「・・・ん?」
ぶーらんたんが戻ってくる少し前。左手が光ったと思ったら光は消え、代わりに左手で、鉄球の様な物を持っていた
「これは、<エンブリオ>か?」
アルストは何か書いていないかと『詳細ステータス画面』を見ると『<エンブリオ>』という項目が増えていた
【機構炉心ヘスティア】
TYPE:チャリオッツ
到達形態:Ⅰ
『保有スキル』
《燃料化》
手持ちの物を
《燃え上がる炉》
秒間MPを12生成し融合した機械に配給する。12秒毎に生成するMPを12増やす(最大生成MPは120)。
一度融合を解除すると生成するMPはリセットされる。
燃料化で貯蔵したリソースを使い、消費したリソースの時間、生成するMPを増やすことが出来る
「これが俺の<エンブリオ>か」
後でぶーらんたんに聞いた話だが『ステータス補正』が無いのは珍しいらしい
「とりあえず、この《燃料化》ってのを使ってみるか」
チュートリアルの時に貰った剣をヘスティアに近づけてみると、剣は粒子になってヘスティアに吸収され、ステータス画面を見てみると《燃料化》の所に10という数字が出ていた
「じゃあ次は《燃え上がる炉》か、融合ってどうやるんだ?」
ヘスティアを【ビームガントレット】に近づけると篭手の表面が水のように波打ち、ヘスティアが中へ入って行った
「機械にヘスティアを近づければいいんだな」
篭手の中央部分が少し光、一瞬篭手全体に光の線が出ると目の前にウィンドウが出てきた
「これは」
そこには現在ヘスティアが生成しているMPの量が書いてあった。融合すると自動的にこのウィンドウが出るらしい。
「あ、12増えた」
ウィンドウに映るヘスティアの生成MP量が増えた後、ウィンドウの隅の『燃料』と書いてあるボタンを押すと使用する燃料の量をどうするか書かれていたので今持っている10ポイントを選択すると確認画面が出てきた。どうやら消費ポイント×12秒の間消費ポイント×1.2倍にしたポイント分生成MPを増すらしい。
「よし、もう一回撃ってみるか」
ウィンドウを確認すると今、ヘスティアは10ポイント消費して120秒の間、元の生成MP量+12MPで毎秒100MP以上を生成し、今も秒間生成MP量が増えている。
<エンブリオ>の確認が終わり、もう一度的である鎧に狙いを定め、ビームを打つと<エンブリオ>が孵化する前とは比較にならない勢いで鎧に当たり、鎧を破壊して見せた
「『燃料』分は最大生成MPに入らないみたいだな」
ウィンドウを見てみるとそこには秒間生成MP量が120で止まり、その横に(+12)と書かれていた
「お、おいアルスト」
「ん?おおぶーらんたん、もう終わったのか」
「あ、ああこっちは終わったけどお前どうやって。あの鎧壊したってことは最低100MPを数秒出してたって事だろ」
「それはお前と別れた後孵化したんだよ」
「孵化したって、<エンブリオ>か?」
アルストは【ビームガントレット】とヘスティアの融合を解除し、左手の紋章と一緒にぶーらんたんに見せる
「ああ、こいつが俺の<エンブリオ>【機構炉心ヘスティア】だ」