ある男の飛竜戦艦   作:ゴロゴロ鼠

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第33話

『!』

 

 

 

ヘスティアに攻撃を命じた瞬間、地上から無数の武器、魔法、〈エンブリオ〉の物と思われるスキルが飛んでくる

 

 

 

「・・・やれやれ」

 

 

 

しかしそれらは【ヴィーヴィル】にたどり着く前に全て【ヴィーヴィル】が張っている結界で防がれる

 

 

 

「俺は【破壊王】と戦いたいだけなんだがな」

 

 

 

アルストはこちらを攻撃してくる〈マスター〉の数を確認すると

 

 

 

「やれ、ヘスティア」

 

 

 

『イエス、マイマスター』

 

 

 

ヘスティアが返事をした瞬間、ヴィーヴィルの体に付いている〈マジンギア〉【アンキュローサ】が地上に向かって一斉に攻撃を放つ

 

 

 

「あれ?半分くらい残ったな、上級のマスターは流石に倒しきれないか」

 

 

 

それなら違う攻撃を、と考えていると先ほどのマスターたちの攻撃より強い攻撃が結界に当たる音が聞こえてきた

 

 

 

「!あれは」

 

 

 

下を見ると一人の〈マスター〉が銃から生物を生み出し、此方に向けて撃ってきていた

 

 

 

「〈超級殺し〉・・・だがその程度ではヴィーヴィルは」

 

 

 

【ヴィーヴィル】が〈超級殺し〉の方に口を開き、炎を吐こうとした時、フランクリンが居る所から凄まじい音が聞こえてきた

 

 

 

『マスター、あれを』

 

 

 

「!」

 

 

 

ヘスティアが映した映像には無数の砲撃を受けているパンデモ二ウムの姿があった

 

 

 

「そんな、パンデモ二ウムには人質が居ただろう」

 

 

 

『いえ、砲撃される前に人質は救出されたようです』

 

 

 

【ヴィーヴィル】に設置されている無数のカメラでパンデモ二ウムに人質の姿が無い事を確認してヘスティアは報告する

 

 

 

『パンデモ二ウムの上に敵〈マスター〉を発見、攻撃しますか?』

 

 

 

「やってくれ、間違ってもオーナーには当てるなよ」

 

 

 

『了解』

 

 

 

そう返事をした後、一体のアンキュローサが一人のマスター、レイに狙いを付け、魔法を放とうとした時

 

 

 

「!」

 

 

 

『下からの攻撃を確認、攻撃元は【破壊王】』

 

 

 

「弟に手は出させないってことか」

 

 

 

これではヴィーヴィルは【破壊王】の攻撃を防ぐことしか出来ない為、レイを攻撃できず、フランクリンと、彼を守ろうとしたユーゴ―がレイに倒され二人とも光の塵になってしまった

 

 

 

『フランクリン様とユーゴー様がやられました』

 

 

 

ヘスティアがそう言い終わると、今度は地上から此方を見ている【破壊王】が

 

 

 

「どうする、まだやるか?」

 

 

 

敵は破壊王以外にも沢山の王国のマスター、さらに闘技場にはフィガロなども居る

 

 

 

「・・・今回は帰るよ、ここで無茶をして【ヴィーヴィル】を失う訳には行かない」

 

 

 

アルストがそういうと【ヴィーヴィル】はドライフの方角に向けて動き始めた

 

 

 

「破壊王」

 

 

 

「なんだ?」

 

 

 

「今回は戦いはお預けだ、だが!次の戦争で俺はお前を倒して俺の【ヴィーヴィル】が最強の戦艦だと証明してやる!」

 

 

 

そういうとアルストは【ヴィーヴィル】の高度を上げ、雲の中へ消えて行った

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