ある男の飛竜戦艦   作:ゴロゴロ鼠

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少し早いですが皆様良いお年を~


第38話

「・・・はい?」

 

何故?それしかアルストの頭には無かった

 

「入らないかと言って置いて隙を見て0号機を奪ってキルする系?」

 

『違う正式な勧誘だ、【誓約書】を書いても良い』

 

《真偽判定》のアイテムが反応していないので嘘は言っていない

 

「何故だ?何故〈超級〉にもなっていない俺を?」

 

『もちろん正式加入では無くサポートメンバーからだがな。もちろん資金やアイテムも支給するし出来る限り俺とマキナ・・・【瑪瑙之設計者】が【ヴィーヴィル】や他の兵器の開発、改造を手伝う。お前の夢は【ヴィーヴィル】を作り上げ強者になる事だったな?【機械王】よりこちらの方が夢に近づけると思うが?』

 

『マスター・・・』

 

ラスカルの言う通り〈IF〉に入った方が今よりも【ヴィーヴィル】を強く出来る、しかし

 

「断る」

 

アルストは躊躇い無く勧誘を蹴った

 

『何故?』

 

可能性はあったがアルストが断る可能性は低かった、おまけに予想外の返事の速さにラスカルは理由を聞く

 

「確かに〈IF〉に入れば【ヴィーヴィル】は更に強くなるだろう、予想よりも早く」

 

『ならば何故?』

 

「寂しい」

 

『は?』

 

「確加入すれば【ヴィーヴィル】は更にパワーアップするだろう。だがそこに俺とお前だけは寂しすぎる」

 

『確かに賑やかではないだろう、だがそんな理由で夢への近道をあきらめるのか』

 

「夢に向かって仲間と喋りながら歩く、俺はそういうのも楽しむタイプのゲーマーだ」

 

『・・・そうか、残念だ』

 

「まだ戦うか?」

 

『メンバーにならないのなら』

 

「そりゃ残念」

 

ラスカルはマキナに指示を出し【ヴィーヴィル】への攻撃を再開した

 

「さっきの会話で時間を稼げたと言ってもラスカルが何を持っているか分からない以上結界の防御に頼るのは危険だな」

 

『あちらの機体とこちらの機体とでは搭乗者のジョブでこちらが圧倒的に不利です』

 

「・・・そうなんだよなぁ」←メインジョブ機体強化関係スキル0

 

【器神】には機械専用回復魔法のようなスキルが有る、相手は動力炉を積んでいるはずなのでこちらが持久戦をしても不利になるのはこちらだけ

 

「逃げるしかないか。どうやって逃げるか・・・」

 

単純に高度を上げて、というのは却下だ。他の奴らならそれでいいがラスカル達には全然意味がない

 

『毒はどうですか?』

 

毒か、確かに強化した毒をラスカルが吸えば隙が生まれるかもしれないが

 

『無理ですね、気体が入れるような隙間がある訳がありません』

 

「だよなあ」

 

あれの制作者はフラグマンの助手をしていた煌玉人、そんなミスを犯すはずがない

 

「どうするか」

 

『決断はお早めに。現在の機体性能では永久に攻撃を避けることができません』

 

アルストがのんきに話している間もラスカルは攻撃を続け0号機はそれを何とか避けていた

 

「あとどのくらい持たせられる?」

 

『1週間は』

 

「十分」

 

アルストはそういうとアイテムボックスから一つの黒電話を取り出した

 

ラスカルはアルストとの戦いが少し面倒になってきていた

 

「・・・2時間」

 

それはアルスト達と戦い始めて経った時間こんな長時間の戦闘は少なくとも〈マスター〉相手では初めてだった

 

「私の攻撃はほぼ避けられ相手の攻撃も当たらない、面倒ですね~」

 

