第41話
『煌玉人0号機 【
カルディナの遺跡にて発見、座標は下記に記入。現在遺跡からの脱出時に指名手配中の〈超級〉【
【翠玉之改造者】は名前の通り機械などの改造を得意としており、改造前と比較し性能は格段に上がる。しかし、それは素材を選ばなければの話。現在、皇国が安定して得られる素材アイテムでは【翠玉之改造者】が最良と考える改造案を実現させることはほぼ不可能、またはコストが掛かりすぎてしまう。
また、【翠玉之改造者】を見つけた時に頭部だけだったのが原因か対象が複雑、又は完成度が高い場合は現在の処理能力では改造できないとのこと。素材があれば現在の体を改造して自身の性能がアップできるとのこと。
尚、【翠玉之改造者】は名前が改造者だからなのか妹が機械を作れるように作られているからなのか【翠玉之改造者】は製作者であるフラグマンに【一から機械を作る】という行動にロックを掛けられている。
【翠玉之改造者】は自身も改造することが出来るので自身を改造すればこのロックは外れ機械を制作することは出来るようになる。しかし、製作は出来ても素材が無いと結局作れないのであまり意味が無い。そのうえ製作技術に自身のリソースを使うので改造の性能が落ちるのと同時にDEX特化型である【瑪瑙之設計者】には製造では絶対に勝てない。』
「とりあえずこんな物か」
「私の事を書いていますがどうしたのですか?」
「ラインハルト様への報告書だ、ヴィーラは今まで存在すら知られなかった煌玉人0号機だからな、改造者と言うのも含めて色々と気になるんだろう。もしあれを強化できるならこれからの王国の戦争で有利になるからな」
「あれ?」
「【皇玉座】だよ」
【皇玉座】とはドライフの皇都ヴァンデルヘイムに存在する兵器【皇玉座 ドライフ・エンペルスタンド】の事である。その威力はすさまじく、特殊な能力を持っていない限り【SUBM】すら一回の攻撃で倒すことの出来る可能性を持っている
「まあ、無理ですね。あれフラグマンが作った物ですし。少なくとも私自身を強化しないと出来るのか出来ないのかも分かりません」
「まずは遺跡を見つけて強化に必要な素材を見つけたいが・・・都合よく遺跡が見つかるかどうか」
□
「王国で遺跡が見つかったようです」
「行ってきます」
「待ちなさい」
どうやら行って来いと言う意味では無かったらしい。まあ【ヴィーヴィル】は勝手に動かせないので一人で行っても王国の〈マスター〉に瞬殺されて終わりなのだが
「あなたは先日のフランクリンの作戦で王国の関係者に顔を見られているのでうかつに行動は出来ないでしょう。あなたが行けば叔父上たちの身の危険になりますので直接〈遺跡〉内へは行かないでください」
「直接、とは?」
「誰にも知られておらず、戦闘力を持ち合わせた者がいるでしょう」
ラインハルトはそういってアルストの横に立っている者を指さした