【設計王】には《設計》レベルEXとは別に他のジョブと同じように奥義が存在する、それが《機巧解析》対象が人工物であればそれの設計図やアイテム説明等が分かる、【大教授】の奥義の人工物バージョンだと言えば分かりやすいだろう。

 

「しかし疲れた、対象が複雑であればあるほど時間がかかるからな。さすがフラグマン」

 

『発動中は対象を見続けなければならないですしね』

 

「ああ、途中までの解析結果が残るのは助かったな」

 

アルストが外に出るとこの動力炉がある塔の警備をしていたティアンが道を開けて頭を下げる

 

「〈マスター〉様、もうよろしいのですか?」

 

「はい、すみませんこの街の大切な物なのに塔の中に入れてもらって」

 

「あなた方のおかげで動力炉も盗まれずしかも封印されていた〈UBM〉まで倒してくださったのです、上の許可も出ていますのでこのぐらいかまいません」

 

「終わったのか」

 

「ベルドルベルさん、ライトさんも、まだこの街に居たのですね」

 

「私はもう急ぐ用事も無いので、貴方への挨拶を済ませたら各地を旅してみようと思います」

 

「私は君に頼みがあってね」

 

「何ですか?」

 

「君はこの後皇都に戻るのだろう?ならば私も一緒に連れて行ってはくれないか」

 

「・・・皇都に何の用ですか?」

 

「何、私の目的を達成するには皇都、〈叡智の三角〉に居たほうが良いと判断したのだ。安心してくれ、君たちの戦艦を盗もうなどとは考えていないし駄目なら歩いていく」

 

「・・・分かりました、どうぞ乗ってください。クラン入会は私には何も言えないのでそこは自分でオーナーと話し合ってくださいね」

 

「助かる」

 

『・・・マスター、良かったのですか?』

 

「《審議判定》は反応しなかったしあの人の事はこの間の戦闘で分かった、ラインハルト様も超級職の<マスター>を自国の戦力に数えられるなら文句ないだろう」

 

(まあ一応【契約書】は書いてもらうが)

 

「では皆さん、お元気で」

 

「ライトさんも」

 

その後アルストはクルトの家への挨拶を終えるとベルドルベルと一緒に皇都に戻った

 

 

 

 

 

その後ベルドルベルは〈叡智の三角〉のメンバーになり二次創作部の土下座での頼み込みで〈魔神機甲グランマーシャル〉のBGMと主題歌を作曲しクランメンバーと良好な関係を築いていた

 


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