「実弾はほぼゼロ。魔力式武器はあるがあれに届くレベルは扱いが難しい。チッ」

ラスカルは自身の〈エンブリオ〉の能力で複数の動力炉を持っているのでヴィーヴィルを破壊できるほどのMPを手に入れることは簡単である。しかしその動力炉は今自分が乗っている【紅縞瑪瑙】とマキナに使っているので高い威力の攻撃をするためにはどちらかのMP配給を少なくする必要がある。もちろんそんなことをすれば攻撃を避けることができなくなるからやらないが

 

「!!」

 

突然マキナが全速力でその場から離れる、急な行動にラスカルが何事か聞こうとすると

 

「!?」

 

先ほどまでラスカル達が居た場所が爆発し暴風が吹き凍る、当然【ヴィーヴィル】がやったことではない

 

「ご主人様下です!」

 

またもマキナが今いた場所から離れると先頭が鋭く回転している一隻の船が砂の下から出てきた

 

「何だこいつら、アルストの事は調べたがこんなことができる仲間がいると言う情報は無かったぞ」

 

ラスカルが考えていると船内から数十名の〈マスター〉が出てラスカルが乗る【紅縞瑪瑙】を上手くいったと仲間内で言いながら見下ろす

 

「〈IF〉のラスカル・ザ・ブラックオニキスだな」

 

『・・・お前らは』

 

「俺はクラン〈デザートカメレオン〉のオーナーをしているスコーピオン。まあ見たらわかると思うが、PKクランだ」

 

『名前カメレオンじゃないんですねー』

 

『黙ってろ。・・・どうやって俺の居場所が分かった』

 

「簡単な話だ、〈DIN〉で売ってた」

 

『・・・は?』『あ、ご主人様』

 

「〈DIN〉がお前の居場所・仲間の人数・攻撃方法の一部を売ってた」

 

『あいつら・・・!』『ご主人様』

 

今のラスカルはマキナの言葉をスルーし〈DIN〉への不満を漏らす

 

『今までもそうだあいつらに情報を売られ失敗、中断しなければいけない行けなかった計画がどれほどあるか。と言うかあいつらはどうやって俺がここにいることを知った?ここに来るまで誰にも見られていないはずだが』

 

『あの~ご主人様?ご主人様』

 

『何だ少し静かに『逃げてますよ?』・・・は?』

 

マキナが指をさす方向を見ると【ヴィーヴィル】はラスカルがスコーピオンに気を取られているうちに全速力でその場から逃げていた

 

『・・・ああ成程、アルストが〈DIN〉に情報を打ってこいつらをここまで連れてきたのか』

 

『なるほど~、さすがの私でも二組同時を無理ですからね~』

 

はっはっはと笑うマキナの後ろでラスカルは何も言わずゆっくりと椅子に深く座る

 

『あ、あのご主人様?』

 

「おい!俺たちを無視するなよ!!」

 

「そーだ!お前たちだけで俺たちに勝てると思ってんのか!?」

 

「余裕かましてんじゃねえぞ!《クリムゾン・・・『潰せ』『了解です!』」

 

ラスカルが本気で怒っていると感じたマキナは余計なことを言わずに行動に移す。誰だって二時間も面倒な戦いをさせられ相手が乱入者を呼んだ挙句に呼んだ本人が逃げれば怒る。

 

ラスカルが怒っていたからか、メンバーの一人が《クリムゾン・スフィア》を使おうとしたからか五分後にはラスカルの姿が無く〈デザートカメレオン〉は全員光の粒子となりそこには砂しか存在していなかった

 




〈デザートカメレオン〉の全滅理由、見方が《クリムゾン・スフィア》を使ったから。もちろん違いますけどね。



実は私最近久しぶりにハーメルンにログインしたのですが新着メッセージに最新は何時になるのですかと言うメッセージが来ていました。

素直に言います。え、何かうれしい私の更新全然していない小説を待ってくれる人がいるんだなって思いました。ですがこれをしたら最悪アカウントロックになる可能性も有りますのでお止めください。私的には別にいいのですが、出来るときは出来るし出来ないときは出来ませんと言うだけなので。

作品の方は未完で終わりにしようとは思っていません、戦争編も書きたいし。

ですが現実でやらなければいけない事が有るのですみませんが気長にお待ちください。
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